ファッション・ブルー

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        永らくご愛読有難うございました。
 
「第1部 ファッション・ブルー(夜明け前)はこの章で終了いたします。
 
当初、33章の「企画書」の説明をというのが小説風になり、、「ミクシー」に掲載
 
しましたが20代・30代の女性が大半の為、「ヤフー」のこの欄に切り換えました。
 
何故なら、当稿にも述べましたが、美容師の大半の方は大体、20代で資格を取り、
 
30代で独立。40代半ばで組合の要職・付き合いも増え、技術の衰えと共に、
 
後継者の問題を抱え、売上不振に悩むという何重苦の岐路に立たされます。
 
スタイリスト(従業員)にしても勤務先の永劫繁栄は生活権に関わります。
 
つまりそこからがオーナー美容師の正念場になります。
 
資格試験・恋愛・結婚の20代女性や、独立し意気軒昂な30代の方には、
 
40・50代の苦悩は理解できません。
 
その為、当初「家族への愛、スタッフの離職と恋愛、幸造の公私の苦悩の軌跡」
 
をテーマとしましたがそれらはできる限り省略、オーナー美容師の「3.新しい美容院を
 
創出する」=「チェーンパッケージ」の成立へと筆をすすめました。
 
 下記に各章の「真意」・「本音」を要約致しました。
 
 友人にご紹介の際は「各章のあらすじ」から読んで戴いても・・・
 
(1). 1章〜10章
     井の中の蛙・幸造の第1歩がこの章から始まります。
   
     各章の酒屋・米屋・和菓子屋・八百屋の変換は全て筆者の経験・実話に
 
     基づいています。  皆さんの今すぐそば(近所)にある商店主とその子供
 
     (我が子の同級生)達の考え方です。、
  
        11章 1章〜10章までのあらすじ
                       
        1章 キャンペーン                      
        2章 10年前・・・                      
        3章 酒屋だった泰ッチャンと・・・                      
        4章 米屋の章ちゃんと・・・                    
        5章 和菓子屋の達兄ィと・・・                  
        6章 駅ビル・テナント出店                      
        7章 八百正の正造小父貴と・・・・                      
        8章 爺さんの代・親父の代・俺の時代                    
        9章 長男幸一の考え方                  
        10章 長女幸恵の考え方
                
(2) 12章〜20章
                         
        この章では「商売の道」の結論に達した「心の軌跡」を追求しました。
 
     「生き残りを図る店」「廃業する店」、日本の各地で今見られる現実です。
     
     幸造が次のステップに進む為に設けました。
 
     その結果、幸造は自分の足元(19章参照)を見つめ直します。
 
              21章 12章〜20章までのあらすじ
  
       12章 幸造の反省ー1 計画書                    
       13章 再度・米屋の章ちゃんと                   
       14章 章ちゃんの新・米穀店                     
       15章 留兄さんの問題点                 
       16章 留兄さんのフォーラム                     
       17章 留兄さんと新・理容店                     
       18章 オフレコ                 
       19章 妻・和子の財布                   
       20章 「待ったなし!」
                    
(3). 22章〜30章 
    今回、小説風にしなかったならば、生まれなかった章です。
 
    ただ、恩師・親方に相談にいくのは人間自然な現象だと判断しました。
 
    しかし、大橋先生を突き詰めていく程、26・27章を書かざるをえませんでした。
           
        大橋先生の「美容院業界」の「過去・現在・将来」の考え方と見識。
 
        大橋先生の哲学の生い立ちと歴史観と幸造に対する愛情の深さ。
 
    正直、筆者の経験・生い立ちも入りました(但し、女性関係は違います)。   
       
       31章  22章〜27章までのあらすじ               
       32章  28章〜30章までのあらすじ
   
       22章 幸造の反省ー2 「家の経営」と「店の経営」                
       23章 大橋先生ー相談           
       24章 大橋先生ー戦前・戦後の美容師             
       25章 大橋先生ー東京(日本)のブランド戦略             
       26章 大橋先生ー生い立ち               
       27章 大橋先生ー大と犬         
       28章 大橋先生ー美容院の現状           
       29章 大橋先生ー平成時代の美容院               
       30章 大橋先生ー美容院のシステム化  
                     
(4) 33章〜40章
               
     この章から「フランチャイズ・チェーンパッケージ」のマーケティング戦略探求に
 
    入ります。 当初ここから始める予定でした。「チェーン企画書」の作成に幸造
 
    が20万・200冊(33章参照)も筆者が5年間・3千時間・20万円の経験則でした。
         
     勿論登場者の天野氏・中瀬上人・宮本社長は実在の方ですが変名はして
 
     おります。
 
     永年親交いただいている方で「企画書」も目を通してもらっています。
 
     将来、美容院大学の「講師」の方々です。了解も得ています。
 
     いずれにしても、この章は「第2部」にも再三登場します。
 
      41章 33章〜40章までのあらすじ 
 
      33章 幸造の反省ー3 「チェーン企画書」        
      34章 コンサルタント・天野譲治氏のアドバイス  
      35章 理念ー中瀬純恵上人       
      36章 美容院の将来ー宮本昭社長 
      37章 ハイテク化ー宮本昭社長   
      38章 マーケティング戦略ー再度・天野譲治氏と・・       
      39章 フランチャイズ・チェーンの基本ー天野譲治氏      
      40章 フランチャイズ・チェーンパッケージ       
      
(5) 42章〜50章
             
        この章では幸造に「ある切り口」をもって「既存」の事象を見て学習して欲し
 
    かったのです。
 
    「会社・組織」を理解する例えに「上から3年・下から3日」と云うそうです。
  
    机に坐り書類を読んでたんでは3年かかるが、現場を廻れば3日で理解できる
 
    の例えでしょうか
    
    美容院も何店舗見学しても真の実像は分かりません。経営力も立地力、
 
    店舗力も異なる訳ですから。
 
    しかし、「ある切り口」例えば、自店と同じ駅前商店街で、乗降客・通行量・民度
 
    が類似していれば 質問内容が異なります。学習の仕方も変ります。
 
    信念(不易)がなければ経営ができませんが、自店を取巻く背景はドンドン
 
    変化(流行)しています。
 
    この章ではそれらを幸造に、「実学・予習」してもらう為に設けました。
 
      42章 「売上予測」     
      43章 「立地」 
      44章 「脚注」の補完   
      45章 「市場調査」     
      46章 「C・I戦略」     
      47章 「お金の予習」   
      48章 「ザーとジーの予習」     
      49章 「心の予習」     
      50章 総括とファッション・レッド       

