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目次 http://blogs.yahoo.co.jp/blackholen2007/39019598.html
「会社 行き着く先2」
前回の続き
人件費を買うため技術を中国に売った。これは中国への進出の際から言われていたが、皆がそれをいっせいに実行した。この善否をいまさら言っても久間じゃないけどしょうがない。中国は安い人件費で高い技術を得た。次はベトナムだ。みんなで同じ事をもう一度しよう。ベトナム人は勤勉だ。日本の労働賃金を今度はベトナムの賃金と比較しよう。
これでは日本に不況が続くのは当たり前。信じられない考えが続いている。
最高度の技術で設計した製品を低賃金国の安い工賃で製造する。これに使用する一部の部品を国内で製造する。部品メーカの工賃はどうなるか。給料が減らないのが不思議である。当然ワーキングプアーも出てくる。
製造している低賃金国も急激な成長で経済格差が大きくなる。日本の会社はさらに高い技術の製品を設計する。低賃金国の会社も技術を持ち類似の製品を独自に造る。そうなると技術開発料も低賃金国の賃金と比較される。同じものを国内で製造している会社は業績が伸びず給料も増えない。むしろ目減りする。当たり前のことだ。
これではしんどいほうへしんどいほうへ行くループだ。それぞれが自らの手で自らの首を絞める。何がいけないのか。急激に目の前のにんじんを皆で追いかけたことがいけない。アメリカとは社会構造が違うのだ。投資により儲けようとする国と労働により儲けようとする国では国民への影響が異なる。
日本は世界の賃金を均一にするため、技術力を均一にするため貢献している。と解釈すべきか。しかし、その代償は大きい。極僅かの人が儲け、たいていの人はキュウキュウしながら会社に奉仕している。日本の伝統的パターンである。果たして日本でどうすればよかったか。
この低賃金化をいかにして抜け出すか。どうして大学教授たちはこの解決法を考えないのか。それが彼らの仕事ではないか。どうすれば日本を救うことができるかを。
つづく
2008/9/16
ブラックホール
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