精神病にまつわるお話

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こんなの見つけました

東京都の精神病院を調査したところ40点満点でこの様な数字が出たそうです。
参考になるかどうかは分かりませんが載せてみました。

23区東部(千代田・中央・文京・台東・墨田・江東・豊島・北・荒川・足立・葛飾・江戸川)
綾瀬病院(18点)
アヤメ病院(21点)
大内病院(27点)
葛飾橋病院(17点)
土田病院(31点)
東京足立病院(32点)
西ヶ原病院(22点)
富士病院(24点)
23区西部(港・新宿・品川・目黒・大田・世田谷・渋谷・中野・杉並・板橋・練馬)
愛誠病院(17点)
飯沼病院(16点)
大泉病院(32点)
烏山病院(31点)
康済会病院(14点)
慈雲堂内科病院(27点)
晴和病院(34点)
東京武蔵野病院(35点)
都立梅ヶ丘病院(36点)
都立松沢病院(26点)
成増厚生病院(25点)
南晴病院(31点)
陽和病院(23点)

八王子地区(八王子・日野)
永生病院(22点)
恩方病院(20点)
上川病院(29点)
北野台病院(19点)
協和病院(16点)
駒木野病院(28点)
聖パウロ病院(21点)
高尾厚生病院(13点)
高月病院(18点)
滝山病院(14点)
多摩病院(17点)
東京新生病院(10点)
東京高尾病院(12点)
東京天使病院(22点)
七生病院(13点)
平川病院(28点)
西八王子病院(29点)
八王子恵愛病院(16点)
三井病院(12点)


町田地区(町田・多摩・稲城)
飛鳥病院(21点)
稲城台病院(21点)
上妻病院(10点)
桜ヶ丘記念病院(28点)
多摩中央病院(22点)
鶴が丘病院(29点)
鶴川さくら病院(24点)
鶴川サナトリウム病院(21点)
常磐病院(26点)
よしの病院(27点)
青梅地区(青梅・あきる野・日の出町)
秋川病院(23点)
青梅慶友病院(14点)
青梅坂本病院(14点)
青梅成木台病院(20点)
鈴木慈光病院(19点)
東京海道病院(19点)
東京青梅病院(17点)
西東京病院(9点)
日の出ヶ丘病院(24点)

その他の多摩地区
青木病院(21点)
井之頭病院(28点)
吉祥寺病院(29点)
清瀬富士見病院(24点)
久留米ヶ丘病院(20点)
小金井病院(18点)
国立精神・神経センター武蔵病院(29点)
齋藤病院(22点)
三恵病院(17点)
多摩あおば病院(32点)
多摩湖病院(11点)
多摩済生病院(17点)
根岸病院(23点)
長谷川病院(34点)
逸見病院(27点)
松見病院(16点)
武蔵野中央病院(21点)
山崎病院(22点)
研精会山田病院(21点)
薫風会山田病院(24点)

トップ10
東京都立梅ヶ丘病院 36
東京武蔵野病院 35
晴和病院 34
長谷川病院 34
大泉病院 32
東京足立病院 32
多摩あおば病院 32
烏山病院 31
土田病院 31
南晴病院 31

ワースト10
西東京病院 9
東京新生病院 10
青梅厚生病院 10
上妻病院 10
多摩湖病院 11
東京高尾病院 12
三井病院 12
高尾厚生病院 13
七生病院 13
康済会病院 14

