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 確認すべきは本作と『エデン』、『砂漠の惑星』は後にファーストコンタクト三部作と呼ばれるが、
「ファーストコンタクト」のついて。簡単に言えば小説SFの定番の主題の一つで、

 「我々地球の人類が最初に他の星の知性(知的生命体)と遭遇した時の物語」

と定義できる。だから映画なら「スター・ウォーズ」は除外され、『未知との遭遇』や『ET』が該当。でも、
レムは形が極めて人間な「宇宙」人を徹底して批判。今回の第一回ですでにソラリスの海自体が、
「知性を持つ他者」と劇中でも講師も示唆。しかも「知性ある海」は来訪者の弱さ、避けてきた記憶を、
具現させる存在らしい。番組でもホラーでサスペンスで(推理という意味で)ミステリと紹介。

 正に「海」は「絶対的な他者」。私が読んだ箇所でソラリスが発見されて以後、海の解釈論争が、
展開されてきたという記述から、レムはSF作家とSFファンを批評したと憶測でき。しかし私は、
「権力へのロック」は批判であるべきと考える一方、レムの「SFへのロック」はSFへの愛が前提の、
態度と考えるのでした。人間社会を宇宙に拡大した物語なら、SF魂を逸しても物語れるから。

 始まりは『2001年宇宙の旅』ばりに静謐。一人乗りカプセルが地球に降下する場面からで、
登場人物も四人だけ。さらに謎解きとしてフロイド博士とボーマンが探究したモノリスと比較可能とも。
だが究極の汎用機械と私が定義、つまりモノリスは製造者がいて、ソラリスの海は自律の存在であり。
だからこそ「怖い存在」と私は考え。しかしお話として読む分にはひどく興味をそそられる設定ですね。


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大塩高志
大塩高志
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