過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 数式があるし理論や論文の著者の人となりの描写を避けているので、読みづらい本ではあり。しかし、
各々の論文の考え方の概略と理論(相互、または一つひとつ)の進展の仕方の描写は見事。正直、
科目としての量子力学を終えた後なら、理論の歴史をもっと面白く読めたと若干後悔。登場人物が、
今まで読んできた科学史の人物と殆ど同じだから尚更に。

 また記述を(殆ど)「量子論のこと」に限ったため、お話として面白いネタを避けたことも本書の、
欠点と言えば欠点ではある。例えば一九一九年の日食観測の報道から始まるアインシュタインの流行、
結果としてのドイツでの反アインシュタイン運動。あるいは膠着してた量子論の発展のきっかけを、
振り返ると作ったと理解できるボーア祭りとか。

 他に一九二七年、つまり不確定性原理と相補性原理の提出後のボーアとアインシュタインの論争も、
さらに付言すれば変換理論の帰結である陽電子(反物質)の明言をディラック自身が避け続けたことも、
著者は知っている筈なのに言及を回避。ただ政治問題でのナチスドイツの登場による科学者の亡命で、
ドイツの科学は廃れたことを指摘。題名通りを遵守すれば削除も当然と私は考え。

 というのも目次からわかる通り、振り出しはプランクの量子という定番で、以後の展開も、
定常状態(第4章)に前期量子論(第5章)、行列力学(第6章)、物質波(第7章)、
波動力学(第8章)等々と、確立された展開を踏襲した形。つまり量子力学の専門家と若手とファンを、
想定読者と考えられ。量子力学も相対論も教科書による学習を避けた私が難渋するのは当然でした。

[4009ryoushiron.txt]

全1ページ

[1]


.
大塩高志
大塩高志
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

標準グループ

政治ブログ

書籍ブログ

科学ブログ

映像ブログ

ロックブログ

過去の記事一覧

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事