お薬・・・3

続き・・・
(7)うつについて
一般的にうつというのは緊張が下がって起こり、統合失調症は緊張が上がって起こるので、簡単に言うとうつを治療するには薬で緊張を上げ、統合失調症は下げればいいわけです。
うつと統合失調症が同時に起こったときにはどうするかというと、<ドグマチール>など、両方に同時に効く薬を使い(うつの薬と統合失調症の薬を同時に処方されることもありますが、併用禁忌の場合もあります)、睡眠を十分にとるということをします。睡眠は疲れをとり、気分をなだらかに落ち着ける最良の方法です。だから逆に眠れないのは要注意です。自分では眠ったつもりでも、十分深い眠りになってない場合もあります。
うつの治療では下がっている緊張を上げると言いましたが、抗うつ剤で上げてしまうと却って自殺願望が出てしまう時には、逆に鎮静(下げる)させて考えさせないようにする時もあります。あと、緊張性うつ(緊張が上がって考え過ぎてうつになる)の人は「こんなに病気が重いんだ」とよく喋ったりすることがあります。普通のうつ病の人は黙って落ち込んでいます。)こういう時の治療には緊張を下げるタイプの抗うつ薬を使います。初期のうつでは、下げるべきうつか、上げるべきうつか、専門医でも判断が難しいそうです。
気分を上げようと酒と薬を同時に飲む人がいますが、これは止めた方がいいです。薬の作用が尋常でなくなるうえに、酒はどんどん量が増え、しかも睡眠の質を落とすからです。うつとアルコール依存症に同時になる人は多い「です。
躁病と統合失調症が合併することもあります。気分がやたらハイになって、ふだんならなかなかできないことをしたりします。知ってる人にお堀に飛び込んで白鳥を追い回した人がいます。躁病の治療には普通<リーマス>(リチウム)を使います。コントロールが難しい薬で、血中濃度を測定しないと中毒になるおそれがありますが、慣れもあります。
(8)副作用止め
抗精神病薬にはよく副作用止めが出されます。副作用止めと言っても、抗精神病薬の全ての副作用に効く訳ではなく、手が震えるとか、ろれつが回らない、体が堅くなる、そわそサわする(アカシジア)、首が曲がる、眼球上転発作(ジストニア)、など錐体外路症状に効きます。副作用止めの薬には<アキネトン>(ビぺリデン)、<ピレチア>(プロメタジン)、<アーテン>(トリヘキシフェニジル)などがありますが、緊張を上げる副作用があります。しかしピレチアなどは他の副作用止めのように抗コリン剤ではなく抗ヒスタミン剤のため逆に眠気のくる場合もあります。つまり統合失調症の薬は緊張を下げて、副作用止めは緊張を上げる、反対の作用があります。その為、副作用止めの量が多いと幻覚妄想が出たりします。そういう場合は幻覚妄想止めの薬を増やすので無く、副作用止めを止めなければいけません。そして物覚えが悪くなる副作用もあるようです。手足がしびれたりする人もいます。抗精神病薬にはお約束のように副作用止めを入れたり単独で眠前投与する医師もいますが、うつになったり睡眠の質を落とすことも多いので、飲まなくて済むのなら飲まないほうがいいです。錐体外路症状には漢方では抑肝散が効くと言われています。
副作用止めは錠剤だけでなく注射もあります。速効性があり、そわそわしていたのがぴたっと止まります。
 副作用止めは普通抗精神病薬に併用さウれますが、抗うつ薬や吐き気止めにも併用されることもあります。
 錠剤の薬は飲んでから効いてくるまでだいたい30分〜1時間、睡眠薬では2〜3時間かかる感じがします。
(9)副作用止めの効かない副作用
副作用は他に、口が渇く、鼻づまり、便秘、肥満、無月経、インポテンツとかもあります。これらは副作用止めではよくならないので、漢方(白虎加人参湯(実証)五苓散、柴苓湯(実証)など)を使ったり対症療法(例えば便秘には下剤)もします。これらの症状は薬のせいだけではなく、うつの症状でも現れることもありますので、主治医によく聞いてください。副作用は緊張の高い仕事中とか睡眠不足の時に強く出るようです。
