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  (フィギュアスケート)ジャンプの評価点(GOE)を探る!(その1)


0. 評価点(GOE)とは

 
      まず、『 評価点(GOE) 』 とは何かについて書いておきたいと思います。『 評価点(GOE) 』 
     はジャンプに限らず全ての演技(要素)にあります。全ての演技は、基礎点と今回語ろうとしている  
     評価点(GOE) 』 の2つの得点が与えられます。

      基礎点は、その演技(要素)に対して対応する得点があらかじめ決まっている得点です。一方、『 評
     価点(GOE) 』 は演技の出来栄えによって審判がジャッジを行い、加点又は減点を行う得点です。

     加点又は減点を行う方法は、審判は、7段階で評価します。これは、学校の通知表のようなものだと思
     ってください。+3、+2、+1までの評価が加点です。−1、−2、−3は減点です。0は加点も減点もな
     しです。

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     そして、今回話題にするジャンプという演技(要素)は、ご存知以下のように色々な種類があり、それら
    には難しいジャンプや易しいジャンプがあります。今回は、ジャンプの種類などはご存知なくとも、ジャン
    プには、『 難しいジャンプや易しいジャンプがある 』 ということだけ理解していただければ大丈夫
    です。

今回の記事では、採点ルールの中で例えばトリプル・アクセル・ジャンプの難易度に対して、基礎点が正しいとか、評価点(GOE)が正しい。とか語るつもりはありません。僕は、スケーターでもコーチでも無いからです。更に言えば、現役のスケーターでも得意不得意があって、客観的にどの演技(要素)が何点であるべき!。などということを客観的に決めるのは難しいのではないかと推測するからです。

結論を言うと、ド素人の僕でも大手を振って語れること。・・それは、採点ルールの考え方に矛盾があるのか無いのか・・。ということです。

従って、例えば、浅田選手のオハコであるトリプルアクセル・ジャンプなども、どういうジャンプなのかも良く分からない方でも大丈夫ですウ!


       ISU(国際スケート連盟)で以下のようにジャンプの難易度が定義されております。
      ( 基礎点の高いジャンプが難易度がより高いジャンプ。ということになっております )
イメージ 2



1. 評価点(GOE)についてなぜ探るのか


     前回 『 演技構成点 』 について語ってきたが、これが、フィギュア・スケート最大のポイントである。
    ということを語ってきた。と同時に審判の裁量が大きく影響する。という意味でも最大なのだ。その次に、
    審判の裁量が大きく影響するのが評価点(GOE)だと思っている。実際にバンクーバーオリンピックでは、
    女子シングルでキム・ヨナ選手が浅田真央選手に勝利した要因は、この 『 評価点(GOE) 』 である。
    と僕は語ってきた。

    ※下線は、本ブログの記事へリンクしております。( クリックするとポップアップします )

   以上が今回 『 評価点(GOE) 』 についてまとめていきたいと思った理由です。

2. なぜジャンプの 『 評価点(GOE) 』に限定するのか

   ( 読み飛ばしていただいてもOKです! )


     ジャンプ以外の要素では、ステップとスパイラルについては、演技の種類に関わらず、基礎点と評価点
     (GOE)が全く同じである。ということ。そしてスピンについては、スピンの種類によっては、若干異なる
     もののほとんど基礎点と評価点(GOE)が同じである。ということ。

     以上の理由により、演技の種類によって評価点(GOE)の是非を語る余地が非常に少ないと思っている。

    → 各要素の基礎点と評価点( GOE ) ( 本ブログ各記事( クリックするとポップアップします ))

 

3. ジャンプの評価点(GOE)の採点ルールについて探る!


   (1) 加点また減点される得点は、ジャンプの種類によって違うのだ!

     いよいよ、本題です。以下の表をご覧ください。4回転ジャンプと3回転ジャンプの評価点(GOE)の
    一覧表です。先ほど、審判は7段階(+3 〜 −3)で評価するということをお話しいたしましたが、こ
    の7段階のそれぞれに対応した実際に加点または減点される得点が、採点ルールの中でジャンプの
    種類によって決まっているのです。

     例えば、3回転ジャンプで言えば、どのジャンプも+3と評価された場合は、3.0が加点となります。
    +2と評価された場合もどのジャンプも2.0点加点されます。
     ところが、−1と評価された場合は、アクセルジャンプだけが−1.4減点となり、その他のジャンプ
    は−1.0点となっています。ジャンプの種類によって加点または減点の大きさが違っていることがお
    分かりいただけましたでしょうか?
イメージ 3
  


   (2) あれ?これって加点 と 減点の考え方が違ってないかい?