さて、「第2部 ファッション・レッド(我が闘争)」が始まります。
 
  幸造は「理念」「チェーン企画書」ができたというものの上人の指摘通り
 
  「仏作って魂入れず」の状態です。その「魂入れ」とは正に「我が闘争」となります。
 
  またそれは、賢者・同志(ジイー)と共に「我らが闘争」でもあります。
 
  まず幸造の店舗で1年間の「仮説・実験・検証」を実施します。
 
  その前に、FC本部の会社を設立。(来年4月29日=幸造の誕生日)
 
  「チエーン名」等、弁護士(講師)・税理士(講師)・天野コンサルタント(講師)の
 
  指導の下に戦略的な手続きを経て、1号店の「実験店舗=戦闘機」での
 
  「ノウハウ」を確立後、「賢者・同志」を得て本格的に展開します。
    
  但し、3・7・10店舗の10名のオーナーは将来、本部の幹部になる方です。
 
  他薦・自薦、また ご質問・ご意見は下記のメールアドレスにお寄せ下さい。
  尚、「迷惑メール」(過去にも7・8千件アクセス)は固くお断りします。
 
  「全部消去」をせざらるを得ない為、真面目な方のメールも消去してしまいます。。
 
「第2部ファッション・レッド(我が闘争)」は「第1部」と同じく50章を予定しております。

           biyotaro@gmail.com
 
----------------------------------------------------------------------脚注76;  美容院の開店・廃業は「第2部」の「出店計画」で、
 
        勘定科目の「一覧表」は「資金計画」で  記述します。
 
脚注78; J・C・レビンソン (46章参照)
 
     マーケティング・コンサルティング社長。全米の企業・専門機関・大学で
 
           「ゲリラ・マーケティング」の講演活動を行っている。 
 
          各マスコミの賞を数々獲得している。

脚注78;三面等価 (48章参照)
 
     本来は経済学用語で、経済活動を「生産=支出=分配」の三つの側面から
 
           捉えると、これらはすべて等しくなるという原則の事。
 
     本章では「学校教育」は「知=徳=体」
 
         .「家庭教育」は「お金=愛情=しつけ」 の3面が原則だと記述。

脚注80: 安心立命  (49章参照)
 
、    「安心」は仏教の用語であり、「立命」は儒教の用語である、
 
     儒教では「天命を知り、心を平安に保つ」・「その身を天命に任せいつも落ち
 
           着いている」意である。
 
      仏教では、禅宗の達磨が初めて用いたとされ、不安や恐怖の原因は自分
 
             の「煩悩」である事であるから、この「煩悩」から解放される「安心立命」を
 
            「悟りの境地」とした。
 
  面壁9年の達磨が瞑想・座禅の結果、達した「儒教」と「仏教」からの造語である。
 
      *(求めよ、さらば与えられん ; 新約聖書;マタイ伝第7章第7節)  
 

49章 「心の予習」

  ウーン、成程! 「智恵」とは「心の眼」か。その「心」、即ち「心の予習」か。
 
  中瀬上人は手に持っていた杖を静かに境内の縁側に置いた。
 
幸造は上人から紹介された宮本社長の「ハイテク化」から「パッケージ」等々
 
一気に喋りまくっていた。
 
幸造、お前は馬車馬の様に働けば働く程、「心」が不安になると。 
 
「家庭教育」の本質を学んだお前にしては、「お金」では「安心立命」(脚注;80)は
 
得られないと・・・・・   そうじゃなぁ
 
日商60万も売っているコンビニ店でも訴訟問題が起きるご時勢じゃからのぉー。
 
しかしのぉ、「心」とは「見えない」から「心」と云うのじゃ。
 
    上人様に言われなくっても・・・、私はどうすればいいのですか。
 
そうじゃのぉ。儂(わし)は僧侶、それでは宗教家の立場から「心」について述べよう。
 
ウーン・・・そうじゃ、先代の住職から儂(わし)が教わった事を幸造に伝えよう。
 
上人は、再び杖を持って地面になにやら書き始めた。                                                                神                                                           
                         ↑     
               神道      ↑    キリスト教                   
                         ↑                                    自然 ------------------------------------人間                                 仏教      ↓    儒教
                         ↓                                      
                                 ↓                  ↓                       
                          人 間
                   
  
つまり「心」とは「見えない」ゆえに先人は種々なアプロ−チ=解析をしてきたのだ。
 
「人間」はそれを「自然」か「神」の中に求めてきたのじゃ。

1. 神道は「人間」が「自然」の中に「神」を見い出した「自然信仰」じゃ。
 
    詳細は35章で述べた通りじゃ。
 
  現在でも「初詣・お宮参り・七・五・三」等日本人の生活にしっかり根づいておる。

2. 仏教は「人間」が「自然」の中に「人間」を見い出した「仏陀信仰」じゃ。
 
 泥の上に咲く「蓮の花」に喩え、地獄の現世でも修行を積めば
 
  「仏陀=覚醒=解脱」するとな。  それらを 

 咀嚼した「行く川の流れ」の様に「無常観」等は日本人の「心」に深く根づいておる。  
3. 「儒教」は「人間」と「人間」との「ルール」、即ち「人の道」を説いた「宗教」より
 
  「哲学」じゃな。                          商売・経済界には
 
 江戸時代の「心学」明治時代の「経営倫理」(35章参照)として根づいておる。。

4. 「キリスト教」は「人間」と「神」との「契約」じゃなぁ
 
「人間」と「人間」の契約ではない。「神」とであるから「契約」が生命(いのち)である。

これらの「宗教」には一生学んでも学べない程、深い哲理・経典はあるが、
 
問題は日本人(先人)が如何にこれらの「宗教」と対話・咀嚼して、日本人の「心」に
 
根づかせたかだと思う。
 
      もう少し具体的に教えて下さい
 
幸造の「不安な心」を知る方法として、先人の「4つの視点」を借りて
 
アプロ−チ=解析する事である。
 
逆な見方をすれば、「心の不安」の突破口となる「言葉・キーワード」を発見する事。
 
更にそれを咀嚼して、「心の不安」の奥にある「安心立命」を発見する事じゃ。 
 
   そんな「禅問答」な事はよく分かりません。もっと具体的に教えて下さい。
 
幸造は働けば働く程、「お客様・従業員」の「心」又「美容院大学」の「カード」等が
 
「漠然とした不安」になっているのではないか。
 
もしそうならば「4つの視点」を借りて問題にアプロ−チしてみてはどうじゃ。
 
   そうですね。神道・仏教・儒教・キリスト教の4つの視点か。4点!
 
