平和の翼ジャーナル

皆さんのご意見をお待ちしております…

全体表示

[ リスト ]

ビルマ人農業研修生の悲惨
-15時間労働、賃金ゼロ-
希土暁宣

 「午前2時から仕事。午前7時、朝ご飯はおにぎり1個。昼ごはんも少し。『おなかすきます』というけど、社長、『だめだめ!』」。
 人のよさそうなビルマ人青年トウ・エッさん(仮名:27:独身)に会ったのは、高田馬場のビルマ料理店である。「どうして日本に来たのか知りたい」という私の取材に快く応じてくれ、いっしょにビールを飲んだ。日本語は流暢ではない。

 トウさんは、ビルマのバッコグで、1982年、8人兄弟の農家の末っ子に生まれた。エコノミスト大学を卒業したが、最近、ビルマでは仕事がない。そんなところにTという日本人が現れた。「日本で仕事がある。給料は6万円だ」。
 トウさんは、友人10名とともに農業研修生として、日本にやってきた。成田空港の大きいのに驚いた。そして、2008年6月から2008年11月に逃げ出すまで、長野県のK村で、にんじんや白菜の栽培、その他の雑務に従事した。

 午前2時から午後6時まで働かされた。休憩は、1日15分が2回と、昼食1時間、それに朝食のみだった。休憩時間に出されるのは水だけ。賃金は、まったく支払われなかった。休日もなく、雨の日も働く。「裁判に訴える」といったが、相手にされなかった。25名が働いていた。社長はSという男。その他に、4人の日本人の仲間がいた。

 昨年11月から東京の家賃2万5千円のアパートに住み、3ヶ月になる。仕事を探しているが、見つからない。ビルマに帰るお金もないし、日本でお金を稼ぎたい。「仕事がありません」。そればかりを繰り返した。ビルマ人の友人は近辺に3名いるが、ホテルの清掃などの仕事をしている。仕事の探し方もわからない。就労ビザはどうなっているのか?日本語が通じず、よくわからなかった。

 こんな外国人研修を許しておいていいのだろうか?
 私はビルマの軍事政権の人権抑圧を取材したかったのだ。
 しかし、最後に、トウさんが批判的な口調でもなく、素朴に尋ねた言葉が耳に残った。
 「Do you have human rights in Japan?」。
 (2009年3月7日取材)

平和の翼ジャーナル(Vol.5)

閉じる コメント(3)

顔アイコン

はじめまして。
あまりにもひどい状況にびっくりしています。
私たちも研修生を受け入れていますが、
こんなひどい受け入れ農家があるとは残念です。

2009/3/14(土) 午前 1:18 [ レンジ ]

顔アイコン

転載したいのでよろしくお願いします

2009/4/9(木) 午前 7:16 [ tat*ka*_yu*ion_*kin**a ]

顔アイコン

戦うユニオンへ
どうぞご自由に。。
またよろしくおねがいします。

2009/4/10(金) 午前 1:04 [ - ]

開く トラックバック(2)


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事