 また「抗精神病薬は緊張を下げる」と先に書きましたが、治りかけの時に必ずうつ状態を経験します。これは抗精神病薬が緊張を下げ過ぎてうつになるためです。こういう場合は抗精神病薬を減らせばいい「のですが、薬によるうつか体調によるうつかは見きわめが難しいので、必ず医者に相談してください
副作用止めの効かない抗精神病薬の副作用のうち、2〜3年続けて飲んでいると、口や舌がかってに動いて口をすぼめたりすることがあります(遅発性ジスキネジア)。緊張した時に出ることが多いです。ひどくなると、食物の飲み込みや呼吸が困難になったりすることもあるそうです。
(10)怖い副作用
あと、口が渇くからと水をペットボトルに大量に飲む「水中毒」も意識障害やけいれんを起こす事があるそうです。
 副作用で怖いのは、まれにしかありませんが、「悪性症候群」です。心身共に疲労が激しい時などに、急に点滴などで大量の抗精神病薬を入れた時など、何の前触れもなく起こります。医者は「死因不明」と言っていましたが、たぶんこれで亡くなっただろう人を知っています。精神変調、筋肉のこわばり(腕が振れなくなる驕j、ふるえ、発汗といった症状からはじまり、38度以上の発熱、さらに高熱が続き、脱水、意識障害、呼吸が荒くなる、しゃべりづらい、よだれ、失禁など、腎不全を併発、死にいたることもあります。早期発見、早期治療が重要です。発症頻度はまれとされますが、報告によりバラツキがありよく分かっていないけれど、約0.2%という報告もされています。飲み始めから30日以内に発症するケースが全体の約90%以上を占めるそうです。
原因薬の例として、おもに抗精神病薬や抗パーキンソン薬(副作用止め)の減量、中止時、抗うつ薬(三環系)、ベンザミド系制吐薬<プリンペラン>、<ドグマチ−ル>、他<リチウム>(抗躁剤)などです。
 悪性症候群とは錐体外路症状の重症化したものです。錐体外路症状とは、急性ジストニア(眼球上転、喉頭けいれんなど)、アカシジア(そわそわしてじっとしていられない)、パーキンソンニズム(筋強剛[悪性症候群の高熱の原因]、ふるえ、よだれ、動作緩慢[薬剤性うつとの区別が難しい]など)、遅発性ジスキネジア(長期服用で出てくる。口をすぼめたり、ぴくぴくする。治療法がない。会話、摂食障害によって人に変に見られるもとになる)などです。副作用の比較的少ない非定型薬でも、悪性症候群はおこり得ると言われてます。軽い状態(熱があるのに蒼白くてグタッとしている)なら、薬を切り替えたら良くなります。身体的拘束が重要なリスクファクターだと言われています。
三環系やSSRIなどの抗うつ剤でも(多くは抗精神病薬との併用で)似たようなことが起こり、セロトニン症候群と言われてます。体は固くならず、運動亢進が起こり、原因薬物を中止して対症療法を加えれば、たスいていは24時間以内に回復しますが、死亡例も報告されています。
予防・対策として、
1.抗精神病薬など発症頻度の高い薬の服用に際しては、ご家族も含め、事前に説明を受けておく。
2.自分だけの判断で、急に薬の量を増やしたり、減らしたりしない。
3.上記のような症状があ らわれたら、すぐに病院に連絡または受診する。
悪性症候群になる人は年間1万人くらい。死亡率は10%で、何度も厚生省通達が出ています。
これは1人では対処出来ないので、家にいる時なら何とか救急車を呼ぶことです。
あと日本では、精神障害者のうち年間1000〜1500人が心臓にきて不整脈から突然死しています。この統計のなかには自殺も入っていると思われます。また、抗精神病薬を長期服用していて副作用や動かないことで肥満している人(本来緊張する病気で常に緊張してると太らないので、太るということは緊張が抜けてる事でいいことです)が、外科手術などを受けた時に点滴だけの栄養で栄養不足になって体脂肪が分解されると、脂肪層中に溜まっていた薬が一気に溶け出して大量服用と同じ状態になることもあるそうです。大量服用でなくて常用量でも、まれに起こるそうです。
他科でもらってる薬は必ず医師に申告してください。飲みあわせ禁忌(思わぬ副作用をもたらす)の薬もあります。あまり多剤併用してると、医師にもどの薬同士が悪さをしているのか分からない場合もあります。      

