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 「ファッション・ブルー」は「チェーン企画書」の成立過程と説明で終了します。
 
即ち、「新・美容院」の「夜明け前」という意味で「ブルー」と名付けました。
 
今後の「フランチャイズチェーン」の展開は「ファッション・レッド」として
 
社内報に連載されます。
 
本稿は当・フランチャイズチェーン店の基幹です。
 
冒頭の「チェーン企画書」を参考にお読み下さい。
 
後・18章、今暫くおつきあいを・・・・・。
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幸造は考えた。 確に大橋先生の指摘通りだ。言われるまでもなく競合店が増えた。
 
(後章・市場調査で詳述)少ないパイの分捕り合戦になっている。
 
新規店舗はやはりよく研究されており、自分の店がなんとなく時代遅れの感がする。
 
後継者の子供達(第9章・第10章・幸一、幸恵の考え方・参照)の意見も分った。
 
要するに店を継ぎたくなるような美容院でなくては、駄目だという事なのだ。
 
自分達の頃のように「美容師になれば、食いぱっぐれがないのだ」と云うだけでは
 
今の時代は、そして子達供は納得しないのだ。
 
しかし、今後の生活費(第20章 待ったなし・参照)や不景気を考えると大橋先生の
 
おっしゃる通り、このままでは、いづれ老犬となって野たれ死する。  
 
やはり、フランチャイズの研究をする道しかないのか・・・。
 
確かに、フランチャイズはコンビニによって市民権をえた。
 
しかし、美容院・業界ではやる人がいなかった。
 
あるいは、やれなかった。
 
幸造は腹を固めた。
 
無理ならヤメレバ良い。結果として自分の代で終わっても止むを得ない。
 
むしろ、美容界で「功成り名を遂げた」先生が再度チャレンジするのは何故なのか。
 
「坂の上の雲」を目指し続ける「心・チャレンジ精神」なのか!
 
今の日本を取巻く心情は「閉塞感」なのだ!
 
明確な指標・新しいパラダイム (第31章ー第24章あらすじ・参照)が必要なのだ。
 
結果はやってみないと分らない。
 
現状打破(ブレイク・スルー)が必要なのだ。
 
「頑張りなはれ!」      (第30美容院のシステム化 参照)とは
 
「やってみなはれ!」    (サントリー・鳥井信冶朗(脚注34)と同じ言葉なのだ。
 
「やれ!」と命令ではないのだ。
 
やってみて駄目なら、また頑張ればいい! 
 
今、自分がやらなかったら・・・幸造はんならできると・・(29章平成時代の美容室)
 
後できっと自分は後悔するかもしれない。
 
なにもしなかった事に!
 

人の悪口を言える人は羨ましい。それだけ余裕があるのだから。
 
 
 
幸造は久し振りに兄・幸介を訪ねた。
 
兄・幸介の前で幸造は2時間ほど一気にまくしたてた。
 
大橋先生の受け売りを夢中で喋った。
 
じっと聞いていた兄・幸介は昔から変らぬ弟への諭すような口調で短く言い切った。
 
幸造! それをやるには 問題点が3つあると思うよ。
 
1. まず、幸造がFCを一から勉強する事。先生のおっしゃる2000時間は別にしても。
 
   自分が納得いくまで! 
 