   人では「お客様」・「従業員」。それに「パッケージ」・「契約」ですかね。
 
されば、幸造の4点を、この4視点から考察して「心の予習」をしてみよう。
 
上人は先程の地面になにやら、付け加え始めた。                                                                               神 
                神道(お客様)     ↑      キリスト教(ザー)            
                         ↑     
         1.感謝の「心」      ↑     1.契約                
         2.勉強になります   ↑    2.時代の「心」  
 自然 ----------------------------------------------- 人間
                                            ↓                       
               仏教( パッケージ)  ↓     儒教 (従業員)
                         ↓                                      
            1.一木造り    ↓     1. 心・気・感情          
           2.創意工夫    ↓      2. 美容院大学
                          人 間 
 
1. 「神道」には「自然信仰」に基ずく森羅万象への「感謝の心」が基本じゃな。
 
      幸造は「お客様第一」と云うが、されば、お客様に期待するものは
 
        「ありがとう」ですかね。そう「感謝」の言葉ですね。
 
      「勉強します」とは「価格を下げる事」じゃな。
 
      価格を下げても「ありがとう」とは客は言わぬな、
 
されど「お客様」が、貴方のお店は「勉強になります」と感謝されるのはどうじゃ。
 
     それは理想ですけれど、そうはいかないでしょう。
 
    商売での「真の感謝」とは事象面の根っ子の「心」をお客が分った場合、
 
   貴方のお店は勉強になるわ。 そう早速、真似をしたくなるわね。  
 
   それがお前の目指す「FC店」ではないのか。
 
逆にいえば「お客様」に「勉強になります」で初めて「FC店」が1人前ではないのか。
 
「勉強になります」を、トコトン考える事=「顧客への漠然とした不安」を取り除く事で
 
はないのか。  「おもてなしの心」とはなんじゃ、宿題じゃ。

2. 「仏教」は「自然信仰」から「仏陀信仰」に変化させた日本人の「「創意工夫」じゃ。
 
    「パッケージ」の「不断の改善」の基いになると思うのじゃ
 
   例えば、古来日本人は「くすのき=樟=楠」(樟脳じゃ)の「神木信仰」がある
 
   その「神木」の「一木」から「仏像」を造り、民衆に「神=仏」を説いたのじゃ。
 
民衆はびっくりするわな。自分達の信じてた「神木」から「仏」がでてきたのだから。
 
「稲作」が日本の「経済社会」を飛躍的に向上させたごとく、この「仏教」は日本の
 
「知識社会」を一変させる事になる。
 
「稲作=経済」・「仏教=精神」の日本化は「創意工夫」の原点。
 
幸造は「パッケージ」を完成したと云っておるが、正に「仏作って魂入れず」
 
現場での「創意工夫」を、トコトン実践する事=パッケージの不安を取り除く事じゃ。

3. 「儒教」は「人間」と「人間」との「ルール」。
  
   つまり此の世は「人間関係」で成り立っておる。
 
幸造は漠然とした「心の不安」を云うが、この「人間関係」を見直してはどうじゃ・・
 
複雑な「人間関係」から「気疲れ」や「感情の爆発」更に「心の不安定」が生じるの
 
ではないか。 つまりその「気」と「感情」・「心」をよく観察してみる事じゃ。
 
   1. 「気」とは「氣」;米の上の湯気の事であり「現在」の「気疲れ」からの不安。
 
   2. 「感情」とは 「氣」の「現在」に「過去」が加わった不安。
 
   3. 「心」とは 「過去」・「現在」に「将来」が加わった不安。                                                                    これらの不安の解決・解消方法とは儂(わし)は下記の様に思う。                                                                                                                     1. 「氣」は「気疲れ」。体調・体力の問題だから「休む事」で解消できる。                                                        
   2. 「感情」は、「過去」に「囚われない心」・「解脱」の「修業」が必要である、
 
   3. 「心」は「将来」への「安心立命」・「修行」が必要である。
 
  「朝に道を知れば夕べに死すとも可なり」と孔子は教えておる。る。、                                                           
   この「修業」・「修行」を通じた「安心立命」こそ人間の生涯の目標でもある。
 
   即ち、お前の云う「美容院大学」の出番じゃ。

4. 「キリスト教」の「神」と「人間」との契約、それでは「人間」と「人間」との契約を
 
   幸造はどの様に理解しておるかである。
 
   幸造がFC契約を結ぶ際にその点を良く留意する必要があるのぉ
        (30章;ドトールコヒー鳥羽博道会長)
 
   即ち、日本人にとって「契約書」は後付。「信頼関係」が優先なのだ。
 
   その証拠に明記すべき訴訟の際の「裁判所」を明記していないのぉ。
 
   「裁判沙汰」そのものが「信頼関係」の崩壊と判断するからだ。
 
    日本人にとって「契約精神」が根づくには時間を要する。
 
    日本の宗教のサイクルは500年〜600年。その間大きな戦争・災害・困窮を
    
    経て「新・宗教」が発展してきた。  「キリスト教」は明治からまだ100年余。
 
    日本人が同化するのは2300年〜2400年頃か。
 
    ただこのサイクルで学ぶべき事は「FC美容院」が時代の波に合わなければ
 
    スッパリ止めることじゃ。

そろそろ結論としよう。
 
   日本人は島国でかつ何の資源も持たず、ゆえ宗教にしても血の滲む思いで
 
   咀嚼・克服、土着化させてきたのだ。
 
   1000、2000のピースのグランドデザインがない事は当然じゃ。(47章参照)
 
   しかしその1つ1つののピースに「魂しい」を入れる事が1000に繋がる。
 
   それが今まで述べてきた事であり、今回の儂(わし)「心の予習」である。
 
 幸造、世の中の仕事は人間がなす事。 ならば「賢者」(プロ)を求める事じゃ。

         そしてまず、「実践」「実行」する事じゃ。
       
           求めよ、さらば与えられん!
   
