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 やはり「SFはロックで」が好きと分かった一冊。結末の意外さや人間を問う文学らしさは、
『ソラリス』より劣ると私も思う。しかし武器・武装では「上には上」がいるんだから、人間は、
「素手」で勝負すべき(時がある)という主題を貫徹した作品。『2001年宇宙の旅』と違い、
劇中人物が説明する仮説は、金属「生物」の進化。攻撃されるのは人間の知識や知恵。

 人間の抵抗、攻撃は返り討ちに遭うと分かって「機械対機械」を実行したが、いい勝負はしたが、
所詮アウェーの戦いだった。しかし多大な犠牲者を出してレギス第三惑星を去る前、犠牲者を全員、
収容を決意。まるでナウシカが王蟲(オーム)の触手に調べられる描写があるが、身に着けるものに、
金属を避け、戦闘の意思を避けたお陰で搬入し損なった遺体を確認でき。

 実は確認した主人公が宇宙船に戻った場面で終わり、実際の搬入場面は避けてる。さらに言えば、
『ソラリス』では成立できたと誤解できる「異なるものとの対話」は、完全に拒否・否定された形。
ただ反撃から憶測と類推するだけで人間側の犠牲があまりに大きいため、また調停者を欠いたため、
戦い続けるか退くかという選択を迫られ。

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大塩高志
大塩高志
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