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国家観なき財界人
日本経団連は今回の選挙で自民党を支援する立場を明確に打ち出した。
奥田会長の英断だと思った矢先、相変わらず中国市場への欲望は捨てていないようだ。
「日中投資協定」なんて無駄なことを何故しようとしているのか、理解に苦しむ。
中国に投資することのリスクを知らぬはずはないのに。
中国には相変わらず「歴史問題」を突きつけられて、情けないぞ。
奥田碩・日本経団連会長(トヨタ自動車会長)ら日中経済協会訪中団は26日夕、人民大会堂で中国の温家宝首相と会談した。
日本側からエネルギー・環境に関する日中フォーラムの開催を提案。これに対し、温首相は「省エネ、環境で協力を発展させることに賛成する」と同意した。日本側からは、このほか日中投資協定の早期締結、青少年の交流事業を要望した。
一方、温首相は「日本の指導者が歴史問題に正しく対処することを期待したい」など、歴史問題で注文をつけたが、厳しい対日批判は避けた。また、「両国に困難な問題があっても、経済関係はほとんど影響を受けていない」と述べ、経済関係は良好との認識を示した。「国際経済の変化が中国に大きな影響を与えた」として、特に原油価格の高騰と、貿易摩擦の顕在化にも懸念を表明した。
(2005年9月27日0時31分 読売新聞)
それに比べてJR東海の葛西敏之会長は優れたビジネスマンであると同時に立派な国家観をもった日本人である。
関連記事:
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/3378443.html
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/3422113.html
「なぜ中韓になめられるか」(屋山太郎著 扶桑社)より
頭を打った中国経済
政冷経熱の中で、JR東海の葛西敏之会長が「大陸に新幹線を売るつもりはない」と言明したから大変である。経済界代表として大々的に対中売り込みを図ろうとしていた経団連会長の奥田硯氏(トヨタ自動車会長)が会議の席で「今わざわざそういうことをいう必要はないだろう」と激怒したという。
葛西氏は「私の自論を今あなたは初めて関いたのかもしれないが、私は何年も前から言っている。新幹線の中国への売り込みは国益に沿わないのだ」と主張した。
一方で日本は台湾がほとんど決めていた独、仏の新幹線購入計画をひっくり返して、日本新幹線の売り込みに成功した。台湾には強力に売り込んで大陸には売らないという理由は何か。葛西氏はこう言う。
「中国(大陸)が考えているのは、最初の一、二編成を購入して、その技術を移転して中国は自前で機関車も車両も造り出すつもりでしょう。新幹線はレールの質、信号系統の技術など高度技術の固まりで、この技術をー、二編成分の価格で持っていかれてはかなわない。しかも事故が起こった時、必ず日本側に文句をつけ賠償を求めてくるに違いない。なにしろ中国は契約が意味のない社会で、主席が約束しても信頼できない」
「これに対して台湾では新幹線は一路線しか予定がなく、したがって自前の車両メーカーを育てるつもりはないから、車両の更新期にはまた日本から買うでしょう。乗員の訓練も一切合財日本でやって、それでも事故が起これば、そちらの責任ですよ、という契約にする。台湾は契約社会だから大陸とは違います」
台湾にはなお、独、仏型を一部分入れようとの意見があり、導入はスムーズに進んでいないようだ。しかし葛西氏の考え方は中国相手の商売はいかにあるべきか、日本の国益をいかに守るかについて重大な問題を提示している。
売り込みに成功し、売り上げさえ伸ばせればそれで良しとする財界人は葛西氏の発想、行動を範とすべきだろう。
中国大陸に輸出したら知的財産権などが守られる保証は全くない。経済産業省は香港で「目立電器集団」「香港東芝電器」「日本松下電器」など日本の電器メーカーそっくりな社名が登記され、勝手に商品名に使われているとして調査を開始した。
中国や南北朝解か独自の技術開発力を持たないのは中華圈独特の伝統のせいで、この伝統が破られない限り、 偽造商品は永久に続くのである。偽造して国内で売るだけではない。輸出攻勢をかけて日本の"正規品"を売れなくしてしまう。易姓革命の土壌では政治も技術も蓄積しない。したがって、偽造は永久に続くのである。