    幸造よ! 立て! 行け! 進め! いばらの道を! 
 
確かにそうですね、幸造さんはFCチェーンパッケージ(40章)を確立しました。     
更に、今後の「美容院・美容師」を「クリニック・クリニスト」(47章)と定義づけました。
 
しかし「経理システム」では、「店のお金を全部オープンにしろ」・
 
「銀行をつかわず公的資金を借りれ」・「税金をキチンと払え」等々、どこの世間の
 
店主がこれらを理解、賛同してくれるのか・・・ですよね
 
それでは、お互いに理解・賛同する為の共通の「土俵」を作る必要性がありますね。
 
その「土俵作り」の為には、少し遠回りですが、店主側(ジー)と幸造さん(ザー)側
 
分け「予習」をしましょう。 予習の項目は2点づつです。店主さん(ジー)側は
 
   1.「家庭教育」
 
   2.「職・住」分離  の2点です。
 
幸造さんは(40・47章)は店主がなんとか理解できてもお金は別、建前と本音は違う
 
  それでは、その「真の本音と」はなんでしょう。 幸造さん!
 
     ウーン。 「お金」、ウーン、やはり「家族の幸せ」ではないですか!
 
そうですね。つまり「家族に幸せ」を与えてくれる「父親」、その源である「家業・企業」
 
「繁栄」する事。、だから「税金」を国家に払い、国家は税金を社会の「インフラ
 
(社会基盤)」に回し、国民が日常の仕事に安心して励めるサイクルですね。。
 
    そうですね、「税金」「インフラ」まで飛ぶと思いませんでしたが
 
    普通の父親ならば「家族の幸せ」が第一ですね。
 
  それでは、「家族の幸せ」とはなんなのでしょうか。
 
「幸福論」は人の数程と云いますが、私のコンサルタント経験、3点を申し上げましょう
 
1. 内実(お金)が豊かである事。「奥さん」をみれば分ります。一見派手な生活でも
 
  お金が家族にキチンと渡っているか「奥さん」の笑顔で分ります。
  
  自営業の人はサラリーマンの「奥さん」は一様に同じ顔に見えると云います。
 
  当然ですよね。「余らず・足らず」の生活を30年、40年やっている訳ですから。
 
2. 愛情は「お子さん」をみれば分ります。金持ちだから子供が「愛情」に満たされた
 
  顔ばかりでもなく 貧乏だからといって「暗い表情」の顔ばかりではありません。
 
  愛情はお金で買えません。
 
3. 「しつけ」もお金で買えません。つまり、「しつけ」は貧しくともできます。
 
  よく「トイレ」をみれば「家庭」が分るといいますね、「玄関の靴」をみれば「子供の
 
  躾」が分ると。  昔、近所の人々が子供を叱ったのはその街・町・村の「躾=ルー
 
  ル」を教えたかったからですね。  我が子が友達の「誕生会」の際、皆の「靴」を
 
  キチンと揃え、「お宅は躾がいいのですね」と云われて 面映い思いをしながらも
 
  子供の成長と、自分が正しかったと安堵した経験を親は1、2つもっていますね。

学校教育は3点。 1. 学科面の評価 2. 学校生活のコミニケ等々のルール、そして
 
 3. 身長・体重等の記録。   即ち、 「知・徳・体」 の△形(三面等価;脚注79)。
 
  「通信簿」は、明治以降、戦前・戦後も変りません、
 
家庭も「お金・愛情・しつけ」の△形(三面等価)の基本構造は、戦前・戦後、今後も
 
同じではないですかね。「家」に関連する「漢字」は面白い事を教えています。
 
漢字の、1.「家」は「屋根の下」で大切な家畜「豚」が住む場所。
 
       一転して女・子供が安心して住める場所。 
  
    2.「安」は「女」が「屋根の下」で「安心・安全」できる場所。
 
    3.「字」は「子」供が「屋根の下」で安全に「学問」できる事。
 
    4.「家族」は「旗」の下に「矢=武器」を持って戦う事。
 
    5.「家庭」は「庭」がある事。即ち、「庭」「ベランダ」で「花」を育て愛する場所。
 
勿論、「お金・愛情・しつけ」の△形「三面等価」は時代と共に変化します。
 
例えば、戦前「しつけ」の80%は「食事作法」と云われています。
 
「一本箸・移り箸」等の「箸・マナー」は厳しく「魚の食べ方」で一人前であると。
 
  先生、店主の本音は「家族の幸せ」にあり、その基本は「家庭教育」だという事は
 
  良く分りました。、 しかしその基本と、店主が理解、賛同してくれる事とどう関連
 
  があるのですか?   具体的に教えて下さい!