お薬・・・2

続き・・・・
<メレリル>は抗精神病薬ですが、神経症やうつ病にも使われ、眠くなります。血管系に影響を与えます。SSRIとの併用が禁忌です。
飲んだ感じは、<レボトミン>がシャープで深く、長いが重い眠り、<ベゲタミン>は重くて長いがいまいちシャープさに欠けます。<メレリル>は前2者に比べると弱いけれど、すぐ眠れ比較的キレがいいです。
 しかし個人差もあるようで、外来診療のときに、<レボトミン>などの強い薬を10錠以上処方されている人を見ることがありますが、びっくりです。
どちらとも違う中間型もあります。<ニューレプチル>は適度の鎮静効果と抗精神病作用を持つと言われてます。<ピーゼットシー>は吐気をおさえ陰性症状の改善が期待されます。眠くなります。
分類は違いますが、<ホーリット>は維持療法に適していて、睡眠薬として飲む゙と軽い眠気が持続しますが、昼間飲むとどうも口が乾いたり鼻が詰まったりします。<ロドピン>は不安、焦燥、緊張を柔らげ、鎮静抗躁作用があります。飲んでる友人は強い薬で、頭が押さえ付けられるようだと言っています。
 <ドグマチ−ル>もどれにも属さない独特な薬です。もともと胃薬で潰瘍の治療に使われたりします。統合失調症には300mg以上で、うつ病ではそれ以下で効きます。副作用として、プロラクチンの値が上昇し、男性でもおっぱいが大きくなったり、女性では母乳が出たりします。さらに性欲を減退させる副作用もあると言われています。胃薬で食欲が出る為、太ったりします。この性欲減退や太る、あと月経異常の副作用は他の抗精神病薬でも出ます。
抗精神病薬ではありませんが、よく頓服などに気分安定のためにだされるものに、<テグレトール>(カルマバゼピン)があります。人によっては、ふらふらする場合もあります。これは飲み続けると肝代謝の自己誘導により2〜4週間後には効きが悪くなることがあります。そういうときには抗躁作用を得る為に増やしたり、非定形薬を増やしたりもします。またPTSDのひとの苦痛にも有効であるとも言われてます。
(4)多剤大量処方
ある人が非定型薬1剤 + 定型薬2剤 + 抗パ剤2剤 + 抗うつ剤1剤 + 睡眠導入薬ベゲA この処方で「安定した状態」と言いきる医師に見切りをつけ、別の医師に処方してもらったら半年余で、非定型薬1剤と睡眠薬<ロヒプノール>で納まったそうです。それまで患者は激しい妄想や幻聴、リバウンドの繰り返しで、在宅とはいえオムツが放せない状態だったそうです。
 でも薬は増やすより減らす方が圧倒的に難しいです。多剤大量で絶妙なバランスをとっているものを、1剤抜いただけで、バランスが崩れてしまうかもしれません。飛行機が離陸の時には全力噴射で一気に飛び上がればいいのに、着陸の時には徐々にスピードを落として行き、失速しないように目的の飛行場に着陸するのに似ています。
クロルプロマジン換算というのがあります。各抗精神病薬のドーパミンブロックの力を<クロルプロマジン>を基準にして数値化したものです。例痰ヲば先ほどの<ドグマチ−ル>は<クロルプロマジン>を100とすると換算表を見ると200で、<クロルプロマジン>100mgと<ドグマチ−ル>200mgが同じ(ドーパミンブロックの)強さであることが分かります。これに一日の合計ミリグラムを乗じて一日の抗精神病薬の合計を出し、他の抗精神病薬も同様にして全部の合計の値が1000を越えたりすると大量処方と言われます。たぶん精神病院に沈澱している多くの長期入院患者もこういった大量処方の犠牲者だと思われます。非定型薬ですが、これはドーパミンブロックだけでなく、セロトニンにも効きます。従来薬のフ中でも<ロドピン>などは非定型薬に入ります。クロルプロマジン換算はドーパミンブロックの力ですから、従来の抗精神病薬では換算はストレートに薬の強さでしたが、非定型薬では、このクロルプロマジン換算では、強さを測れなくなってきたことに、留意してください。
(5)半シ減期
 効き目が切れてくる時間を「半減期」と言います。薬の「添付文書」(副作用とかが詳しく載ってる製薬会社の説明書)を見るときの参考にしてください。しかし、抗精神薬は増やし過ぎるとかえってしんどくて眠れないばかりか、昼間に中途半端な眠気が残ったり、副作用が強く出たりしてしまいます。
抗精神薬の種類や量は一人ひとり皆違うし、また時期によっても違うので、主治医と患者で飲み心地を相談しながら試行錯誤で決めていくしかありません。主治医との試行錯誤とは、例えば副作用が強い時には多剤のうちまず1剤を減らしてみて様子を見、次に別の1剤を減らしてみて様子を見、と繰り返して原因薬を探っていくのですが、多くの医師はめんどくさがって、「我慢しろ」と言うことが多いですがいけないと思います。
(6)薬の名前
この文章のなかでは、<>の薬の「商品名」の後ろに、()で「一般名」を表記しました。ふだんの医者との会話では製薬会社ごとにちがう「商品名」でいいですが、外国とか行って発病したりして薬の処方をしてもらおうと思うと、()で書いてある一般名を言わないと通じません。
また、「ゾロ薬」というのを聞いた事あると思います。薬は開発した会社が特許のように20〜25年独占販売できます。それが切れると、人気のある薬は製薬会社各社が一斉に同じものを違う商品名で販売し始めます。このときに後からゾロゾロ出てくるので「ゾロ薬」といいます。ゾロ薬は研究開発費がかかってない分、値段も安いです。でも通院費公費負担を利用すれば、患者にはあまり関係ありません。「一般名」はひとつの薬にひとつですが、「商品名」は沢山あります。

