人間はこの世に生まれてくると すべては今のままで 以後、戦前のポーランドで20年近く暮らしたという話が続く、生前のレム自身の動画。私自身、
小学生の頃は時間を長く認識していたこともあって、季節の移り変わりはあっても世界は安定していると、
思っていました。というより私が住んでいる「世界」を大前提に物事を考えていたはず。遊んだり、
学校へ行ったり、家族と旅行したり。
しかし『ノストラダムスの大予言』とか『宇宙戦艦ヤマト』などで社会の状況は替わり得る考えに、
だんだん慣れていったと自分で考える。だから「吐き気がするほどロマンチックだぜ」という、
遠藤ミチロウの思想も素直に受容でき。なので上記のレムの表明を「極めてロック」と把握し、
しかも実体験からの認識と知って作家としての凄みを推察し。
まずソ連の赤軍がやってきて それからドイツ軍 とはいえ私が長年読みたいと思って入手できた『金星応答なし』は社会主義の影響を受けた、
ユートピアの小説だという。だから買ったはいいが積ん読の状況で。レム自身も後に否定するのは、
ソ連の
最高
「ロックの人」になったのは支配者のソ連にも脆さがあると知ったためと考えられ。
だから書けた、書いたのが『ソラリス』と思うけど私が読んだのは多分八十年代。核の冬の指摘後で、
終末論の一つとして読んだかも。当時の認識は全く忘れているので、国家主義と民族主義が台頭する、
「二十一世紀に読む新訳」という条件になるけど、「海=テロリスト」という定義も可能かと。そう、
来訪者に見せる「お客さん」は一番隠したい秘密なので、組織の崩壊が容易に思いつく。
しかし冷静な応対が「お客さん」
へ
出来るのですよ。もっとも「分かろう」という態度は立派だが、セックス・ピストルズは邦題が、
「分かってたまるか」という曲を持つ。つまり本作の趣旨は他者に対する不可知論であり、
にも関わらず、だからこその「理解への努力が重要」を主張していると思うのですね。 参考:100分 de 名著
[4010solaris.txt]
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