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五月
パリ
マリー・キュリー、夫人と相対している。
夫人 「私はニューヨークで婦人向けの雑誌『デリニエーター』の編集長をしているW・B・メロニーと申します」
マリー 「雑誌はよく存じております。貴方が、ミッシーという愛称で親しまれていることも」
大きな目の笑顔のメロニー。
連れだって歩く二人。メロニー、小柄で足を少し引きずるようにして歩いている。
マリー、メロニーに微笑む。
ラジウム研究所
(メロニーの声) 「キュリー様がラジウムの入手を希望されていることはアメリカにも伝わっております。キュリー様は私どもの国でも女性のスターなのです。ですから私たちのスターのために、私どもの力を使って頂きたいのです」
(マリーの声) 「それが…」
(メロニーの声) 「それがラジウム一グラム寄贈の意味なのでございます」
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台本
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