沖縄国際大、米軍ヘリ墜落したとき、小泉首相は!
ホテルに合計244時間滞在し!
「ゴロ寝」をしながらオリンピック観戦!
上京した稲嶺沖縄県知事の面会を断って!
午前中の歌舞伎鑑賞と、午後はホテルで!
ホッケー女子予選「日本×アルゼンチン」戦観戦か?
●水島朝穂早大教授ブログ【今週の直言】よりお借りしました。
安倍首相の「意志の勝利」――おごれる権力者は久しからず
2013年11月04日
前略
一体、「特定秘密」が何を意味するのか。この1 週間だけでも、政府・与党の発言には迷走が見られた。『読売新聞』ですら、「特定秘密ぶれる発言−政府・与党 指定対象巡り混乱」という見出しで報じたほどである(10月31日付)。
迷走の最たるものは、小池百合子元防衛相が10月28日、衆議院国家安全保障特別委員会で、首相の一日の動きを報じる記事(「首相動静」〔朝日新聞〕、「首相日々」〔毎日新聞〕)について、「『知る権利』を越えているのではないか」と述べ、これを「特定秘密」の脈絡で語ったことである。『朝日新聞』30日付社説は、冒頭の写真のように、「首相動静」を一部、黒塗り■■■で描いた。これは秀逸だった。
菅官房長官は直後の記者会見で、「各社が取材して公になっている首相の動向なので、特定秘密の要件にはあたらない」と釈明した。また、29日には森消費者相が記者会見で、TPP 交渉の情報も「秘密の対象になる可能性がある」と発言して問題化した(『朝日新聞』31日付)。すぐに「訂正」されたものの、「特定秘密」は、「行政機関の長」の指定の仕方によって恣意的に拡大される可能性があり、この法案の最大の問題もそこにある。
「首相動静」欄は私もかつては大いに活用した。2004年8月、沖縄国際大学構内に米軍ヘリが墜落した際、米軍がピケ線をはり、沖縄県警や大学関係者の大学構内立ち入りを拒否した。沖縄県知事が小泉首相(当時)に面会を求め、この異常事態への対応を要請したが、小泉首相は会わなかった。その時、彼は何をしていたか。私はNHKラジオ第一放送「新聞を読んで」(2004年9月12日放送)で次のように語った。
… 『朝日新聞』の「首相動静」欄で調べると、首相は都内のホテルに合計244時間滞在し、「ゴロ寝」(「小泉内閣メールマガジン」152号)をしながらオリンピック観戦をしていたとされています。米軍が絡む複雑な事件では、総合調整の権限をもつ内閣総理大臣が率先してことにあたることが求められていました。しかし、8月16日に上京した稲嶺沖縄県知事の面会を首相は断りました。『朝日新聞』「首相動静」欄によれば、その日の首相日程は、午前中の歌舞伎鑑賞と、14時10分からホテル滞在です。その時刻、NHK総合ではちょうどホッケー女子予選「日本×アルゼンチン」戦が始まっていました。知事と短時間でも会って沖縄の現状について聞くことができなかったのか。地位協定の運用がまさに現在進行形で問われているときに、米側と調整を行う最高責任者として、きちんとした言葉を発すべき場面だったと思います。
「首相動静」欄はこういう「不都合な真実」をも明らかにしてしまう。組織の不正を内部告発した人も逮捕される可能性があることを報じた『東京新聞』31日付一面トップ記事の見出しは、「官の不正も機密?」だった。-中略
恣意的権力を欲しいままにし、おごりたかぶり、自らの言葉に酔って滅びた権力者たちに共通する傾向が安倍首相に見えてきた。おごれる権力者は久しからず。「終わりの始まり」の兆候である。
《小泉元首相の、最近の脱原発主張は、過去のこれらの対米隷属ぶりを帳消しにできないかとの焦りの表れとみる向きもあります。
ともあれ、我々主権者国民は、庶民感覚で、「良いことは良い、駄目なことはダメ」で判断しましょう!
その判断材料を隠すのが、秘密保護法です。》
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