   自分が納得できなくてエイ!ヤー!ではジーの人に失礼だし誰も賛同しないよ。
 
2. その後、銀行でつき合いのある、FCコンサルタント天野譲治先生を紹介しよう。
 
   自分の勉強とつき合わせて、FCの実学との差を埋める事だ。
 
 3. そうしてから大橋先生のおっしゃるFC企画書を作成する事。
 
   そうして、その企画書をジーに説明すると同様にしてくれれば結論をだそう。 
 
 
幸造は100冊ほど本を読んでみようと決心した。 その費用として20万円用意した。
 
妻にも、押本にも話をした。隠れてコソコソやれる事ではなかった。
 
単価2000円・100冊読んで結論に達しなかったら諦めよう。
 
自分には無理なのだ。
 
そんな能力なんか、端(はな)からなかったのだ。
 
そう思えば良い。

幸造は都内の美容関係の出版社・新聞社を駆け巡り必要な書籍を買い込んだ。
 
正造小父が言ってた事を(第8章・参照)思い出した。 
 
ペガサスの地下倉庫に正造小父は日参したという。
 
そこには日本のスーパーのほとんどの理論書や各社の社内報まであったとか。

学生時代以来の勉強だった。 
 
もっとも、学生時代の勉強は就職先は「美容院」と決めていたから単位を取れれば・・
 
といった程度なので、全くゼロからと云ってもよかった。

自分の身近な技術・店舗・販促から入り→マーケティング関係→コンビニ関係→
 
フランチャイズ→資金・損益と読み進んだ。
 
最後に、起業の大義名分・・・これが自分には逆に難解だった・・・、理念。
 
理念! とは何か!
 
自分1人ならば「理念」でなく「信念」さえあればできる。
 
技術は経験で習得できる。
 
知識は学べば理解できる。
 
しかし「理念」はその時代・社会の中にある。
 
かつ時代を超越した「不易流行」なのだ(脚注35)
 
即ち、自分自身、吸収するのが「経験・知識」だ。
 
しかし「理念」は「自分と仲間」がその「理」に賛同し、「念」ずる信念なのだ。
 
その時代の正しい「空気」の認識が必要なのだ・・・山本七平著「空気の研究」
 
(脚注36)。  その業界の歴史上の「立ち位置」の正確な理解が必要なのだ。

幸造は、いずれ菩提寺・龍仙寺の中瀬純恵上人に解を求めようと思った。

----------------------------------------------------------------------脚注34; サントリー・鳥井信冶朗・・「やってみなはれ」
 
   サントリー2代目社長・佐治敬三がビールに進出する時に、鳥井が云った言葉。
 
   人は人生の岐路に必ず立つ。その時この言葉は「千金の値」がする。
 
   「真剣味」」は感じられても「深刻」ではないから。。
 
脚注35;「不易流行」
 
    変えてはいけない「不易」と刻々と変化する「流行」。
 
    何が変えてはいけない「理念」なのか。
 
    何が時代の変化に沿った「理念」なのか
 
    幸造自身が模索・会得しなければならない。
 
脚注36;「「空気の研究」山本七平著
 
  山本七平は流行語「KY]を今から34年前の1977年(昭和52年)に発表している。
 
  日本人の判断基準は「論理的基準」・「倫理的基準」 否! 
 
  他のなによりもー 「空気的基準」ー が優先すると喝破している。 例えば 
 
  戦艦大和の無謀な丸腰出撃を当時内部では反対があったにもかかわらず
 
  戦後責任者達は「仕方がない。当時は出撃しなければならない空気だった」と
 
  即ち、国の存亡に関わる「判断基準」が「空気的基準」だったのだ。
 
  しかし、日本人は誰1人をこれを笑えないと。
 
  幸造なりに考えるとその「空気的基準」は三層になっていると思う。
  
    即ち 1. 実施前   2.実施   3. 実施後 の各段階で使用されている。
 
1. 実施前の場合・・・君のいう事はよく分かる。 しかし世の中(会社)が そんな
 
   「空気」(ムード)になっていないんだよ(やらない理由に)
 
2. 実施 ①失敗した場合・・・仕方がないよ。皆がそんな「空気」だったんだ。 
   
       ②成功・・・皆が「ヤル気」マンマンだった(空気が充満・全員一致の勝利だ)
 
3. 実施後・・・君は空気が読めないネ(KY)。美容院のFC,そんなの常識だよ。    
       
     幸造がコンビニでフランチャイズは市民権を得たと力説すればするほど、
 
     他の美容院のオーナーの言葉は想像出来る。
 
      自分自身もかってそうだったから。
 
     「確かに売上が厳しい事はウチも同じだが、美容院のフランチャイズって
 
     まだそんな「空気」じゃないよー(になっていないよ)。
 
     第一 女房にどう説明すればいいのよ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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