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9月9日(土)20時、ラストワルツを後にし、この日のイベント「cruizing ニコラシカ」の会場であるclub ♯9に向かった。
この日、♯9では、「cruizing ニコラシカ」の前に別のイベントが行われていたようだ。
僕たちが、会場入りしたとき、まだ前のイベントの片づけをしていた。
次のイベントのオープンまでに1時間位しかなく、「cruizing ニコラシカ」のスタッフも準備にとりかかっていて、会場は人でごったがえしていた。
この日の対バンである、ジャムバンド「spcial others」も、逆リハで先にサウンドチェックするために機材を運びこんでいた。
彼らの機材は、かなり本格的でフェンダローズのスーツケースなど、その機材のすごさだけで圧倒された。
彼らがサウンドチェックしている間、フロアの外で、ウオームアップしようと楽器を出すと、前のイベントで演奏をしてたというトランペットを持った大学生位の女の子が、楽器を見て話しかけてくれた。
地元のジャズオーケストラに所属していて、これから近くのジャズのライブハウスでジャムセッションをしに行くとのことだった。
僕たちが、他の場所から来ていると、まったく思っていないようで、地元のバンドやお店のことをたくさん話してくれた。
ちょっとした共通点で、いろいろと話しかけてくれることに地方の暖かさを感じた。
僕たちが、サウンドチェックする頃には、すでにお客さんが外で並んでいた。
オープン予定の21時も回っていたので、必要最低限のチェックを済ませ、イベントがオープンした。
会場2階にある控え室にスタッフの方に案内したもらった。
そこで、僕たちのライブの前にギターの弾き語りをするニコに会った。
彼は、一週間程前に郡山駅の前でストリートライブをしていて、それを見た「cruizing ニコラシカ」のスタッフにこのイベントへの出演を依頼されたという。
挨拶代わりにと言って、ジプシーキングスの「ボラーレ」を演奏してくれた。
素晴らしい腕前だった。
彼は、故郷である福島を拠点に東京やフランスでも活動しているとのことだった。
会場の様子も見てみようと、一階に下りると、すでにたくさんのお客さんが集まっている。
DJのプレイは、生音のジャズだ。
自分達がライブをするには、この上ない状況で、テンションが上がってきた。
22時半、ニコのライブが始まった。
15分位の短いライブだったが、彼のタレントがよく伝わって、とてもいいライブだった。
いよいよnativeのライブ、会場も満員。
前日のPLUGでのライブで、オーバーヒートし過ぎたという反省もあり、メンバー皆、会場の熱気を感じ、ハイテンションながらも集中力を閉ざさなかった。
この日、ゲストにトランペッター細川玄さんを迎えた。
玄さんには、アルバム「Intentions」の中で演奏していただいている「great intention」と、11月にリリースするアルバムの中に挿入予定のハードバップチューン「prussian blue」の2曲をジョイントしてもらった。
玄さんの誕生日は、9月10日、このイベント中に誕生日を迎える。
そのことに気が付いていたので、主催の大和田さんと相談して、玄さんに内緒でサプライズを計画していた。
玄さんがジョイントした一曲目が終わった後、すかさずアレンジしていた「ハッピーバースデー」お洒落ボサノババージョンを演奏。
スタッフの方が、玄さんに似合う真っ赤なバラを渡しに来てくれた。
玄さんもびっくりして、また喜んでくれたようで、やってよかったと思った。
この日のnativeのライブは、会場全体がいい空気に包まれていた。
観客も皆、体を揺らし、僕たちの音楽を楽しんでくれた。
ライブをやり終えて、とても充実感があった。
僕たちのライブの後、またDJがプレイをし、その後は、special othersのライブだった。
彼らの音楽は、MMWやsouliveなどのジャムバンドの影響を受けながらも、ポストロックや、J POP的要素を取り込んでいて、オリジナリティーがある。
CDを聴いていたが、実際のライブもよかった。
ライブの最中、ニコがすっかり酔っぱらって上機嫌になり、大はしゃぎしていた。
メンバーともうち解けて、特に歳の近い杉丸君と仲良くなって、肩を組んでライブを楽しんでいた。
深夜3時、イベントが終了した。
忘れることできない素晴らしいイベントだった。
nativeを郡山に呼んでくれた「cruizing ニコラシカ」のスタッフの皆さんに感謝した。
その後、一旦ホテルに戻ったが、お腹が減ったので、周りに何か開いている店がないか探しに出ることにした。
午前4時、さすがにほとんど店が閉まっていたが、この時間にも案外人通りがあり、明るい。
想像以上にパワフルな街だ。
一軒、開いていたラーメン屋さんを発見。
お店に入ると、「cruizing ニコラシカ」のクルーの人達もいて、ここのラーメンは美味しいと教えてくれた。
長い一日の締めのラーメン、本当に美味しかった。 続く
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