        下のグラフをご覧ください。3回転ジャンプの得点のグラフです。これは、+3 〜 −3の7段階
       で評価された場合の基礎点と評価(GOE)の合計点をグラフにあらわしたものです。グラフの見方を
       説明しますと、3回転アクセルジャンプであれば、グラフの左側の+3とか+2などが、7段階評価で
       す。そしてそれに対応する得点がグラフの各マスの中の数字です。例えば+3であれば11.2点。
       +2であれば10.2点です。

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        ここで、一度+3とか+2とかどんな基準で評価されるのか、その一例をご紹介したいと思いま
        す。以下のような基準が沢山あります。このクリアできた基準の個数によって+3とか+2など
        の評価をすることになっております。

        < 加点される基準の例 >

          ・高さや飛距離が素晴らしい
          ・着氷時に手足がよく伸びている、または独創的な出方をしている

        < 減点される基準の例 >

          ・着氷で転倒
          ・両手を着く 

        などなどです。

       ISU(国際スケート連盟)では、ジャンプの難易度に関わらず同じ基準で評価を行っております。
      ここで質問です。

       同じ基準(高さや飛距離が素晴らしいとか)で難しいジャンプや易しいジャンプを評価する場合、
       みなさんは、加点や減点する得点はどんな得点を与えたいと思いますでしょうか?

      例えば、高さが高い場合は+1と評価すると決まっていると仮定します。この場合、難しいジャン
      プで高さが素晴らしいのと易しいジャンプで高さが素晴らしい場合のどちらも同じ+1と評価する
      ことになります。(その他の評価は無視したとして)

       この場合、難しいジャンプと易しいジャンプでどちらの加点を大きくしてあげたいでしょうか。
      僕なら、ただでさえ難しいジャンプなので、更に高く飛べた場合、易しいジャンプより高い加点を
      あげたいと思うのですが・・。逆に難しいジャンプで失敗した場合減点もなるべく少なくしてあげ
      たいと思うのです。

       と話しを進めてきましたが、これがいいたいことなのではありません。以上のような考え方でも
      う一度、グラフを見ていただきたい。

まず、< 加点 >について

   まず、大前提としてジャンプの難易度は、基礎点の大きさで比例するものと考えます。この前提に反対意見の方は、以降の議論に進めません。

   どのジャンプも+3、+2、+1のどの場合も1点づつ加点されます。すなわち、難しいジャンプ(基礎点の大きいジャンプ)は+3や+2や+1をもらっても加点される割合が小さいといえるのだ。  例えば+3の場合、加点の割合は一番難しいアクセルジャンプは37%、一番易しいトウループジャンプはなんと75%にもなるのだ。

また、一番易しいトウループジャンプで+1の場合、25%の加点となるのだが、アクセルジャンプも同じ割合で加点されたとしたら、+1評価で10.25点となるのだ。これは、+2評価以上に相当するのだ!

従って、加点については、難易度の高いジャンプは不利!ということになると思うのだ!


次に< 減点 >について

  一番難しいアクセルジャンプだけ減点の幅が大きいので一見不利に見えるのですが、−3の場合減点割合は51%強、一方一番易しいトウループジャンプは75%の割合になる。

従って、減点については、難易度の高いジャンプは有利!ということになるのだ!


   なんだか、評価(GOE)の得点については、加点と減点の考え方に統一性が無いように思うのですが。理解や分析の仕方が間違っているのでしょうか?それとも評価(GOE)の得点に不備があるのでしょうか?みなさんはどのように思いますでしょうか


    以下、4回転についてもグラフを載せておきます。4回転は、3回転のアクセルより難易度が高いものと
   定義されております。

4回転についても同じことが言えそうです。

  
イメージ 5
 

記事は続きます!

  次回は、評価点(GOE)とジャンプの種類毎のランキングをまとめてみたいと思います!

  ( クリックすると記事がポップアップします )
  → 本ブログ 【 ( その2 ) 】
    ( アップした時点でリンクします )

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初めまして

『加点と減点について』。参考になりました〜♪
これを考えれば、真央ちゃんが「ほぼ完璧なのに点数が低い」と言われるのも分かるし、逆に高橋が「今季最高得点」を取ったというのも、頷ける気もします。
『様々な側面を総合的に』ですからね〜♪

高橋は、よく考えてますよね〜。
真央ちゃんは確かに、「頑張ってるのに勿体ない」とは思いますが…。でも、『そういうルール』で戦ってるのは、みんな一緒ですからね…。

『あの状況』で4回転フリップ〈史上初の大技〉を選んだ高橋は、その“裏”をかいたワケですね!
チーム真央には、そういう『戦略』を立てる人材は、いないのでしょうか…。

2010/4/12(月) 午後 10:15 [ ひかる ]

ひかるさんコメントありがとうございます!
分かっていただける方がおられてうれしいです!

真央ちゃんの場合は、やっぱり3回転アクセルにこだわっているんだと思うんですよねえ。確かにオリンピックでは3回転アクセルは3つ飛びましたけど、+1以下の評価でしたし、世界選手権では、回転不足を取られたりしています。あと一歩完成度があがると無敵になると思うんですけどねえ。あと、コンビンーション(組み合わせ)ジャンプも3回転アクセルジャンプを飛ぶために、組み合わせとしては難易度を下げているようなんです。そういった点は更なる進化の余地があると思いますウ。そしてそれをやろうとしているみたいですよ!
高橋選手はもう世界選手権で金メダルをとって世界王者になりましたけど、あの演技力であと4回転さえ決まれば、誰も勝てる人はいなくなるでしょうねえ!4回転フリップは成功させてもらっちゃいましょうか!そしてまたまたフィギュア史を塗り替えてもらいたいですよねえ。

2010/4/12(月) 午後 11:12 しょうすけ


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