2. 「職・住」分離という事です。即ち「住居を店舗以外に造る事」です。
 
つまり、幸造さんは祖父(初代)が母を美容師に職業・投資、母(2代目)が美容院
 
基盤を造り それを幸造さん(3代目)が発展させる、「三世代・美容院」経営ですね。
 
 幸造さんの役目は「美容院」プラス「家」か「マンション」を買い「職・住」分離にする
 
 事です。「新宅」では現在の家族と「お金・愛情・しつけ」の基本を実践・実行。
 
 将来は「長男」に譲る。
 
 長女・次男が「美容院」を継げば、家賃(税金+アルファー)を取って譲る。
 
 更に、13才の「次男」には15〜20年後に「家」を立てる際の「援助」をする

 つまり(祖父・現店主))が長・次男(子・2代目)と「家」立て、孫・三代目は無借金。
 
 祖父が種を蒔き、子供が育て、孫が金にする、「山林経営=三世代美容院」;35章
 
 祖父が頭金・諸費用をだし、子供が完済、孫は無借金。 「商店経営」

先生、そんな事をすれば、益々孫達は働く必要がないと「勤労意欲」がなくなります。
 
今だって、「フリーター」だの「ひきこもり」だの社会問題になっていますよ。

「居は気を移す」;孟子と云いますが、私は住居の「居=意=い」→「意識→考え方」
 
を変えると思いますよ。
 
子供の教育は、13才(小学校卒業)までは「母の愛情」、「祖母の智恵」が必要です。
 
18才(高校卒業)までは、父・祖父の「男性社会のルール」の基本学習が必要です。

  それは、一種の「過保護教育」ではないのですか。
 
  第一現在、祖父母と同居している家族はいませんよ。

違います。それは「健全な家庭教育」です。又
 
同居していなくと祖父母が4人の時代と云われています。 お盆・正月に帰省したり、
 
招待して18年間じっくり「新宅」で話合える時間を持つ事ですね
 
「恒産なき者には恒心なし」;孟子 といいます。 
 
日本人は「貧乏・時代」の「知識」はあるが「金持・時代」の「智恵」がないのです。
 
日本には創業100年以上の会社が約2万社、200年以上が約1千社、300年以上が
 
約500社あるのです。 全ての家が「金持」かどうか・・・私達より資産家なのは事実。
 
一見、地味(じみ)な生活をしていても、いい思いをしているのですよ。
 
しかし「金持・資産家」はその「智恵」が「嫉み」を生むので他人には絶対喋りません。
 
大橋一族、大橋先生がよくご存知ですよ。(27章参照)

   成程、「職・住」を分離して、、「家庭教育」を基本に「家族の智恵」を創れ。
 
   「家族の未来」を語れ。それが今の「豊かな=金持・時代」の家族の有り方だと。
 
   特に自営業の我々には欠けていると。
 
   なんだか元気が・勇気が出てきましたね。いや、本当に!

      次に、幸造さん(ザー)側の予習です。
 
1. 「奥様・和子さん」を「社長」にする事。
 
2. 「家庭教育=仕事教育」=「入学→学習→卒業」の2点です。

幸造さんは、日常の仕事の流れの中で「魚の目」(30章参照)の連続ですね。
 
1日の中でも午前と午後では「潮の流れ」が変り、1年も経てば「お客様・第1主義」は
 
忘れ、従来の「儲け・第1主義」に陥ります。
 
それは当然で又それ位、店が多忙でなければFCチェーンに代えた意味がありません
 
だから、「社長」・「奥様・和子さん」の「鳥の目」(30章参照)が必要なのです。
 
美容師の資格はこの際、必要ではありません。役割が異なるのです。
 
「社長」は頂上で「理念・旗」をしっかり掲げ、云い続ける事(伝)が役割なのです。
 
幸造さんの役割は「率先垂範」していくリーダーの役割なのです。
 
しかし、仕事には「成功」「「失敗」が共存します。
 
リーダーは「成功」は更に「拡大」、「失敗」は迅速に「修正」して「成功」に導く役目が
 
あります。 しかし、「成功」の中にも・・・これらをマトリックスで表わしますと  
                      
                     率先垂範
                       ↑
   ②      2. 修正          ↑     1. 拡大                     ①
                              ↑    
                                 ↑       
  
   失敗  ------------------------------------- 成功
                                               ↓                       
                      3. 真の失敗      ↓    5. 真の成功
   ③                      ↓                                      ④
         4. 将来に生きる失敗  ↓    6. 将来の失敗につながる成功      
                                   ↓                       
                         率後垂範(造語)
 
率後垂範 とは造語なのですが、3・4・5・6は幸造さんが多忙な日常業務では困難な
 
事はご承知でしょう。しかし、現在の成功体験が5年・10年先まで続かない。
 
「過去の成功体験を捨てろ」、「不断の改善をせよ」。とは日本の経営者・皆さんが
 
おっしゃる事です。 
 
つまり、3・4・5・6の解決の為に「入学→学習→卒業」=「仕事教育」すると云う事だと
 
私は考えます。
 
つまり、これらの「仕事教育・大学」に「入学」して「学習」、やがて「卒業」します。
 
その「学習」とは「予習→授業→復習」→「予習=知識、授業=経験、復習=智恵」と
 
私は考えます。
 
つまり「学習」とは 「1.知識、2.経験 3.智恵」  の△形・三面等価だと
 
私は考えます。
 
「智恵」とは 1.知識」を吸収し、2.経験を経た後に 湧き出てくる「穴を埋める智恵」
 
(30章・養老猛司)であり、「マインド・シェアーを獲得する智恵」(46章・レビンソン)だと
 
私は考えます。
 
      即ち「智恵」とは「心の眼」だと私は考えます。
 
成程、妻を「社長」にして、私は現場で「率先垂範」・成功の「カード」を切り続ける。
 
新しい「カード」は先生の持論の「美容院大学」から貰い、店と共に私は走り続けると
 
いう事ですね。良く判りました。
 
が、その「心の眼」と云う馬車馬の様な私の「心の眼」はどうすれば良いのですか
 
  ウーン、そう来ましたか。・・・・幸造さんがそれでFCチェーン展開を決心するという
 
  ならば やはり、ここは遠回りでも「心の予習」をする必要がありますね。
 
  私では無理!  中瀬上人にお聞きになる事ですね。
  
 --------------------------------------------------------------
  脚注77;頭皮ケア)
 
頭皮が健康だと顔のしわやたるみ防止になり、且つ髪にコシが出てスタイリングしや
 
すくなる。  家庭用シャンプーでも最近シリコン樹脂を使わない商品が中心。
 
美容成分が頭皮に浸透しやすいためエステでは「頭皮ケア=ヘッドスパ」は
 
1回・1万円以上かかるが、美容院はそれ以下の為、伸びている。
 
パナソニックは頭のマッサージ機器「頭皮エステEH」を4月に発売。
 
月産5000台で販売好調という
 
脚注76・78・79は次章で
 

47章 「お金の予習」

予習と云えば大げさなのですが、幸造さんが大橋先生に相談に行った時、 、
 
3点に絞り込みましたね(23章参照)    その事と同じ事です。
 
相談するには「丸投げ」するのでなく、要点を整理する事です。
 
今後、「新店舗開発」の相談の時にも必要ですから記憶しておいて下さい。
 
まず、基本は現状と今後の生活ですね。
 
それでは最初に、幸造さん宅の「家計費と店・売上高」を整理してみます(20章参照)
 
1. 吉野家の「家計費と店・売上高」
  ① 家計費
        1. 食 費      120,000 
         2. 光熱費       30,000 
                3. 教育費       100,000 
                4. 家計費         50,000 
                5. 保 険          30,000 
                6. 交際費         30,000
                  合  計         360,000   
 