お薬・・・1

私が少し手を加えましたがこのお薬の文面は統合失調の方の文面です。
とても詳しくまとめてあります。
ご自分の身を持って体験された事を詳しく書かれています。
その方は医師でも薬剤師でもありませんがこんなにもすばらしく作り上げています。
良かったら目を通してください。
統合失調症の薬について
(1)陽性症状の薬、陰性症状の薬
「抗精神病薬は、主に統合失調症のお薬のことです。これを中心に話をしていきたいと思います。
 統合失調症において、幻覚妄想などの派手な症状を「陽性症状」と言います。やる気が起きない、とじカこもりがちだ、などの症状を「陰性症状」といいます。
 陽性症状のあとに陰性症状が続くこともありますが、一方だけ、あるいは両方が混在することもあります。陰性症状ばかり長く続く人もいます。
 陽性症状に対しては多くの場合、高力価薬(後述)と呼ばれる<セレネース>(ハロぺリドール)や<リスパダール>(リスペリドン)が使われます。<セレネース>のほうが副作用(口が渇く、眠気)が強いですが、効き目も強いです。
 一方、陰性症状に対しては、今までは<PZC>(ベルフェナジン)や<オーラップ>(ピモジド)などしかなかったのですが、<リスパダール>の発売以来、陰性症状にも陽性症状にも効くということで、4種の新薬(非定型薬)が発売されましたが、発売され長期の経過を見てみると、それほど陰性症状の特効薬でもないことも分かってきました。
(2)非定型薬
 非定型薬とは1996年発売の<リスパダ−ル>をはじめ、<ルーラン>(ペロスピロン)、<セロクエル>(クエチアピン)、<ジプレキサ>(オランザピン)です。
 錐体外路副作用は比較的少ないと言われていますが「悪性症候群」(後述)や「遅発性ジスキネジア」(2〜3年続けていると出てくる、口をすぼめたりする副作用)などはそのあると言われています。また妊婦には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与となっています。
それと、定型薬(旧来の抗精神病薬)から非定型薬に切り替えた時、1週間〜10日ほど眠気がきます。
<リスパダ−ル>は最初に発売されたので定型薬っぽいところもあり、症状が強いとき大量投与^(5〜10mgくらい)すると、鼻づまり、そわそわする(アカシジア)、錐体外路副作用をはじめいろいろな副作用がでます。そう言う時には副作用止めの<アキネトン>や<アーテン>を併用します。
「<リスパダ−ル>は2mg以上使わないといけない時には、副作用止めを使わず他の薬に変える」と良いと思います。少量でこそ良さがあるようです。
<セレネース>のほうが合う人と、<リスパダ−ル>のほうが合う人といますので、飲み比べてみてください。
非定型薬で気になる体重増加は、<リスパダ−ル>は他の非定型薬よりは比較的少ないようです。性機能の副作用(射精障害とか生理が止まるなど)が割と多いと言われています。
<ルーラン>は飲んだ感じは精神がブランコのように揺れる感じがあるらしいです。副作用は別に感じなかい人もいるそうです。増やすと<リスパダ−ル>と同様に鼻づまりや錐体外路副作用がでます。
<セロクエル>は非定型薬の中でも錐体外路症状と性機能障害が最も起きにくいと言われてます。だから副作用が起きやすい人にいいです。非定型薬唯一の低力価薬(後述)なので、眠くなる人が多いです。
これだけでは幻覚妄想に効かない時には、<リスパダ−ル>を足したりします。というのも<セロクエル>は4つの薬の中で一番レセプターブロック(効き目のこと。神経伝達物質の受容体を塞ぐ力)が弱いからです。
