BurmaVJ
Burma VJ( Reporter i et lukket land)は、2008年のデンマーク映画である。タイトルのVJはビデオ・ジャーナリストの略語である。タイトルを日本語で訳すと「消された革命」という意味になる。映画の監督はアンドレス・オステルガールドで舞台はミャンマーで、軍事政権の支配下のビルマ(ミャンマー)で2007年9月にヤンゴン(ラングーン)で起こった出来事を伝えたドキュメンタリー映画である。ドキュメンタリーなので、俳優はなく、主人公の顔を明かさないビデオジャーナリストが危険を感じてタイのチェンマイに逃れてチェンマイからビルマ(ミャンマー)国内にいるビデオジャーナリストたちに指導していた。ビデオジャーナリストと言っても彼たちは一般市民である。彼たちはノルウェーにあるDemocratic Voice Of Burmaというビルマ民主放送局の一般市民のビデオジャーナリストたちである。
彼たちはブロのビデオジャーナリストたちではなくても一生懸命ビテオを回してミャンマーの事実を伝えていた。彼たちビルマ(ミャンマー)軍事政権に逮捕・収容・殺害されながら命をかけて世界中の人々にビルマ(ミャンマー)の民主化運動、平和運動のことを伝えている。今日も彼たちはビルマ(ミャンマー)のどこかでビテオを作成しているに違いない。Burma VJ( Reporter i et lukket land)の元はDemocratic Voice Of Burmaというビルマ民主放送局のドキュメンタリーニュースである。それをデンマーク人監督アンドレス・オステルガールドは編集してデンマーク映画として作った映画作品である。
感動したシーン
僧侶たちは雨の中でデモ行進を行ったことにビルマ(ミャンマー)市民は僧侶たちの周りを囲んで守っているシーンが感動的だった。ビルマ(ミャンマー)の僧侶たちは普段おとなしいが苦しんでいる国民の生活のため道路に出てデモ行進を行って、しかも仏教的に平和を伝えたシーンはたくさんあって感動的だった。またビルマ(ミャンマー)のビデオジャーナリスト達は、自分の目の前で国民が国軍に暴行され、殺害されていることを木や林の中に隠れて撮っていたシーンや、ビルマ(ミャンマー)のビデオジャーナリスト達が日本人のビデオジャーナリストの長井健二さんをミャンマー軍隊が殺害している生々しいシーンを真近で撮っていることに感動した。そのシーンは2007年に世界中の各メディアで流され日本政府がミャンマー政府に怒りをあらわにした。
文化
映画の中でたくさんのシーンを見てビルマ(ミャンマー)の国民の平和的な運動と国の宗教である仏教を深く信じ、僧侶たちに国民が深く尊敬していることがわかって、ビルマ(ミャンマー)でたくさん僧侶が存在していることが分かる。観客は映画を見てビルマ(ミャンマー)軍事政権の悪さを知ってビルマ(ミャンマー)の国民の苦しみとその国はどういう国か分かるようになる。また、国民の服装なども見られ、多くのビルマ(ミャンマー)国民が日常生活に民族衣装を着ていることが分かる。また、バコダやお寺などを撮っていたシーンがあってビルマ(ミャンマー)の文化を見ることが出来る。
2つの映画の共通点
2つの映画はどれもビルマ(ミャンマー)国民が自分たちを弾圧し迫害しているビルマ(ミャンマー)政府に批判して起こった革命であった。Beyond the Rangoonは1988年に起きたビルマ(ミャンマー)の民主化運動で、Burma VJ( Reporter i et lukket land)は2007年に起きた民主化運動であった。どちらもビルマ(ミャンマー)の民主化運動である。どちらの映画にもビルマ(ミャンマー)軍隊が国民を殺害し民主化運動の参加者たちに弾圧をかけていることが見られる。2つの映画には僧侶たちの運動と学生たちの運動、いわゆるビルマ学生連盟の運動が見られる。また2つの映画はどれもビルマ(ミャンマー)の真実状況を世界中の人々に見せるつもりで作った映画である。
2つの映画の比較
2つの映画を比較してみた。まず、Beyond the Rangoonは1995年のアメリカ映画である。Burma VJ( Reporter i et lukket land)は、2008年のデンマークの映画である。また、2つの映画はビルマ(ミャンマー)の民主化運動を描いたがBeyond the Rangoonは1988年に起きたビルマ(ミャンマー)の民主化運動でBurma VJ( Reporter i et lukket land)は2007年に起きた民主化運動である。民主化運動が起きた年代は違った。それに、アメリカ映画であるBeyond the Rangoonの監督、ジョン・ブアマンは真実を語った映画ではあったが、作成現場で作った映画で、一方、デンマークの映画であるBurma VJ( Reporter i et lukket land)は作った映画ではなくビデオジャーナリストたちが命をかけて描いたドキュメンタリー映画である。
感想
私はビルマ(ミャンマー)人であり民主化運動に参加した学生であって逮捕・収容された経験もあった。私はビルマ(ミャンマー)人であるからこそビルマ(ミャンマー)のことは詳しい者である。2つの映画は私にとって十分理解できてビルマ(ミャンマー)の国民の苦しみ、困難なことを分っている。しかし、私は2つの映画のどちらかを選んでと言われたらビルマ(ミャンマー)のビデオジャーナリストたちが命をかけて作ったドキュメンタリー映画であるBurma VJ( Reporter i et lukket land)を選ぶ。なぜならばドキュメンタリーでありビルマ(ミャンマー)の現場をちゃんと見られるからだ。
まとめ
民主化運動家である私は2つの映画を作ってくれた監督や映画の関係者の皆様にとっても感謝している。その2つの映画を通じて世界中の人々はビルマ(ミャンマー)のことに関心を持って、ビルマ(ミャンマー)が民主国家になるため支援してくれると期待している。いつかビルマ(ミャンマー)は民主国家になって私も母国に帰える日が来ると心から深く信じっている。最後に伝えたいことは生きていく上で大事なことは自分の命を含む人一人の命を大切にすることだということである。私たちは国の壁、民族の壁、宗教の壁、文化や言葉の壁などを越えて戦争や差別のない自由で平和な世界を作るべきだ。
参考文献
・田辺寿夫 『ビルマ「発展」のなかの人びと』 ㈱岩波書店 1996年 Pⅰ
|