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民放が数学者の生涯を扱っただけでも驚異であり、敬意を表する価値があり。しかも妻の演説で、
明かされる物語の趣旨が相互理解だからなおさら。物語としては潔(きよし)・みちの岡夫婦が、
数々の難局を踏みとどまり、頑張っていく内容。(日本の)大学との軋轢は要点だけに限って、
夫婦各々の実家との付き合いを明確に描写。でも私にはアインシュタインとの違いが面白く。
アインシュタインはドイツの科学誌『物理学年報』の編集、プランク教授の尽力で(学界で)、
有名になれたので。自身の考え方と違う光電効果も掲載したし、一般相対論では完成への過程を、
常時掲載しているし。一方の岡は論文数が乏しく、やっと書いても日本では(一旦)拒否された。で、
認めさせるために外国の権威が必要になる。でも論文数は物理学との違いから理解でき。
単純に言えば(ホーキングの研究のように現実との対応を欠いても)物の理(ことわり)の学究が、
物理学の使命。しかし数学は数論や微積分、幾何などは現実を基礎にしているが、例えば直線は、
「現実」の存在か? そう、物理学が理解し易さのために「理想の環境」から考察するのに対し、
数学は徹頭徹尾「理想の世界」を研究する学問。
「理想の世界」だから研究はどんどん基礎を指向し、しかもどんどん難問に。物理学も、
素粒子物理学の基礎の量子力学は確かに難問だけど、「現実だから」という言い訳が立つ。そう、
物理学は「真の値」を目指すため、考え方を更新できる学問と思うのです。でも数学においては、
今まで真とされてきた全ての論理が真であり、偽と判定するには論理矛盾の指摘が必要と云うもの。
だから私も物理学とり数学が「手強い」と推察し、(日本人であっても)大衆の常識外の数学者を、
分かり易く物語ったことが一番の功績かと。
[4125oka kiyoshi.txt]
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