|
さて昨日の予告に忠実に、 本日はバーホーベン監督の新たな女神カリス・ファン・ハウテン演じる「ラヘル/エリス」について。 「ラヘル/エリス」のキャラクターには複数のモデルがいます。 まずは歌手という職業は、Dora Paulsenがモデルです。 彼女はドイツ系ユダヤ人のキャバレー歌手。 1939年以前に、ユダヤ人であるがためにキャバレーやナイトクラブで働けなくなったため、 ドイツからオランダに逃げてきました。 オランダで成功を収めたのですが、またもナチスによって仕事を失っています。 彼女はホロコーストの犠牲にはならず、老年をオランダで過ごしたそうです。 続いてその身体でナチスを誘惑し、レジスタンスをサポートするという点は、ESMEE VAN EEGHEN がモデル。 彼女はアムステルダムの裕福で高貴な家に生まれています。 レジスタンス闘士としての最初の活動は、ナチスの高官を誘惑すること。 そして彼女は誘惑したナチスを愛してしまったのです。彼女は戦争を生き延びる事はできませんでした。 ドイツ人に殺されたのか、それともオランダのレジスタンスに殺されたのか、 今もってその死は謎に包まれています。 3人目はKITTY VAN DER HAVEという若い女性です。 彼女もまたオランダのレジスタンスに闘士として参加しました。 ある夜、ドイツ軍の屯所を襲撃するべく窓を開けておくよう指令を受けていた彼女は、 恋人だったドイツ人の調理師にその番は屯所にこないよう警告していました。 しかし調理師が彼の上司にそれを報告したため、ドイツ軍は襲撃に来たオランダ兵達を迎撃しました。 それにより複数のレジスタンスの上位メンバーが命を落とし、 戦後レジスタンスの生き残り達が彼女を捕縛。KITTYは非常に凄惨な死を与えられてしまいました。 「ラヘル/エリス」は、こうした実在の人物を組み合わせて、作り上げられたキャラクターです。 実際に「ラヘル/エリス」という名前で、映画のような人生を送った人はいませんが、 ひとつひとつのエピソードは事実に基づいています。 だからこそ、迫真に迫り、あのラストが胸に染みて来るのではないでしょうか? ※写真は実在したDora Paulsen。きれいな方です。 (C)collection IISG/AHF ※本日の記事はラヘルが担当しました。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画監督


