安倍氏の共産党批判裏目
共産党は潔い!
自民党は、往生際が悪い!
アべノミクスの失敗が誰の目にも明らかとなり、参議院戦政策の目
玉を失った安倍総理は、野党共闘批判を繰り返し、わけても、反共攻
撃は度を逸していました。
其処へ起ったのが、共産党の藤野政策委員長の軍事費に関する発言
です。
声を大にして批判をしましたが、藤野氏が間違いを間違いとして、直ち
に認め、関係者に謝罪するとともに、自らの判断で辞任を申しでまし
た。
共産党中央委員会は,この辞任の申し出を認めるとともに、藤野氏
の間違いの根拠を指摘し、共産党の安保政策を、下記のように、一層
明らかにしました。
その結果、「共産党は、潔い、キッパリとけじめをつけるとともに、逆に
この機会に共産党の政策を国民に伝える努力を行っている」との評価
が高まっています。
それにくらべて、自民党は、甘利氏をはじめ、続々と出てくる金権腐
敗体質を、そのまま黙認しており、その点からも、政権担当能力をうし
なっているとの批判が高まっています。
【資料1】
★知りたい聞きたい、共産党は軍事費 どう考える?
軍事費(防衛関係費)に対する日本共産党の考え方を教えてください。
削減対象は海外派兵型兵器
削減対象は海外派兵型兵器
2016年度の当初予算に防衛省が計上した軍事費は、5兆541億円(SACO関係経費・米軍再編関係経費含む)にのぼり、史上初めて5兆円の大台を突破しました。
日本共産党は、安倍政権の下で軍事費を押し上げる主な原因となっている海外派兵型の兵器購入費を削減し、社会保障や子育てなど、暮らしの分野に振り向けるよう求めています。
軍事費の42・5%は自衛隊員の給与などに充てられる人件・糧食費ですが、人件費を削ったり、軍事費そのものをなくしたりするよう主張したことは、一度もありません。
海外派兵型の兵器とは、具体的には、政府が従来から採ってきた「専守防衛」の建前を超えて、海外への侵攻を可能にする機能や、高い攻撃能力をもつ装備のことを指します。
たとえば、いま自衛隊が導入を進めている最新鋭のF35ステルス戦闘機(1機あたり約181億円)は、レーダーに見つからずに他国に侵入でき、高い敵基地攻撃能力をもつのが特徴です。また、無人機グローバルホークの導入で、他国領土内の偵察が可能となります。米海兵隊のような“殴り込み”作戦に使う垂直離着陸機V22オスプレイ(同約112億円)や、水陸両用車(同約7億円)なども念頭に置いています。
これらは、「日本防衛」や「離島防衛」という名目で導入が進められており、もちろん兵器自体に「海外派兵型」や「国内型」などの区分があるわけではありません。
しかし、安倍政権が昨年強行した安保法制=戦争法と直結し、自衛隊をより海外展開できる態勢へと転換させるものだと日本共産党は考えています。
また、軍事費の1割超を在日米軍関係経費が占めており、日本共産党は、日米安保条約がある下でも、条約上は支払い義務のない光熱水料などをはじめとする「思いやり予算」の撤廃や、沖縄県の民意を無視した名護市辺野古への米軍新基地建設の中止も訴えています。 (2016・6・30)
【資料2】
★2016年6月30日(木)
藤野前政策委員長と小池書記局長の記者会見(要旨)
日本共産党の藤野保史前政策委員長は28日夜、NHK番組(26日)での発言について記者会見をおこないました。会見には、小池晃書記局長が同席。冒頭、藤野氏が用意したコメントを読み上げ、小池氏が藤野政策委員長の解任と自身が政策委員長代行を務めることをのべ、国民のみなさんへのおわびを表明しました(29日付既報)。以下、記者とのやりとりの要旨を紹介します。
―辞任にいたる事実関係は?
