進呈物置場
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○○hit御礼の物置き場の部屋改め色々配布したものを置く場所となります。
期間限定配布物も此処に置く予定。
イラストだったり、小説だったりを展示予定・・・。
現在、凍結中…。
期間限定配布物も此処に置く予定。
イラストだったり、小説だったりを展示予定・・・。
現在、凍結中…。
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*扇の所のオリキャラと自分のオリキャラとを出会わせて小説を書こう企画。 *激しく意味不 *ちゃんとキャラ固まって無いヤツで書いちゃった…。 *アルガー氏の口調がよく分からん…。 *設定若干捏造… そんな感じで出来上がった。 Un romanziere ed una biblioteca ed il bibliotecario【小説家と図書館とその司書】 ボンゴレ機密諜報部のアルガー・スラストとしても、小さな図書館に勤務するアルガーとしても、俺にはどちらも捨てられず、どちらも大事な仕事だと思っている。 俺が働く図書館は街のはずれにあり、利用者は専ら地元の住民で、皆顔馴染み。 さほど大きい図書館ではないが、蔵書の種類は規模の割には結構豊富だったりする。 その蔵書の多さがこの図書館が気に入ってる理由の一つだったりする。 そんな図書館に最近、新たな利用者が増えた。 明らかに地元の住人ではないようで、馴染みの人たちも「見たことが無い人だ」と口を揃えて言う。 ヤツの名は、ルイーズ=キャスメル。通称:ルイ。 自称:売れない小説家という肩書きを持っているらしい。 週に1度原稿用紙の束と数本の万年筆を持ってやってくる。 決まって、ルイはカウンター前の机に座り、数冊の本と辞書を傍らに積み上げて、ひたすら小説を書いている。 たまに、利用者だったり他の司書に何やら質問をしては、また原稿に向かうという行動を繰り返していた。 ある日、俺が図書館内で蔵書の整理をしていると、メモとペンを持ったルイがやって来て、こんな質問をされた。 「自分の目の前に小さなドアが有って、そこを通らないと先には進めない。小さくなるために薬を飲まなきゃいけないんだけど、『私を飲んで』と喋る薬とラベルに『drink me』と書かれたいかにも体に悪そうな色した薬。お兄さんならどっち飲みたい?」 「はっ?な、何?それ…」 俺は、間の抜けた返事しかできなかったが、喋る薬と体に悪そうな色した薬と言っていたか、こいつは…。 「だから、喋る薬と黒っぽかったり、やたらと蛍光色っぽかったりする体に悪そうな色した薬とで、お兄さんならどっち飲みたい?って聞いたんだけど…。」 質問した本人は、メモを見ながらあーでもない。こーでもないとつぶやいていたが、質問されたこっちとしては脈絡が無さ過ぎて呆れるしかなかった。 この場は、「普通に『drink me』って書いた透明な薬じゃ駄目なのか?」と返して事無きを得たが、その後もよく分からない質問と言うのは、度々されていた。 この質問に何の意味があるのかと一度訪ねてみたが、ルイ曰く「アイディアを貰ってるんだよ」との事らしいが、今までの質問に全く以て一貫性が無かった気がするのは俺の気のせいだろうか…。 そんなある日の朝。俺が図書館へと出勤してくると、既に入口の階段の所に座り込む人影が…。 近くの時計台で時刻を確認するが、まだ開館時間には早い時間帯。なのに、既にその人物はやって来て開くのを待っていた様子。 「あぁ、やっと来たぁ〜。今日は少し遅めなんだね、お兄さん。」 にまっと笑って、その人物――ルイ――は、立ち上がりクリーム色のダブルのスーツに着いた埃を払いながら俺の顔を見た。「早く開けてくれ」と言わんばかりの視線で…。 「開館時間まで、まだ有るんですが…ルイ…」 「あれ?そうなの?おかしいなぁ…いつもこの時間帯に来ると既に開いてるから、開館時間なのかと思ってたんだけど…。」 首を傾げて、きょとんとした顔をしたかと思えば、 「でも、他のお姉さんの時もすぐに開けてくれるから、開館時間がいつかなんて俺には全然分かんないんだよね」 くすくすと悪びれる様子も無く笑った。 その笑顔に若干の殺意すら抱いたが、こんな早朝から殺人なんかやったら、あっという間に騒ぎになってしまうので、殺意をグッとこらえ、ルイの横を通り過ぎて図書館のカギを開けた。 そして、まだ階段の下に居るルイに向かってこう言った。 「まだ、開館時間じゃないんで本来なら入館の許可は出ないんですが、今回は特別に入って来てもいいですよ。」 「ただし、俺の手伝いをしてくれるのならね…」 俺は、そう告げるとルイの返事を待たずに館内へと入って行った。 「了解ですよ、お兄さん。いつも色々とアイディア貰ってますから、これ位お安いご用ですよ〜。」 と言いながらパタパタと駆け寄って来た。 「ルイ。館内では静かに。 それと、お兄さんって呼ぶの止めてくれませんかね。一応、ルイの方が年上でしょ…。」 そう。ルイは俺の事を『お兄さん』と呼ぶが、実際にはルイの方が年上だったりする。 利用者カードに書かれた生年月日から算出すると、ルイーズ=キャスメルは20歳のはず。 なのに、絶対にルイは俺を『お兄さん』と呼ぶのを止めない。 「えぇ〜。お兄さんはお兄さんじゃん。お兄さんは『図書館のお兄さん』なんだからさ。間違ってはいないよね?」 「それでも、お兄さんって呼ぶの止めて欲しいんですけど…。」 「ちぇ〜。」 ルイはつまらなそうな表情を浮かべたが、それも一瞬の事で、次の瞬間には何やら妙案が浮かんだようで、にやりとした表情を浮かべた。 そして、ルイの口からとんでもない条件が提示されたのだった…。 「じゃあ、俺に敬語使うの止めてくれたら『アルガー』って呼んであげる。それなら、どうさ…。」 「はっ?」 間の抜けた返事しか出来なかった…。 こっちは、ルイが一応年上だからという理由で敬語使って話してるのに…。 「年近いんだから敬語使わなくてもいいじゃん。俺、周りにいるヤツらみんなそうだから、年近いヤツに敬語使われるとなんか寂しいんだよね。」 そう言って、俺の顔を覗き込んできたルイは、若干寂しそうな笑みを浮かべていた。 そんな、しょんぼりしたような顔をされると、良心が痛むというか…。 「分かりま…分かった…。そこまで言うなら、善処してみる…」 「わぁ〜い、ありがとう。アルガー。」 そう言ってルイは、俺の両手を掴んでぶんぶんと握手をしてきた。 見た目は年相応でも、中身が若干幼いというか…。ロアリーと気が合いそうな気がするのは気のせいか…? 「さぁて、アルガー。俺は一体何を手伝えばいいんだ? アイディア提供の御礼に、俺はアルガーの何を手伝えばいいんだ? 書庫の整理?それとも、返却された本を元の場所に戻すとか? あぁ、本の虫干しとか?何でも言っていいぞ。」 楽しそうに笑い、器用にバックステップで歩くルイを見ながら、今日は何だか騒がしい一日になりそうだ…。そんな予感がしていた。 Sia finito!(終われ!) |
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