これに<ドグマチ−ル>を足して維持薬にしたりもしています。<セロクエル>は性欲亢進効果があるという人もいます。また昏睡状態になったという人もいます。
<ジプレキサ>は統合失調症による不安、抑うつに効果があります。<コントミン>をはじめ、多くの抗精神病薬でそうですが、<ジプレキサ>は体重増加が激しく(ある程度以上は太らないという人もいます)、性機能障害(生理が止まったり、性欲減退、乳汁が出る)もありますが、飲み心地は最高でシャキッとするそうです。
 飲み始めに眠くなったりふらつく人もいます。24時間効果が続き、1日の内いつ飲んでもいい薬です。統合失調症だけでなく、うつやADHDの人に処方されることもあります。
大量に飲んでいる人は体が沈んで行くように眠れるという人もいます。
<セロクエル>と<ジプレキサ>は共に糖尿病に禁忌(飲んではいけない)です。死亡例があります。あ まりに咽が渇いたり、水を飲み過ぎたり、トイレに頻繁に行く人は必ず先生に言ってください。
「定型薬」とは4種の非定型薬が発売される前の古いドーパミン(脳の興奮に関係する物質)を押さえることのみを主眼とした多くの抗精神病薬です。つまりドーパミンレセプターを遮断fすれば、興奮が押さえられ、鎮静されるという仮説が出来ました。
それに対して非定型薬のうちで、SDA(<リスパダ−ル>、<ルーラン>。Sはセロトニン、Dはドーパミン)はドーパミンの他にセロトニンも遮断する薬、MARTA(<セロクエル>、<ジプレキサ>。Mはマルチ)はドーパミン受容体、セロトニン受容体の他にも沢山の種類の受容体に作用します。
新薬の治験(新薬の発売直前にその薬効を再確認する為の調査データ収集システム)段階で分らなかった、困った事が非定型薬で起こってきました。これは昔の賦活系の薬の大量投与でもあったらしいのですが、あまりに賦活されるために、元気になった患者さんが、動き過ぎ、自分の情動、病気のために失ったもの、将来の問題などに直面することになり、現実に疲れて抑うつや不安になってしまうのです。
<リスパダ−ル>では自殺例もあるそうです。これらは「目覚め現象」(「レナ−ドの朝」という映画にちなんで名づけられた)と呼ばれます。大体投与5ヶ月目ぐらいから現れるようです。
これを防ぐのに、抗躁作用のある気分安定剤で対応する医師もいます。しかし、本人が気を付けて、元気になっても動き過ぎないこと、持ってる力の6〜7割まででセーブするという、普通の再発を防ぐ生活を心掛けるのがいいと思います。そのために患者同士の支援が有効と言われています。
でも長期間飲み続けると、非定型薬(オランザピン)と(ハロペリド−ル)の生活の質の改善は同程度というデータもあります。
今、アメリカでは初発ュならびに再発エピソードの第一選択薬として位置付けられているらしい「アビリファイ」という新薬があります。日本での認可はまだですが、ドーパミン受容体が過度に刺激されている場合は抑制的に働き、刺激が低下した場合には賦活することによりドーパミン神経系活動を安定化させる薬(Dopamine System Stabilizer)だそうです。でも薬価は高く(非定型薬も高い)、最近の32条公費負担(後述)の廃止論議にもつながっています。
3)高力価薬と低力価薬
薬をもらったとき、明細書に「1日1〜10mgくらいで処方されている」と書かれている薬があるかと思うと、「5〜1000mgで処方されている」と書かれている薬があると思います。しかし、多ければ効くというものではありません。多いのは、多くしないと効かない薬なのです。
