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 やっぱり面白い。しかしファンの甘さがあることも確か。簡単に言えばガンダムファンの、
富野ファンのための映画だと今回も認識しました。多分富野由悠季はファンの知識や知見を当てに、
しかし誠実に物語ろうと思ったからこそ、全ての登場人物が生っぽくなったと思う。つまり、
敷居は高いが劇中のクェスのように元々のファンであるほど夢中になれる映画であり。

 なので作品の評論は以上でやめ、いま例示したクェス・パラヤについて語る。簡単に言えば、
才能がありながら乏しい活躍で戦死した可哀そうな少女。ネオジオンではクェス・エアの偽名だが、
今回気になったのはバレている筈ということ。シャアがナナイに調べさせたという推論が、
劇中人物で考えれば理に叶うはず。

 しかし最初の思い付きはシャアは男の諜報員に調べさせ、ナナイには秘密にした展開で。つまり、
連邦政府の高官、アデナウアー・パラヤの令嬢と知った上での応対なら、冷たすぎると考え。また、
ニュータイプはオールドタイプより感じやすいと知識では知ってたはずだから、クェスという才能を、
もっと甘えさせても良かったのでは? 怒るにしても二人になってすべき。

 一方のシャアは「あたしララァの身代わりなんですか?」という詰問に対し、みんなのいる前で、
弁解をすべきだったと思われ。つまりクェスより大人の筈の二人とも理想と反対の対応をしたため、
思考がひねくれ、自立した上での大切なものを見つけた時が死ぬときになてしまったと思う訳。が、
そもそも劇中で本当に余裕のある人間(大人)がいるかという疑問を持つ。


第112回「誰に聞いた? いや、何でそんなことが気になる?(シャア・アズナブル)」
[3997new gundam.txt]

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大塩高志
大塩高志
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