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目次 http://blogs.yahoo.co.jp/blackholen2007/39023973.html
「人 自我に目覚める」
自我に目覚める。私は余り良い響きの言葉ではないと思う。自我に目覚めれば社会に出て行ける。それは本当に良いことか。社会は強烈な出来事ばかりである。人は自分の本性をも見失ってしまうのではないか。自我を主張しながら社会に向かっていかなければ生きていけない。そういう社会は本当に正しい社会か。自我を主張するのは自分の本性をしっかり持ちながらの話であろう。自我を主張するというより、本性をしっかり持ちながら、本性を育てながら生きていけるような社会のほうがよりすぐれた社会ではないか。私はそう思う。今の社会は多くの人が言われているように西欧風の社会なのだろう。
日本で古来から自我という考えがあったか。私はなかったと思う。そのせいで割り切れない面もあったであろうが、古来の日本人のあり方に人はもっと注目すべきだと思う。割り切れない面を解消すれば、そこに西欧風の割り切りをもってくれば、新しい社会が生まれるのではないか。今は余りに西欧風に、自我に執着しすぎている。また、自我すなわち欲というのは余りにお粗末ではないか。
自我に目覚めるとはどういうことか。自我に目覚めればすべてを自分に有利になるように考えていくというふうにとってしまうが、間違いなのか。そういう「見方」はきっと間違いであると私は思う。自我に目覚めるとは普通欲に目覚め、欲を追いかけると取るようだが、そうすると非常にいやな言葉だ。その一歩手前または一歩先があるであろう。昔ある青年が(名前は忘れたが)言っていた「お金を儲けて何が悪い」すなわち「欲を追い求めることが全てである」というのだ。その青年の考えは間違っていると断言したい。その行きすぎた面を元に戻すべきだ。
どの時点で自我に目覚め始めたというのか、良く知らないので教えていただきたいのですが。物心がつき始める頃か。自他の区別がつき始める頃か。自分に有利にしようと考え始める頃か。
物心がつき始めるとは3才から小学校入学の頃か。私の孫は2才半くらいであるが、この前すねることを身につけた。すねるとはきっと自分を主張しているのだろう。
自他の区別がつき始める頃とは、小学校後期から中学入学の頃か。自他の区別がつき始めるとは自分以外の人、個性がいると気付き始める頃か。人より自分がかわいいと思い始める頃か。
自分に有利にしようとするのは中学校の頃から就職した頃か。自分に有利にしようとは自然とそうなってしまうときか。故意にそうしようと思い始めるときか。それぞれ人により差はあるだろう。
人より自分をかわいいと思わないようにしよう。自分に有利にしないようにできるだけしよう。この考えは古来の日本にあったのではないかと思う。自我に目覚めさらに自我を遠ざける。この気持ちが今の日本人に少なくなっている。西欧人は自我に目覚め自分を有利にしようで終わる。日本人の良い点はさらに自我を遠ざけようとする点にある。完全にそうだと言えないかもしれないが、大筋そうだと思う。今の日本人は西欧人並みに低下しかかっているのではないか。
昔の日本の偉人は、自我に目覚めそれを抑える。それがその人の目標である。という人が居られたのだろう。今でも居られるのかもしれないが。
上になればなるほど自分の思い、考えを抑えなければならなくなると親父からよく聞いた。果たして今もそうなのか。そうでないとすると社会のあり方は根底から間違っているのではないかと思う。自らの我を抑えられる人こそ人を見ることができる人ではないか。今の会社の上層部の人をテレビで見てそうは思えないのが非常に残念である。
ひょっとして私は逆のことを言っているのか。リーダーはもっと自分の意見を明確にし、断行していくべきであるのか。そう言われる人も居られると思うが、それは小粒な社会だと私は思う。
自分がはっきりわかる。他人をはっきり認識できる。というのは果たして何才くらいか。私ははっきり物が言えるようになったのは50代になってからだ。遅すぎたのか。私はそれでよかったと思っている。ぎゃあぎゃあ自分を主張するよりじっくり自分を育てることのほうが大事ではないかと思う。
追記
私は原子力発電に反対します。ウランの採掘から発電時の制御、廃棄物の処理や廃棄物の管理、廃炉の処理まで人体に大きな影響を与える可能性は否めません。特に地震の多い我が国ではさらに危険です。もっと安全な手法でエネルギーを得るべきだと思います。CO2を発生しない地熱発電またはエネルギー効率のよい燃料電池などの普及に力を入れるべきだと思います。
原子力発電の問題点についてのご質問はkyomutekisonzairon(http://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon)さんにお聞きください。適切な回答が得られると思います。
2010/6/5
ブラックホール
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