     年間・約430万位。普通7人家族だと500万で一杯、一杯じゃないかしら     
  ②. 店の売上高 
      18.  売上高    15,000,000    100.00
       19.  原   価        750,000      5.00
       20.  粗利益      14,250,000        95.00
     ----------------------------------
            21.  人件費       6,600,000       44.00    (*押元・安部) 
         22.   光熱費       1,200.000       8.00    (
*水道費)
        23.  消耗品費       500,000       3.33
        24.  販促費     1,000,000      7.00
        25.  その他          50
0,000      3.33
         26. 幸造・給与    5,000,000      33.33 
           ----------------------------------
                 合  計    14,800,000   
       
美容院(商店)とサラリーマン家庭と大きく違う点は計画(予算)が曖昧な事です。
 
普通サラリーマン家庭は給与で遣り繰りして、臨時出費は賞与で賄います。
 
美容院は極論すれば毎月が賞与月です。 それ程、収入と臨時出費が不均衡です。
 
又、幸造さんはFC本部を立ち上げるのですから、「家」と「店」の「お金」を自分の
 
意思で 「コントロールできるか・できないか」を区別する必要があります。
 
更に、本部と連動して、「節約できるか否か」・「コストダウン できるか否か」です。
 
 まず、これらを2項にしてマトリックス分析(44章参照)すると
 
                   節約できる
              ↑    
   ②    7. 水道・光熱費    ↑     1. 食費    4. 教育費   ①
         8. 通信費         ↑     2. 衣料費   5. 娯楽費
         9. 保険料          ↑     3. 交際費    6. 日用雑貨                  
      コストダウン ------------------------------------- コストダウン
          できない                        ↓                                     できる       ③   10.   都・市民税      ↓      15. 住宅ローン        ④
        11.  固定資産税     ↓       16. 駐車代 
        12. 健康保険        ↓  . 
                13.  国民年金           ↓          
         14.  車・税金          ↓ 
                        節約できない
 
           勿論これ以外にも 17.小遣(幸造)も入ります。
 
更に上記の「4象限」と「店・売上高」をベースにして、FC本部を展開する訳ですから
 
この「4象限」と「店・売上高」を「FC本部」による共通化を図る必要性があります。 
 
                  FC本部       店        家計費  〇=主幹
  売上高・原価・ 粗利益      〇                 〇          ×       
        1.2.3.4.5.6.15.16.            ×                 ×                    〇     
      28. 店主・給与             ×                 〇                    〇                  21.22.23                     〇         〇           ×
        24. 共同・販促費         〇         〇           ×
         25.     リース料             〇         〇          ×
       26. 改装ローン代           〇         〇          ×
       8..9                 
            〇           〇            〇
         10..11.12.13.14         〇          〇          ×            
        27.ロイヤリティー          〇                 ×           ×
       28.      その他             〇          〇          〇     
         ----------------------------------  
          合計   
①④象限の衣・食費・住宅ローン等は店主・給与で賄います.。
 
奥様・税理士・本部・3者が「共通・家計簿ソフト」の開発する必要性があります。
 
今の「家計簿ソフト」は「領収書」を打込むだけで銀行口座まで仕分けしてくれます。
 
要するに奥様か父上か「金庫番」を決め他の人は「出血」を防ぐ知恵を出す事です。

②・③象限は本部と一体となって「節約・コストトダウン」を図るのです。
 
②・③象限で個店にできるのは、「節電」位です。
 
「販促費」・「光熱費」・「店舗の投資」は店舗数の拡大と共にコストダウンができます。
 
「健保」・「生命保険」は店主が将来本部職員になれば、保障額も多くなります。
 
国家=経済学、企業=経営学、家計=家政学があるように「店・家計費」は
 
家政学の「経営管理論」です。

まず「フレーム(枠組み)」を作って、各勘定科目を落とし込む。
 
そして、「家」・「店」・「本部」と数字を按分して数値化する。
 
数値化すれば管理ができます。管理体制ができると「本部・店・家計」が『三位一体』
 
となって「売上・利益」対策、「子供の教育・後継者対策」、「夫婦の老後問題」
 
(34章参照)が進展します。
   
    3.「経営戦略」;「三世代・美容院戦略」とはまず数値化する事です。

少し混乱してきましたか、幸造さん!
 
  ええ、これじゃ佐藤先生にどう説明するのか分らないし、先が読めません!
 
そうですね、これはFC本部の「経理システム」をモデル化するという事なのです。
 
そのモデル化はアイガー北壁を直登するのではなく、富士山をスパイラル
 
(らせん状)に登頂するのです。

例えば、「平成・美容院・FCシステム・2011年度」→「HBSー2011」式と命名します。
 
セブンイレブンでは第〇次総合情報システムと呼称していますね。
 
つまり、ある年度、現在の店舗で、できる箇所からシステム化を図っていくのです。
 
勿論、「ジグソーパズル」の様に「グランドデザイン」があってワンピースづつできるに
 
越した事はありません
 
再三、申し上げているように、美容院のFC店が1000も2000ものピースの
 
「グランドデザイン」はありません。

さて佐藤先生には、「家計簿」と上記の本部の数字を記入した「一覧表」を
 
お渡しします。 税務関係はOKですね
 
美容院(商店)がFC化できない「真の本質」は「家」と「店」の「お金」の曖昧さにあると
 
思います。
 
誰だって、自分の財布の中身を知られる事は嫌ですし、まして売上高まで管理される
 
なんて、死んでも嫌だとおっしゃるオーナーもいますよ。
 
しかし、旧家では「奉加帳」が廻ってくると最初に金額を書き込む為、交際費の基準
 
を明文化しています。
 
幸造さんのお宅も必要になります。又サラリーマン家庭のように「予算管理」が・・・

2番目に、改装資金の予習です。
 
    自己資金以外には「平沼プラン」を活用する事です。
 
    2001年(平成13年5月)施行され 無担保・無保証で 限度額は750万です。                                                    
 ① 「平沼プラン」は書類審査は厳しいが対外的にも公平性が保たれる。                                                                               
  ② 税金を納めていない場合 1年間収めてから借入をおこすのが絶対的ルール。                                                   
   ③ 銀行からの借入は その店舗の実力が公平に把握できません。                                                   
その理由は、「FC本部の援助」や「銀行借入」れだと当事者の恣意が入ります。
 
