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中国に呑み込まれる日本(2)
【「核は嫌い」では中国・北朝鮮の攻撃は守れない】
西岡
ミサイルの話に戻れば、アメリカの中枢を中国が攻撃できる正確な能力を持てば持つほど、アメリカの核の傘は機能しなくなる。アメリカは自国の中枢が中国に攻撃される危険を犯してまで東京を守るのかということが問われているわけだ。
櫻井
あり得ない話だ。
西岡
中国が大陸間弾道弾を持ったために、アメリカの核の傘は閉じられつつある。あるいは閉じられてしまったかもしれないと日本は認識しなくてはいけない。日本は核武装を検討すべきだと思う。まずは、非核三原則のうち「持ち込ませず」を凍結して貰いたい。
平松
日本も早急に核武装の是非を議論すべきだ。
憲法9条の改正には賛成でも、アメリカが反対するという理由で核武装の議論を嫌がる人がいる。しかし、そのアメリカに頼れなくなってきているという状況を深刻に受け止める必要があると思う。
西岡
非核三原則は法律ではなく国会決議だから、少なくとも「持ち込ませず」の凍結は、すぐにでもできる。「つくらず」「持たず」を解除すると核拡散防止条約(NPT)に触れるが、、金正日の核問題が解決するまで「持ち込ませず」は凍結すると総理大臣か防衛庁長官が宣言すればいい。アメリカは「核はどこに置いているか言わない」という政策だから、その時点で核武装の効力が発生する。
櫻井
それは容易にでき得る選択だ。少なくとも日本は「核を持たない」と言う必要はない。国家としては選択肢として常に残しておかなければならないことであって、手足はいかなる意味でも縛る必要はない。
ただ問題は、危機的な現状の理解が今の日本の政治家にあるかどうかだ。
西岡
自力で核武装せずにアメリカの核の傘に本気で頼ろうと考えているのなら、なぜ中国がアメリカに届く大陸間弾道弾を持つことに危機感を抱いて対策を練ろうとしないのか。
国民の生命を守ることに怠惰なだけではないかと思えてくる。
平松
中国が核兵器を持っていて、アメリカに撃ち込む能力を持てば日本にとっても危機だと認識できなかったのだ。現実に危機に陥った現在でも意識できないようだが。
櫻井
アメリカの核と中国の核が、日本の頭の中では連動しない。とても不思議なメンタリティだ。グローバルな視野をもって軍事や安全保障、国際政治を見る訓練を戦後60年間してこなかったことのツケのひとつだろう。
西岡
日本は唯一の被爆国だから核兵器は絶対に持たないと言うが、私は思考が倒錯していると思う。唯一の被爆国だからこそ、3回目の被害に遭わないように必死で知恵を絞るべきだ。
なのに、核は嫌いだと言っていたら核は落ちてこないと信じている。この分野でも戦後の念仏平和主義に縛られたままだ。
さらに言えば、北朝鮮の核ミサイルの部品は日本製だ。日本が厳しく北朝鮮との貿易を制限していればノドンは完成しなかったし、それがパキスタンに渡ってパキスタンとインドが核実験をすることもなかった。その印パの核実験に対して日本は経済制裁をしたが、一方でいまだに北朝鮮というテロ国家と自由に貿易をして核拡散を助けている。
自分が原因をつくっていながら、嫌いだ、嫌いだと言っている姿は、もはや漫画チックだ。
櫻井
日本国家に国土を守る、領海を守る、国民一人ひとりを守るという発想がないのが致命的だ。だから北朝鮮が日本人を拉致していることがわかった後でも、その北朝鮮に米支援を続けるような常識はずれのことができるのだ。
西岡
アメリカは現在、北朝鮮の核よりもイランの核問題を外交上の優先課題としている。なぜか。イスラエルの国会議員がワシントンなどで記者会見して、「このまま同盟国であるアメリカがイランの核について放置するなら、わが国は単独でイランを爆撃せざるを得ない。それは中東にとって、アメリカがイランを爆撃するよりも大変なことであろう。しかしわれわれは安全保障のためにそれをせざるを得ない」と繰り返しメッセージを送っていて、「同盟国がそこまでいうならば国連安保理事会に諮って経済制裁を議論しよう」という声が当局者や議会から上がるからだ。
現実の危険度は、北朝鮮のほうが核は完成してミサイルもあるから、これから開発しようとしているイランよりは遥かに高い。しかし、それよりも同盟国の危機意識がアメリカの政治の優先度に反映されているわけだ。
日本も、北朝鮮と中国の脅威に対する核の傘の実効性をアメリカと議論し、日本に核を持ち込むように働きかけるべきだ。アメリカが持ち込まないというのであれば、次の段階としてNPTを日本も脱退するということを議論すべきだ。そうしてはじめて、櫻井さんが言われた、自力で国を守り、さらには自由と民主主義の国々の独立をアメリカとともに守っていくという国家の意思も示せるのだと思う。
櫻井
それにしても日本の政治家の話を聞いても、防衛問題に専門的に関わっている人の話を聞いても、米国との同盟で守られているという大前提の中でしか思考できていない気がする。
日米安保条約も永続するものではないし、今のかたちが続くものではないという未来への意識を持っていない。
平松
だから僕は中国が何もしなくても日本は呑み込まれると思う。
櫻井
日本の側から屈服してね。
1993年、中国の李鵬首相は訪中したキーティング豪首相との会談で「日本は30年経てばなくなっている」と発言した。それが現実になるかもしれない。
平松
日本人はよく「中国がいつ体制崩壊するか」と議論しているが、それよりも日本がつぶれないためにどうするかをもっともっと議論すべきだと思う。
櫻井
そうですね。私たちも日本をつぶさないように大いに発言をしていきましょう。
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ここに出ている3人はまともとは思えない、櫻井さんは常識ある女性だと思ったが日本の核武装はできない現実も理解できないとは呆れたものだ。佐藤栄作が首相の時に中国は初めて核実験をやった、その時にライシャワー駐日アメリカ大使が佐藤に呼ばれて「日本も核兵器がほしい」と言った。
2005/11/8(火) 午後 7:21
ライシャワーはただちにアメリカ政府に連絡してこう言った「前任の池田隼人にも苦労したが佐藤はもっと危ない、どうして日本の政治家と国民は現実の認識ができないのか。日本が核兵器を持つという意味がまるで理解していない、佐藤をもっと教育しないとこのままでは日本は危ない」
2005/11/8(火) 午後 7:26
アメリカに呆れられた現実を理解できない日本人は消えろ必要ない。
2005/11/8(火) 午後 7:28
lamerfonteneさんの主張されている事と、上の三人が語られている事はズレでませんか?『日本は核武装すべき』と言っているのではなく『持ち込ませずの原則そ解除する』(=米軍の核持込を認める)ように思えるのですが?実際のところ、米軍は核兵器を日本に持ち込んでいるでしょうから、それにお墨付きを与えるだけで、事実上何も変らないと思いますがね。
2005/11/9(水) 午後 10:40
アジアで日本の軍隊が如何に悪事を働いたかを研究され、喧伝されている方のコメントですので・・・それはそれとして、米国も日本に核を持たせることを検討してるやに聞いています。否定する方も居ますが。いずれにしても核武装が必要なのではと最近思い始めました。
2005/11/9(水) 午後 11:54
核は米軍艦船が通常積み込んでるのは軍事の常識です。日本の核武装をアメリカが許すと思いますか?答えはノーです。日本は前の戦争で前科がありますから。
2005/11/10(木) 午前 7:43