こういう中国に技術までも投資しようとしているのは日本だけで、ほかの先進諸国は製造工場として利用しているにすぎない。グローバル化の必要から金融は進出している。中国は人件費の安さを売り物に、先進技術を取り込もうとしている。技術を自国のものにするための外資導入で、それが終わればむしろ先進国に製品を売り込もうとしている。そういう国にわざわざ出て行くことはない。
曰本のODAは中国の軍拡を助けている。軍事近代化に迫られている中国は、経済発展に必要なインフラ投資を曰本からのODAでまかない、その予算を軍に振り向けることができるからだ。その結果、南沙諸島を中国が軍事支配してしまっている。結果的には曰本のODAはほかのアジア諸国を圧迫するために使われているに等しい。
中国が自国のことしか考えていないのは中華帝国からの伝統で、周辺諸国のことなど考慮に人れていない。そういう国のために先進技術を出し、国内が空洞化してしまうのは、愚の骨頂だろう。
国民皆兵のスイスでは、経団連に加盟している企業の社長の多くは大佐である。大佐は民間人の最高位で、彼らは経済と防衛を一体のものとして考えるのが常識だ。そのため、高速道路を計画する際、緊急時に戦闘機が発着できるような場所を選べと提言している。
ところが、曰本の財界人にはそんな発想は一切ない。国のリーダーとしての資格を欠いているのだ。
(以下略)
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トラックバックありがとうございます・・・っていうか、トラックバックされるのが恥ずかしいくらい、このPONCOさんの記事は素晴らしい。葛西さんはときどき読売新聞の一面にコラムを書かれていますが、ほんと奥田氏には爪の垢でも煎じて呑んでもらいたいという感じです。
2005/9/28(水) 午後 9:12 [ teikokubungaku ]
トヨタは既に中国に工場を持っている(合弁である)。そして、あの中国人もトヨタ生産方式を受け入れ、稼動している(TV放送で見た)。世界一の生産方式まで使いこなせるかは疑問だが、それは確実に中国に渡っている。(そういえば、ハイラックスそっくりのトラックがあって、トヨタは中身が全然違うから問題ないと言っていたのを思い出した)
2005/9/28(水) 午後 10:18 [ akr**15 ]
トヨタに限らずマツダもエンジン合弁会社を設立(9月27日)するなど、自動車業界は中国にのめりこんでますね。
2005/9/28(水) 午後 10:53
中国への技術流出は最終的には日本のクビを絞める結果になるんだろうけど。ちょっと常識のわかる人間ならわかる話。食欲と性欲は満たされれば落ち着くけどお金の欲と言うのは際限がないと聞いた。財界人と呼ばれる人間の多くはカネに魂しいを奪われた生き物にみえてしまう・・・
2005/9/29(木) 午前 0:38 [ - ]
ちなみに私のブログにコメントしていただいた方の会社はすでに中国にパクられたものがあると言っておられました。どのようなレベルでの技術をパクられたのかはわかりませんが油断ならない国と言う事です!
2005/9/29(木) 午前 0:47 [ - ]
ネット上で閲覧可能な特許の情報はことごとくパクラれるでしょうね・・・まぁ、心穏やかじゃないですが、どっこい本当に大事な技術は特許さえ出願しないものも多く、肝心要のノウハウは意外と流出されないものですし、むしろせこい行為がアダとなっている事に気が付かない国は哀れでもある。日本はド〜ンと構えてていいですよ^^
2005/9/29(木) 午前 3:42 [ - ]
車ってその国を表します。中国の技術はこんな物ですよ。よければ見てね。http://response.jp/issue/2005/0927/article74667_1.html
2005/9/30(金) 午後 1:33 [ rieru ]
madmaxさん、中韓はほんとに汚いですね。xgenechさん、「慌てる乞食(日本企業)は貰いが少ない」ということでしょうか(笑)、りえるさん、情報ありがとう。「中国製の四輪駆動車は安全性テストで星ゼロ」には驚きました。怖くてとても乗れたものじゃないですね。
2005/9/30(金) 午後 5:43