2〜3店舗ならば誤魔化せますが100〜200店舗の展開には通用しません。
 
「平沼プラン」にこだわるのでなく、公的資金を借り、税金をキチンと納める事です。
 
「節税」と「脱税」は異なります。佐藤先生には「釈迦に説法」ですが相談して下さい。

私の経験則では、「店舗の投資金額」は「年商」と同等、即ち1回転です。
 
店舗への投資の方程式は    「売上高」×1回転×0.8
 
例えば幸造さんの年間売上高   1500万円
 
投資金額            1500×1×0.8=1200万円
 
 1. 10年返済だと年間120万・月額10万  勿論これに金利がつきますが
 
 2. 営業日数;312日 → 日商48000円 
 
 3. 金利を考慮しても 日商 2.5日分です。 まずまずの返済金額だと思いますネ。
      
       佐藤先生に相談する事は上記の2点です。

相談内容は分りましたが天野先生、これを理解できる仲間・店主がいますかね。
       
  それでは、そのような店主(ジー)と幸造さん(ザー)の条件を予習してみましょう。
 
 
  --------------------------------------------------------------
脚注;76・77・78、と勘定科目の「一覧表」は字数制限の為、次章に掲載します。
 

46章 「C・I 戦略」

   そうです、「C・I戦略」(脚注73)なんですよ
 
「C・I」というのは本来(Corporate Identity )コーポレートアイデンティティ と云って
 
簡単に言えばよく見る会社のロゴ・マーク(ヴィジュアルアイデンティティ)で、企業名・
 
キャッチコピー・商品ブランドなど企業の特徴を一口で表現する事です。
 
最初に最も有名だったのは「アサヒビール」ですね。旧海軍の「旭のマーク」に似た
 
なロゴが現代の「ASAHI」と曲がった様なロゴ・マークに変った時は新鮮に感じたが、
 
又、逆に大丈夫かなとも・・思いましたね。
 
最近では「ベネッセ」(脚注73)福武書店・赤ペン先生ですね。  しかし幸造さんは 
 
40章の (1.「商標等のロゴ」・「店舗イメージ」) と重複していると思いますよね。
 
  「おっしゃる通りです」、 
       
ここで使用する「C・I」とは、「チェーンパッケージ」を
貫く「心棒」の事です。
 
  「難しくておっしゃってる意味が、日光の手前・今市(いまいち)なんですが」
 
それでは、セブンイレブンの初期の有名なお話を例にしましょう。
 
セブンイレブンの「おでん」はいまや普通になりましたが、導入期・各おでんメーカー
 
は驚愕しました。
 
各社はてっきり量販店のようにパックに入れた「商品」だと思いました。
 
精々、ハンペン等の組合せて売る位だろうと。  所が、屋台式の「おでん」だと分り、
 
各社ビックリ・呆れかえり某大手に至っては早々に引上げました。   だって
 
アメリカ産のコンビニが「おでん」を売るとは、「マクドナルド」が「お汁粉」ですかね・・
 
勿論、「チェーンパッケージ」の「利便性の提供・等々」はあった訳です。
 
結局、その「C・I」は「自己完結型」が「心棒」だったのです。
 
野菜も「サラダ」にして、量販店の様に「加工せずに召し上がれる商品」を提供する事
 
だったのです。 つまり、「自己完結型」こそが「心棒=C・I」だったのです。
 
「コンビニ」の「自己完結型・商品の提供」が「量販店」の「食材・加工商品の提供」と
 
「差別化」→「区別化」更に「棲分け」であり、コンビニの出発点だった事は
 
現在では理解できます。
 
  「でも先生、それは当然じゃないですか」
 
いや、当然でもないのです。当時アメリカでは週末・郊外のスーパーで1週間の商品
 
を買い込み、その間切れた「商品」を提供するのが「コンビニ」だと思っていたのです。
 
だから、八百屋(野菜等の補完)と提携して「コンビニ」を展開した企業もあった程です
 
今、「ナチュラルローソン」が展開していますね。俗にいう時期尚早だったのですね。
  
「それでは、美容院のC・Iはなんでしょうか?」
 
そうですね、それでは同業者の「理容店」の「サインポール」(脚注75)の有名な
 
お話を例にしましょう。
 
「理容店」の「サインポール」赤は動脈、青は静脈、そして白は包帯を表していると
 
いう事ですね。
 
 只、ここで注目する事は「床屋外科」→「病院」と「髪」も身体・医療に関する事です。
 
「理・美容師」の試験に「衛生管理」や「物理・化学」の問題がでるのは肯けますよね。
 
この原点に立って、美容院のC・Iを考察しましょう。
 
先に、31章「22章〜26章までのあらすじ」 で
 
   、戦前は 「髪結」→「美容師」=「洋風化」の確立
 
    戦後は 「美容師」→「スタイリスト」=「ファッション」の確立でしたね。
 
ならば幸造さん、こう考えられませんか

    平成は 「スタイリスト」→「???」=「?????」の確立 と。  しからば
    
    その   → 「???」=「??????」はどう確立すればよいのか
ここで、上記の「床屋外科」→「病院」を身近な「クリニック」に発展させれませんか!
    
    ウーン・成程・分った !
   
    「美容院」→「髪=クリニック」
  
    「美容師」→「髪=クリニスト(造語)」 と捉えるのですね!
 
          正解です。
 
つまり、既存の美容院は今後10年間で8万店、30年でほとんど廃業します。
 
しかし、美容院は消滅する事なく増加します。(脚注76) 
 
更に、大橋先生は28章で既存店の事を「しかし悲しいかな自分だけはその適正人員
 
と思い、日常新メニューを開発しては効果がないと嘆く体力勝負(人・物・金)の
 
消耗戦がいまの美容院業界です。
 
やがて自分がその船から降りる何番手かも知らず」とまで言い切っています。
 
幸造さんは、10年・20年後は「美容院=クリニック」・「美容師=クリニスト」が
 
「新しいC・I」ではないかと直感的に判断した訳ですよね。  
 
「良質廉価」のように  (35章理念 参照)
 
   「まあ先生のお話が上手だから、乗せられて言っただけですが」
 
幸造さん、いずれにしても、10年・20年も先を見通せる人は「神様」以外いないでしょ
 
我々・人間はその「仮説」を建てたならば「実践」・「検証」と繰返す事ですよね。
 
それではその前に、それが「正解」の「仮説」かどうか検証しましょうか
 
1. 今日的な問題(マクロ的な俯瞰図)
 