抗精神病薬を大雑把に分けると、鎮静系(落ち着かせる。眠くなるので、睡眠薬にも使われる)の「低力価薬」と幻聴妄想を止める作用の強い「高力価薬」に分かれます。
力価とは薬の強さです。1〜2mgで出されるのは力が強いから少ない量で効き、10〜200mgで出される薬は力が弱いのでそれほどの量が必要なのです。
力が強い薬を「高力価薬」、力が弱い薬を「低力価薬」と言います
肝臓で薬の代謝(当然薬は異物ですから)を行ないますが、量を多く飲む鎮静系の薬ほど、肝臓に負担がかかります。だから、血液検査で肝臓のチェックを行わないと、肝臓を悪くします。肝臓は「物言わぬ臓器」と言われ、肝硬変にでもならないと自覚症状がないですから自覚症状がなくても、定期的に検査してください。
高力価薬は幻覚妄想に強いですが、副作用として錐体外路症状(運動調節障害)が出やすいです。それに対し、低力価薬は鎮静作用が強いので、興奮してる患者さんに注射すると落ち着いたりしますが、副作用として自律神経系の症状(口が渇く、鼻づまり、唾液多くなる、目がぼやける、便秘、立ちくらみなど)が出やすいです。そして、気持ちを鎮める為、陰性症状には良くないと言われてます。
高力価薬では <セレネース>が幻覚妄想には第一選択薬でしたが、今は非定型薬の<リスパダ−ル>が多く使われています。
<セレネース>は強力ですが副作用も強いです。<インプロメン>は<セレネース>よりすこし弱い効き方です。<オーラップ>はちょっと効き方が違い、無為(やる気がでない)、自閉(とじこもりなど)などを改善させます。妄想の第一選択薬でもあります。ぼくは以前、維持薬として使っていました。
〈ハロマンス〉(デカン酸ハロぺリドール)という、注射液で注射するとそこがぷっくりイボのようになり、4週間ほど効き続けるもの(「デポ剤」と呼ばれます)もありますが、悪性症候群(後述)の場合、薬が抜けにくいという欠点も烽 り、注射も痛いらしいです。もともとこの薬は広い地域に病院が少ない地域で長持ちさせる為に開発されたのに、日本では服薬合意(本人が自主的に薬を飲むこと)が無い時に使うと言う、誤った使い方がされています。効き過ぎてうつになる人もいます。
それに対して多い量で使われる薬には、<コントミン>(クロルプロマジン)、<レボトミン>(レボメプロマジン)、<メレリル>(チオリダジン)、<ニューレプチル>(プロペリシアジン)、<ベゲタミン>(クロルプロマジン)(塩酸プロメタジン、フェノバルビタールの合成薬で、薬同士が反発しあって催眠効果を高めている。AとBがあるが、AはクロルプロマジンがBの2倍量)などがあり、主に催眠鎮静効果が高いものが多いです。
 つまり眠たくなるのです。そのため昼間には落ち着けるために、寝る前での処方は睡眠薬として出されています。でも翌朝残るものが多く、シャキッと目が覚めません。そのため、シャキッと目が覚める抗不安剤系の睡眠剤を好む人も多いようです。
深い眠りを得るために鎮静作用のある抗精神病薬を併用しないといけない人には普通、眠りにつくための入眠剤に「抗不安剤」を、眠りの維持に鎮静系の抗精神病薬を用います。
<コントミン>は初の抗精神病薬(1895年発売)ですが、今も使われていて鎮静作用が強く睡眠薬としても使われます。皮膚が変色する副作用などがあります。
 <レボトミン>は<コントミン>より鎮静作用、安定作用が強く、急性期や睡眠障害に使われます。

