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 私はガンダムシリーズの批評で、よく実在の事件として論じてる。でもshiwasu5さんとJIN さんの、
対話の論点は作劇であると理解し、当時の「富野の目論見」の推察から考えた方がいいと思う。前回、
ガンダムを終わらせるために<「アムロとシャアの決着」として単純化できない>物語を富野は、
求めたと指摘したが、実はより細かい論が必要で。

 ガンダムを終えるために反面教師としても参考にしたのはヤマトだった筈。沖田十三の復活という、
大抵の人は興ざめする設定を使い、古代進と森雪に託すことに成功したと私は理解。一方ガンダムは、
実はアムロやシャアの親世代はΖ以後、排除された。ならばアムロやシャアを先輩世代と定義し、
後輩世代に(劇として、思想、行動、思考を)受け渡せればガンダムは大団円を迎えることが出来。

 以上の経緯で考え出された人物がクェス、ハサウェイ、ギュネイと仮定すれば? 以後論じるのは、
クェスに限るが、富野の思惑としてはアムロやシャアに意見できるのは「親に反発する女の子」と、
劇中のクェスの言動から推察可能であり。しかし作劇、特に脚本作業で分かった筈だけどクェスは、
アムロとシャアに本当に(つまり戦場で)対峙するには小者過ぎと思うのですね。

 「主役」としては弱いが、単なる「存在」としては強過ぎるんですね。

 JINさんが正に指摘されたクェスの上記の特質、簡単に言えばアムロやシャアが社会人なのに、
クェス、ハサウェイ、ギュネイは「学生」と定義できるのですよ。ジオンの忘れ形見のシャア、
時の人となったアムロ、二人とも「役割を与えられた社会人」の特質を大袈裟にした人物。一方、
上記の若者三人、クェスとハサウェイは特に当初は「役割」から自由な存在と私は理解し。

 つまり初登場から役割を与えられた存在こそアムロとシャアと対決でき、更には仲裁できる存在と、
私は今になって理解を。「若い時分で役割」として私が思いつくのはやっぱりアイドル。さらに、
シャアの昔話をしてくれるのがアムロなら、ロンデニオンでのアムロからシャアへの乗り換えも、
全く別の意味、「危険な偵察」になり得たと。

 ならばハサウェイもアイドルとしてのクェスに見合う人生経験豊富な若者にする必要があり、
アムロとシャアの対立、対決を「不毛だ!」と一括できたという意味。しかし実際のフィルムでは、
クェスとチェーンの諍いに翻弄され、クェスの悲劇を目撃した後、チェーンに内ゲバの攻撃だけ。で、
作劇としても二つに分裂し、「一点に集中して終幕」という名作の基本を逃したと考えられ。

 でも作劇は歪でも当時の正直な富野の思想や思考があからさま思うので、作家としての富野の、
                                         と
「頂点」の映画と理解したく。五十年後も百年後も語り継げる一人の「思想家」の思い/想いの発露。
[4095gundam.txt]

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敢えて言うなら「予定調和の否定」でしょうか。

『Z』の時点で絶対性を失った、アムロとシャアの「決着」をなぜこの時点で行う事への必然が問題なんですよね。

(富野監督としてはインタヴューの一つで「映画としての出し物」に過ぎないとまで言い切ってますが。)

配役の面も含め、自分はクェスを「等身大の妖精」と提議しています。

2018/3/3(土) 午後 8:46 [ JIN ]

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> JINさん 前略 記事では書きそびれましたが、「Ζの再話だから」と私は解釈を。またファンに「初恋は終わりにしよう」と言った富野自身が(多分)一番二人に囚われていたため、殺して「卒業」する必要があったと推察。草々

2018/3/3(土) 午後 9:21 [ 大塩高志 ]

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当Blogへのコメント、ありがとうございます。「富野の目論見」からみた『逆襲のシャア』論、たいへん興味深く拝見しました。富野監督の思想がナマで出ているから凄いといった旨を押井守が言っていたとされますが、俺にはわかりませんでした。しかし大塩さんの本記事で少しわかったような気がします。

2018/3/4(日) 午前 1:06 [ shiwasu5 ]


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