明治以降・列強に追いつけ・追い越せと「坂の上の雲」を目指してきた日本の夢は
 
敗戦で零に帰しました。
 
戦後、その「坂の上の麓(ふもと)」の荒地・「田」を耕作(インフラ整備)畑で作物
 
(商品)育成、その作物(商品)を欧米に販売、世界第2位へと浮上しました。
 
所が、アジアでは日本へのキャッチ・アップを目指す国々が多数出現,
 
今やその作物(商品)の1部は遜色がなくなりつつあります。
 
日本は「坂の上の麓(ふもと)」で次に何を見出せば良いかが今日的な問題ですよ。

2.「安全・安心」の世界(コンセプト=哲学)
 
21世紀は「健康」・「医療」・「教育」・「環境」等の時代云われていますが、
 
そのキーワードの1つに「安全・安心」が挙げられています。
 
美容界も化学物質による化学化粧品などの長期使用の人体の影響を重要視する
 
消費者が増加しています。
 
しかも、市販の染毛剤は万人向けに効きを良くする為、化学物質が幾分か強い目に
 
配合されています。

例えば、顧客が染毛剤の持ち込み使用と価格の値引きを求められた場合、
 
幸造さんの回答は如何ですか。    もし幸造さんが
 
「安全・安心」・「クリニック」・「クリニスト」の視点に立てば、「ノー」ですよね

この「C・I=心棒」があれば、後は店・使用品の価格を如何に「リーゾナブル」にす
 
るかを追求すれば良い訳ですね。
 
しかし、一般的には「お客様が望む事が」→「何が悪い」の論理が先行→「髪に良くな
 
い」とは云えません。 
 
お客様にしても「髪を傷めたくない」とは思いつつ「価格」には勝てません。
 
つまり、お互いに「良くない・悪い」と知りつつ、荷物を「先送り」してきたのです。
 
また、最近では「頭皮ケア」(脚注;77)関連の市場規模が急成長しています。
 
これらの事はお客様と美容院の「心」と「価格」の微妙な関係と理解できます。

その為、今後は「ファッション」はもとより、「安全・安心」・「クリニック」・「クリニスト」の
 
の「考え方=C・I」が重要になります。
 
それらを現場・美容院で実践していく為のマーケティング戦略は・・・という事ですね。

3. J・C・レビンソン(脚注;78)(マーケティング戦略)
 
マーケティングは「マスメディア・マーケティング」→「ミニメディア・マーケティング」へ、
 
その中では「ゲリラ・マーケティング」の実践が最も有効な1つだと云われています。
 
その提唱者の、J・C・レビンソン(脚注;79)は概略を(日経MJ;平成19年・2007.8.08)
  
 (1)「マス・マーケィング」は巨大企業向けだ。中小企業にはカネがかかりすぎる
 
 (2)ゲリラ戦は 効果が大きく 小回りがきき コストを省ける。
 
 (3)ゲリラ戦は 単純明快で 現場の人にも理解でき すぐ行動に移せる

更に具体的には(渋谷の某・美容院では採用・実践中)
 
  <1> 市場シェアーより 顧客の「心の中」の「マインド・シェアー」を獲得すべきだ。
 
  <2> 思い出して欲しい時に 思い出してもらえる存在を目指せ。
 
  <3> 社員の個性・商品に込める「思い」が重要だ。 他社に真似されない為にも。
 
  <4> 顧客が重視するのは 1.信頼 2.品質 3.サービス 4.価格・の順。 
 
       安さより「信頼」が大事。
 
  <5> 他社商品の欠陥や、買わない場合の不幸・危険を説くのは最悪。 
 
      「買わされた」感情が残る。
 
つまり、お客様の「マインドシェアー=占拠率」を何%占めれるかを目指すべきと・・

4. 結論:「総合的・店舗力」
 
   今後の美容院は「安全・安心」・「クリニック」・「クリニスト」を「串棒」にして。
 
   店舗の「技術」・「サービス」・「価格」等を的確に判断して「信頼」を勝ち取る
 
   「総合的・店舗力」の時代になると思います。
 
あなたが考えた今後の美容院・美容師を 「クリニック」・「クリニスト」と捉えるならば、
 
「安全・安心」も皆が無理なく理解・納得して実践できると思うのですが如何ですか。
     
       そうですね! 私にもできそうな勇気が湧いてきました!

所で幸造さん。 「お金」はどうします。
 
       そうなんです「お金」については、佐藤税理士に聞くしかないですかね。
 
それでは、佐藤先生に伺う前に、予習として「3点」申し上げましょう。
 
        教えて下さい !
    --------------------------------------------------------------
 脚注;73 C・I
    企業の特徴を一口で表わすロゴ・マーク(ヴィジュアルアイデンティティ)を
 
   一般的には指しますが、本稿ではさらに突っこんで企業の「自己証明」or
 
   「立ち位置」・「心棒」と解しています。
   
    「I・Dカード=identity card」は「本人である事を証明するカード」の事。例えば
 
    運転免許書。 「C・I戦略」は、その背景に「顧客により分りやすく認知して
 
    もらうのも、「企業の責任」という「販促論」の1つ。
 
 脚注:74. ベネッセ
   Benesseは、ラテン語の「bene=よく」と「esse=生きる」を組み合わせた言葉。
 
 「教育・語学・福祉・生活」の事業領域で、お客様が「よく生きる事」を支援する
 
 意思表明のC・I。
 
 脚注;75 サインポール
   12世紀当時の理容師は外科医も兼ね「床屋外科」と云われていた事が
 
   血液・発祥の因だが、 実際に、血管に動脈と静脈の2種類が発見されたのは
   
   17世紀の事なので後世のこじつけとも・・

 脚注76;美容院の開店・廃業・・・(28章「美容院の現状」に「廃業店」を付加した)
   
  平成      総店数        増減      新規開店      増減      廃業店       増減
    6年     192,111      2,136       9,719          378        7,583        -365
     15年       210,795       2,484       10,762         199        8,278        822
       合計                      20,820    102,455       1,421      81,635        330
      1年・平均                2,082     10,246          142        8,164         33
 
             10年間で1万店増加、8千店減少。新規店2千店増加。
 
脚注;76;77;78; の詳細は次章

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