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誠実だけど理想が高すぎる人と思いました。ソクラテス(の時代)が理想という主張は同意するけど、
(大衆)社会への(自由な個人、複数で存在するという意味でのわれわれ)対処という論では、
「政治的な条件からは独立して存在する生の領域」の意味で「オアシス」の必要を説く個所は。私は、
地域や友達との付き合いとして理解。
本書から読み取れるのは全体主義に繋がるため、熱狂や煽動の否定と批判。だからアーレントは、
全体主義の予防の為に自分への攻撃さえ考え続けたと理解するが、祭りは必要という認識に欠いたと、
推察でき。アイヒマンを「凡庸な悪」と定義した発想は凄いが、ナチスがやっことは「血祭り」であり、
「火祭り」だったことにもアーレントは注目すべきだったと思うのです。
さらに祭りはまつりごと(政治)に通じるから、一つの国家の方針を掲げることは国民の統合のため、
有効と私は思う。アーレントは全体主義に繋がるから否定すると思うが、各国に分断されたユダヤ人に、
希望を与えるためにアインシュタインはシオニズムに賛意してる。多分自分が有名になった過程を考え、
アインシュタインは理想の実現には大衆に知らせる必要があるので、人身御供が必要と思った筈で。
しかしハンナは「裕福で自由主義的なユダヤ人親族に囲まれて育った」ため、人間集団には偏見が、
必要という(悲しい)理解に欠いたと考えられ。総じて物事を率直に真面目に真摯に考えすぎたため、
人の感情を度外視した発言をし過ぎであり。真実や事実に立脚する論は科学者に通じるけど、
科学技術は全体主義を生んだという認識からか、科学や科学者への論考を欠いてるらしく。
でも業績としては巨大なので、考察する機会があればいいなと思える人物。
[4021arendt.txt]
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2017年12月18日
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