藤野 きょう、私から志位委員長に辞任を申し出ました。党本部には、多数の電話やメールが寄せられ、多くが批判でした。委員長からも注意を受け、その後さまざまなご批判もあったので、自分で判断したということです。
―26日のNHK討論会では、他党の方から「発言を撤回した方がいい」との指摘もあったが。
藤野 党の方針とまったく異なる発言ですので、その場で撤回すべきだった。それができなかったこともふくめて責任を感じていて、政策委員長を辞職するという判断をしました。
―どこが不適切だったか、具体的に。
藤野 私たちは5兆円を超える軍事費すべてが問題だということではなく、いわゆる「海外派兵用の予算をけずって暮らしにまわせ」という主張をしております。ですから「軍事費の全部をけずれ」とは言っていないのですけれど、私の発言は、全部がだめだという趣旨になってしまったので、これは党の方針と明確に異なる発言です。
また、「人を殺す(ための予算)」という表現を使ったことが、党の方針を間違って伝えることになりましたので、そうした表現を使ったこともやはり問題です。
―共産党として防衛費をどのようにしてとらえているのか。党の方針を説明いただきたい。
小池 われわれは「防衛費(軍事費)をすべてなくせ、ゼロにしろ」というようなことを主張していることはいままで一度もないわけです。海外で戦争するための装備、高い殺傷能力をもつもの、敵基地攻撃能力をもつような、ステルスF35(戦闘機)とか、あるいは(垂直離着陸機)オスプレイ、無人機のグローバルホークなどなどについては、削減の対象としてきました。これは一貫して党の政策では、そういったことを求めてきています。
共産党として削減すべき軍事費は、こういう部分だと示しておりますから、今回の発言はそれと矛盾する、まったく党の方針とちがう発言になってしまったということです。
―自衛隊に対する謝罪もあったが、現在の自衛隊の存在は明確に認め、尊重するということで謝罪するのか。
小池 われわれの党の自衛隊についての見解について言うと、これは違憲であるという立場は変わりません。しかし国民の合意がない限りすぐになくすことはできないわけで、かなりの長期にわたって自衛隊が存続することになるわけです。万が一、その期間に急迫不正の侵害とか大災害があった場合は自衛隊にも働いていただくというのがわが党の立場ですから、この立場には変更ありません。これは綱領でかかげている立場なわけです。
私どもは災害時に自衛隊が、この間、東日本大震災でもあるいは熊本の地震でも災害救援活動をおこない、非常に大きな役割を果たしていると表明してきています。その立場は変わりません。
藤野 私も災害救援などで頑張っていらっしゃる自衛官のみなさんには心から敬意を表明します。そうした自衛隊の頑張っていらっしゃる方を防衛ということを超えて、今度の安保法制(戦争法)で海外に送る。そしていままでやらなかった危険な任務を加えるということが心にあったものですから、そうした安保法制をなくしていくという点については今後も頑張らなければいけないという気持ちは変わりません。
―参院選、野党共闘への影響は?
小池 参院選については、(藤野氏の)重い決断を受け止めて、こういう処置をとったわけですから、それを踏まえて全力を尽くして頑張るしかないと思っています。(野党共闘についても)われわれとしては誠心誠意、共闘の前進のために力を尽くしたいと思います。
【資料3】
★2016年6月29日(水)
藤野政策委員長がおわびし、辞任
NHK番組発言で
日本共産党の藤野保史政策委員会責任者は28日、党本部で小池晃書記局長とともに記者会見し、26日のNHKテレビ討論会での発言について、おわびのコメントを発表するとともに、同責任者を辞任することを明らかにしました。
その内容は次のとおりです。
◇
NHK討論で、軍事費について、「人を殺すための予算」と述べたことについて、多くの方々から厳しい批判をいただきました。この発言は、わが党の方針と異なる誤った発言であり、結果として自衛隊のみなさんを傷つけるものとなってしまいました。深く反省し、国民のみなさんに心からおわび申し上げます。あわせて選挙をともにたたかっている野党共闘の関係者のみなさん、支持者と党員のみなさんに、多大なご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。
発言は撤回しましたが、党の方針と異なる発言をしたことは、政策委員会責任者として極めて重大であり、責任をとってこの職を辞したいと考えます。
小池書記局長が政策委員会責任者を代行