精神病の薬・・・

息子の飲み残しの薬から飲んでいる薬を調べてみました。
1  GPN200mg カバペン  テンカン薬 2粒
2  KH114 200mg デパケン  テンカン薬  2粒
3  S50 50gm セトウス  安定剤  2粒
4  ROCHE2 インヒベース 高血圧の薬  1粒
5  308 25mg ダードリウム 筋肉の緊張を緩める薬  1粒
6  イノキノン 10mg  強心剤 1粒 

あら、、、向精神薬が入ってない!!!
デパケンはかなり強いのであまり使って欲しくないような・・・

悪性症候群にかかったことがあるのでこの3つの薬「ジプレキサ、リスパダール、ルーラン」は使えない。
向精神薬を使ってないとすれば幻聴、妄想などの症状は落ち着かないはずです。


 「悪性症候群」の記載がある薬
向精神薬の中には悪性症候群を起こす可能性のあるものが多数あります。
全ての抗精神病薬・抗うつ薬の投与・増量時と、抗パーキンソン病薬の減量・中止の際には悪性症候群が起きるかもしれないと思っておく方がよいかもしれません。


●向精神薬
抗精神病薬
 塩酸クロルプロマジン(コントミン、ウィンタミン)
 ベゲタミンA、B(成分としてクロルプロマジンを含む)
 塩酸レボメプロマジン(レボトミン、ヒルナミン)
 デカン酸フルフェナジン(フルデカシンデポ)
 エナント酸フルフェナジン(アナテンゾールデポ)
 マレイン酸フルフェナジン(フルメジン)
 マレイン酸トリフロペラジン(トリフロペラジン)
 フェンジゾ酸ペルフェナジン(ピーゼットシー、トリオミン)
 プロペリシアジン(ニューレプチル)
 塩酸チオリダジン(メレリル)
 ハロペリドール(セレネース、リントン)
 ブロムペリドール(インプロメン)
 塩酸フロロピパミド(プロピタン)
 チミペロン(トロペロン)
 プロクロルペラジン(ノバミン)
 ゾテピン(ロドピン)
 スピペロン(スピロピタン)
 塩酸クロカプラミン(クロフェクトン)
 カルピプラミン(デフェクトン)
 ピモジド(オーラップ)
 オキシペルチン(ホーリット)
 ネモナプリド(エミレース)
 モサプラミン(クレミン)
 リスペリドン(リスパダール)
 オランザピン(ジプレキサ)
 フマル酸クエチアピン(セロクエル)
 塩酸ペロスピロン(ルーラン)
 スルトプリド(バルネチール)
 スルピリド(ドグマチール)抗うつ薬としてや胃潰瘍の薬としても使われます
抗うつ薬
 塩酸クロミプラミン(アナフラニール)
 塩酸イミプラミン(トフラニール、イミドール)
 塩酸ロフェプラミン(アンプリット)
 マレイン酸トリミプラミン(スルモンチール)
 塩酸ノルトリプチリン(ノリトレン)
 塩酸ドスレピン(マプロチリン)
 アモキサピン(アモキサン)
 塩酸ミアンセリン(テトラミド)
 マレイン酸セチプチリン(テシプール)
 塩酸マプロチリン(ルジオミール)
 塩酸トラゾドン(レスリン、デジレル)
 塩酸パロキセチン(パキシル)
 マレイン酸フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)
 塩酸ミルナシプラン(トレドミン)
中枢神経興奮剤
 塩酸メチルフェニデート(リタリン)
抗躁薬
 炭酸リチウム(リーマス)
抗てんかん薬
 カルバマゼピン(テグレトール、テレスミン)抗躁薬としても使われます
抗痴呆薬
 塩酸ドネペジル(アリセプト)
抗パーキンソン病薬
 塩酸アマンタジン(シンメトレル、トーファルミン)インフルエンザの治療にも使われます
 ドロキシドパ(ドプス)
 レボドパ(ドパール、ドパストン、ドパゾール等)
 塩酸セレギリン(エフピー)
 カベルゴリン(カバサール)
 塩酸タリペキソール(ドミン)
 メシル酸ペルゴリド(ペルマックス)
 塩酸メチキセン(コリンホール)
 塩酸ビペリデン(アキネトン)
 塩酸トリヘキシフェニジル(アーテン)
 塩酸マザチコール(ペントナ)
 塩酸ピロヘプチン(トリモール)
 塩酸プラミペキソール(ビ・シフロール)
 ヒベンズ酸プロフェナミン(パーキン)
 塩酸プロメタジン(ピレチア、ヒベルナ)この薬物は乗り物酔いや鼻炎薬としても使われます
 メシル酸ブロモクリプチン
抗不安薬・催眠薬・麻酔薬
 エチゾラム(デパス)
 フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)
 ミダゾラム(ドルミカム)
 ドロペリドール(ドロレプタン・タラモナール)
●その他
 塩酸チアプリド(グラマリール)
 タルチレリン(セレジスト)
 メトクロプラミド(プリンペラン)

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