平和の翼ジャーナル

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アウン・サン・スー・チーさんにインタビュー
 
アウン・ミャッ・ウィン(編集長 平和の翼ジャーナル)
 
アウン・サン・スー・チーさんは「ビルマ独立の父」と敬愛される故アウン・サン将軍の長女である。インドや英国で政治学などを学び、1985年には京都大学東南アジア研究センターの客員研究員を務めた。母親の看病で帰国した88年、民主化を求める大規模な学生デモと激しい武力弾圧を目の当たりにして国民の前で初めて演説をし、民主化運動の象徴となった。同年、90年総選挙に向けて国民民主連盟(NLD)を創設し、書記長に就いた。その後、89年から繰り返し軍政によって拘束、軟禁された。91年、ノーベル平和賞を受賞した。英国人学者の夫(99年病没)との間に2人の息子がいる。ミャンマー(ビルマ)軍事政権は20101113日、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(65)の自宅軟禁を解除した。アウン・サン・スー・チーさんの解放は3度目の拘束が始まった20035月以来、約7年半ぶりである。正確には89年以降、約20年にもわたって繰り返し軍事政権から自宅軟禁処分を受けてきた。今も国民に高い人気があるスー・チーさんは、民主化運動を再開するとみられる。
私は20101231日、日本時間19時(ミャンマー時間1630分)、ミャンマーの民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんにインタビューをした
 
アウン・ミャッ・ウィン:1990年総選挙でスー・チーさんが率いる国民民主連盟は82%以上で当選したにもかかわらず、軍事政権を交代せずに2010年に再び総選挙を行ったことについて、どう感じていますか。
 
アウン・サン・スー・チー:2010年の総選挙に参加した一部の政治家達は「総選挙なしでは民主化にはならない。」と言います。総選挙があるだけで民主化になるわけではないです。その総選挙は正式な選挙であり、その総選挙で国民が選んだ結果を尊敬し、認めて行動しなければなりません。1990年総選挙は国民が正しく選んだ結果であり、それを認めるようにミャンマー政府に国連は言い続けてきました。それは国連総議会で決議したものです。私が言いたいことはそれです。
 
アウン・ミャッ・ウィン:ある一部の日本人達が言います。国民民主連盟は軍事政権に解散されたのではなく、国民民主連盟自身が2010年総選挙の政党の登録申請をしなかったので解散されたと言っています。それについて何かありますか。
 
アウン・サン・スー・チー:それについての説明は法律の専門家たちは説明できると思います。何故ならば、私たちの国民民主連盟は1988年総選挙の登録法により申請した政党であります。その政党登録法では、新しい総選挙において、以前、登録申請していた政党を解散することができる、とは書かれていません。2010年の総選挙が行われた時に、私たちの党である国民民主連盟のような政党などを困らせるように新しい選挙法を作りました。その新しい法によって再度、政党の登録申請をしなければ解散すると、したことは間違っています。それは法律と矛盾し、法律違反です。それについて異議申立てを、後1週間から10日後にします。
 
アウン・ミャッ・ウィン:元ミャンマーの日本大使である山口洋一さんは日本のメディアや彼の講演会などで「アウン・サン・スー・チーはアメリカ政府から現金や物質を受け取ったり、政治的指導を受けた人である、スー・チーさんが政権を取ったらミャンマーのという国は無くなる。2007年の僧侶運動に参加した参加者らに国民民主連盟は現金を渡して参加させた。」と言いました。それについて何が言いたいですか。
 
アウン・サン・スー・チー:そういう風な言い方をしている人達には、特に何も言うことはありません。
 
アウン・ミャッ・ウィン:あるミャンマー人達から聞いた話しと言って、ある一部の日本人達は質問をしています。それは「スー・チーさんはイギリス人と結婚した人で、長年海外に住んでいたので、ミャンマー国内に住むミャンマー人達の本当の心を分かるわけがない。」ということです。それについてどう思いますか。
 
アウン・サン・スー・チー:その人達が言っていることは、いつからいつまでの話ですか。その人達の話は、私が外国に行く前ミャンマーに住んでいたことです。今22年間ずっとミャンマーにいることを言わないで自分たちが責めたい部分だけを言っていることである、と言いたいです。
 
アウン・ミャッ・ウィン:日本政府はミャンマーにODA支援をすべきですか、どうですか。
 
アウン・サン・スー・チー:どういう方法でODA支援をするかがとても大事です。ミャンマーに支援する時、本当に困っている国民に全ての支援が届いているかを見なければいけないです。ODAの意味、発展支援という意味をどういう風に日本政府は理解しているかによります。
 
アウン・ミャッ・ウィン:ミャンマー国民と世界中に居る国民にスー・チーさんのこれからの活動を分かりやすく教えてください。
 
アウン・サン・スー・チー:分かりやすく言うと、ミャンマー国民と世界国民が繋がることができるようなネットワークを作ろうとしています。そのネットワークは、ミャンマーの民主化運動をミャンマー国民だけがやるのではなく、世界中の国民が協力、支援しミャンマーが民主化になることが目的です。
 
アウン・ミャッ・ウィン:今、おっしゃったネットワークのことを分かりやすく教えてもらえますか。
 
アウン・サン・スー・チー:そのネットワークというのは情報収集のことです。
こちら側だけの情報だけでなく、お互いの情報交換です。国民民主連盟が上に立って、他の団体などを引っ張っていくのではなく、全国にある全ての政治団体、社会活動団体とそれらに興味のある個人などが参加できるようなネットワークです。そのネットワークによって全ての団体・人々は政治活動・社会活動を共に参加できます。そのネットワークの狙いは私たちが望んでいる国民の団結の到着点であります。
 
アウン・ミャッ・ウィン:今の時期、ミャンマーで日本の企業はビジネスをすべきですか。
 
アウン・サン・スー・チー:日本だけでなく世界中の企業はミャンマーでビジネスをするとしたら、ミャンマーの国と国民の利益を考えて欲しいです。企業の利益だけを見ないで、本当にミャンマー国民のためになるかを見て行動して欲しいです。
 
アウン・ミャッ・ウィン:日本の大学生たちや青年達、日本国民に伝えたいメッセージはありますか。
 
アウン・サン・スー・チー:上記の質問などにより、特に伝えたいことはミャンマーの民主化運動について、一部の日本人は本当にわからないからか、わからない振りをしているのかの状態であり、勘違いしている所があると思います。ミャンマーのことを理解し、ミャンマーで何が起きているということ、ミャンマー国民が本当に何を望んでいるかを詳しく調べる必要があります。
 
アウン・ミャッ・ウィン:そうですね、ミャンマーの元日本大使である山口さんの発言などについて、私は平和の翼ジャーナルで反論の原稿を書いたことがあります。日本政府に伝えたいことはなんですか。
 
アウン・サン・スー・チー:私たちが日本政府に言いたいことはミャンマー政府だけで繋がるのではなく、私たち野党側とも、より繋がって意見の交換をし、お互いを理解して欲しいです。日本は民主国家なので、ミャンマーで本当の民主化が誕生するために、助けて欲しいです。
 
アウン・ミャッ・ウィン:日本政府は1982年から国際難民条約に批准しましたがミャンマーの難民や世界中から来た難民を長年収容していることについてどう思いますか。
 
アウン・サン・スー・チー:最新情報として海外ラジオで聞いたのは、日本政府はミャンマー難民達を以前より受け入れたということで、その情報に間違いがなければの話ですが、その情報が正しかったら日本政府はこのままミャンマー難民達を日本でもっと支援・保護を続けていくこと望みます。
 

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