平和の翼ジャーナル

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ティーレイティーという名前はビルマ(ミャンマー)人なら誰もが知っている。アニェイン(ビルマの古い典舞踊の一種)舞踊団の名前である。その舞踊団は踊りとお笑いのコンサート(催し物)をしてビルマ全国を回っていた。その舞踊団は非常に有名で、ビルマでは国民的人気の舞踊団である。2007年9月の僧侶たちのデモの後、ミャンマー軍事政権に政治的に違反するネタをお笑いに取り入れて、コンサートでそのネタなどを見せてビルマ国民の共感と人気を獲得した。彼らの反政府的なネタのDVD、ビデオテープ、カセットテープなどはビルマ国内外のビルマ人は皆こぞって視聴している。ティーレイティーはビルマ国外のコンサートのためビルマから出国した。様々な国を回ってコンサートを行った。そのティーレイティー舞踊団の代表、セイン・ティーさんに舞踊団についてインタビューした。

平和の翼:「ビルマから出た理由は何ですか。」
セインさん:「私たちはビルマ全国でコンサートを行いました。私たちは観に来てくれるビルマ国民(お客さん)のおかげでご飯を食べることができます。ビルマ国民の気持ち、人生、怖くて言葉に出せないことなどを国民の代わりに私たちがステージの上から代弁しています。私たちの気持ちと国民の気持ちが一緒なので国民たちは私たちを好きなのだと思います。ビルマ国外にもいろいろな事情でビルマを出たビルマ人がいます。母国の国を忘れて眠っている、ビルマ人たちもいます。目的としてはビルマ国内の国民と国外のビルマ国民の架け橋を作りたいからです。」

平和の翼:「何ヶ国を回りましたか。」
セインさん:「シンガポール、マレーシア、タイ、日本、韓国、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどです。」

平和の翼:「1番お客さんが多かった国はどこの国ですか。」
セインさん:「ビルマ国内のお客さんも多いですし、国外でのお客さんも多いです。国外のお客さんの中にはビルマ人不法滞在者たちが大勢いました。彼らは各国々の政府に逮捕される恐れがあるにも関わらず、身を隠していたところから出て来て私たちのコンサートに応援しに来てくれました。私たちにとってお客さんの人数は重要ではありません。お客さんの拍手は私たちにパワーを与えてくれます。」

平和の翼:「いつビルマに帰国しますか。」
セインさん:「私たちをオファーしてくれる国があればどこでも行きます。オファーしてくれる国がなくなったら帰ります。私たちは着いた国々でその国々の文化、芸術などを学び、学んだことをビルマに戻ったらビルマ国民に伝えます。」

平和の翼:「なんでビルマで反政府的なネタなどをやったのですか。」
セインさん:「私たちは政治家ではありません。私たちのネタって政治のネタかな?ビルマ国民の現実をネタとして作って国民の気持ちを代弁しただけです。それが私たち芸人の義務だと思っていたからです。」

平和の翼:「ネタについてミャンマー軍事政権から取り調べなど受けたことはありますか。」
セインさん:「あります。私たちはビルマで映画に俳優として出ていましたが、いろいろな映画会社から契約を解約されました。ミャンマー文化省からも反政府的なネタの禁止命令を受けました。」

平和の翼:「ビルマ国外に簡単に出られましたか。」
セインさん:「私の名前はセイン・ティー。その名前をミャンマー政府、ミャンマー国民は皆知っています。その名前は私の本名ではありません。私たちは本名で国外に出ました。」

平和の翼:「国外のコンサートでの反政府的なネタは、国内でやる反政府的なネタによりレベルアップしたのはなぜですか。あなた方の国外でのネタは完全な反政府的なネタで、ミャンマー政府は絶対許さない内容です。国に帰ったら逮捕されることは怖くありませんか。」
セインさん:「ネタがレベルアップしたのは古いネタを使わずに、常に新しいネタを作ってお客さんを楽しませるようにしているからです。私たちは事実をネタにしました。私たちが国に帰って、政府が逮捕するなら仕方がないことです。政府が逮捕するかしないかは、私たちの仕事ではなく政府の仕事です。そのことは頭の中に入れてないです。私たちはビルマ以外どこの国にも住みません。必ず帰ります。アメリカに行った時にも、国が豊かだからアメリカに残るか問われましたが、私たちは帰るとはっきり答えました。」

平和の翼:「日本の漫才などのお笑いを勉強しましたか。ビルマのお笑いとの違いはなんですか。」
セインさん:「ビルマのお笑いは顔・声・踊りなどを合わせる笑いです。日本のお笑い芸人たちを好きです。私は言葉はわかりませんが通訳さんがいるので、いろいろ学べました。」

平和の翼:「あなた方が目指すビルマとはどのような国家ですか。」
セインさん:「私には悲しいことがいっぱいあります。私たちは日本に来る前に韓国にも行きました。韓国入国官は私たちのミャンマーパスポートを見て、すぐ狭い個室に入れました。そこに4、5時間閉じ込められました。いろいろな質問を受けました。それはミャンマーが貧しい国だから(不法滞在を防ぐため)ミャンマーパスポートを持つ人は皆そうなります。韓国で私たちは、昔韓国が米がないほど貧しかった時代に韓国に米の支援を1番してくれたのは(豊かだった時代の)ビルマだったと、韓国のおじいちゃん、おばちゃんたちから聞きました。私たちが目指しているのは、平和で豊かなビルマです。」

平和の翼:「日本政府と日本国民に何を伝えたいですか。」
セインさん:「ビルマをそのまま見ているだけでほっとかないで下さい。人情を持って、ミャンマー政府に圧力をかけてください。そしたらミャンマーは自由になれます。皆さんお願いします。」

平和の翼:「お忙しい中ありがとうございました。」

〜現在、彼らはタイにいる。タイからミャンマーに帰る予定だ。ティーレイティー舞踊団の創始者で国民的人気のお笑い芸人ザガナーは、ミャンマー政府に5月のサイクロンの後逮捕され未だに収容中だ。〜
平和の翼ジャーナル(Vol.3)


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