|
中国は日本を追い抜けない (唐津 一 PHP研究所 2004年10月)
日本のGDPは世界第2位の500兆円の国であり、「ものづくり」に優れた国であるのに、「日本ダメ論」を吹聴するものづくりを知らない日本人。悲観論を掲載すれば売れると信じているマスコミ。そして悲しい話がなぜか好きな国民。この組み合わせが日本の製造業を誤解のもとに置かせている。製造業の部門で中国は日本に追いつけないし、空洞化の心配も杞憂である。
少なくともあと2〜30年は大丈夫という本書を読むと元気が出てくる。
各章のポイントが書かれているので紹介しよう。
第1章 中国脅威論とその背景
●中国が日本を追い越すというのは妄想である。
(携帯電話の技術力、自動車、新幹線)
●人口が多い、人件費が安いだけでは勝てない。
●中国進出で日本が空洞化することはない。
(YKKの「そばやの出前」方式)
●海外進出は技術流出につながらない。
●識者たちは日本のものづくりを知らない。
第2章 中国脅威の嘘
●日本人には中国人にはない利点がたくさんある。
(世界で一番厳しい日本の消費者)
●人件費の安さは限定的な強みでしかない。
●日本と中国の差は水面下で大きい。
●中国にはまだ技術開発力がない。
第3章 私が見た「中国の弱点」
●中国人は商売人としては超一流
(世界の三大商人は中国人、インド人、ユダヤ人)
●ものづくりと商売の才覚は正反対
(日本人は商売に向いていない)
●中国の労働者は言われたことしかしない
●手抜きのあるところに一級品は生まれない
●同じことができるだけでは先がない
第4章 世界における日本の技術力
●日本の製造業は多くの分野で「世界一」を持っている
(自動車、二輪車、造船業・環境ビジネス、工作機械、ロボット、土木技術)
●日本の輸出依存度はアメリカ並みに低い
●中小企業にもたくさんの世界一企業がある
●日本のものづくりには「勝ちパターン」がある
●今後十年は六つの分野で稼げる
(情報技術、材料開発、生命科学、エネルギー、環境産業、宇宙技術)
第5章 日本人よ、もっと自信を持て!
●知識人はすぐ「日本はダメ」といいたがる
(「失われた10年」はなかった。でたらめな数字を信じるマスコミ)
●エコノミストは製造業を見ていない
●日本人はすぐ悲観論に飛びついてしまう
●ものづくり人間をつくる教育を充実せよ
|
確かに中国の今日の著しい成長をはじめた頃の計算(GDP比較)では7%の高度成長を続けても30年はかかるな…と、思ったことはありました。まぁ、日本が衰退しなければですが。。。その為にも国民に希望を持たせるような書籍は大切ですね。。。
2005/5/2(月) 午前 0:11 [ - ]
あっ、30年掛かるのは一人当たりの消費支出が日本に追いつく為の期間で、人口が圧倒的に多い中国のGDPはそう遠くない将来に追いついてしまうかも知れません。。。GDPですから、あくまで市場としての規模としての話です。。。
2005/5/2(月) 午前 0:17 [ - ]
しかし、GDP7%がいつまでも続くとは、まともなエコノミストなら考えないはずです。それに今の中国国内が安定を続ける保障はどこにもありません。今回の反日暴動でも明らかなように常に中国国民は不満を募らせています。。。
2005/5/2(月) 午前 0:31 [ - ]
台湾独立問題を機に一気に噴出すことも考えられます。。。
2005/5/2(月) 午前 0:32 [ - ]
GDP順位アメリカ10兆9839億米ドル(2003)日本4兆2400億米ドル(2002)ドイツ2兆3000億米ドル(2001)イギリス1兆5554億米ドル(2002)フランス1兆4241億米ドル(2001)中国1兆2110億米ドル(2000)なので日本が成長ゼロとしても20年かかるのでは?
2005/5/2(月) 午前 10:27
それ以前に中国共産党が崩壊し、中国は地域ごとにバラバラになるでしょうね。日本は米国との連携を強化して台湾を引き込み、中国に対峙する戦略が大事かと思いますが・・・
2005/5/2(月) 午前 10:32
自分も外交戦略が重要だと思います。日米台連携を強化しながらも、独自でもしたたかにやっていくべきなのです。残念ながら現在は悲しいかな欠落しています。
2005/5/2(月) 午前 11:12
出かけますので、この記事あとで読むとして、こんな人がいるから日本は駄目になるんだと思ったブログ。驚きました。 http://blogs.yahoo.co.jp/strawberry_jam0918/2213826.html
2005/5/2(月) 午前 11:15 [ jul*a*y5* ]
↑いってらっしゃーい。まあ最近の若者の感度はこんなものでしょうか。だって、だいたいの親御さんからしてアウトですからね。少し考え直していただくようコメントしてきました。
2005/5/2(月) 午前 11:38
何いってるんですか! 中国は確実にあと17年で日本のGDPを上回ります。パーキャピタでもその後32年足らずで超えるはずですよ。まあ、その頃は中国という国は(政治的分裂か自然破壊か、あるいは、その両方で)地球上に存在していないでしょうがね(笑)。それよか、韓国・・・。
2005/5/2(月) 午後 0:16 [ KABU ]
2003年の日中の貿易総額は約2000億ドル、直接投資は約30億ドル。これに対して同年度の中韓の貿易総額は632億ドルで韓国の対中投資は38億ドル。さて、2003年のGDPを見れば日本が4兆2941億ドルに対して韓国は6053億ドル(つまり、対中貿易比率は日本が4.6%なのに対して韓国は10.4%)。しかも、韓国は海外直接投資の半分以上を中国に投資している。北朝鮮崩壊だけでなく中国経済の破綻によって韓国が<水没>することは確実ですよね。
2005/5/2(月) 午後 0:17 [ KABU ]
KABUさん、それは興味深い数値ですね。結局韓国は中国さまに依らないと存在できないんですね。東アジアのバランサーも聞いてあきれますが、韓国の将来もきわめて怪しいものですね。
2005/5/2(月) 午後 3:42
油断はできないが、あんな事をしている国は駄目でしょうね
2005/5/2(月) 午後 4:24 [ - ]
いやー皆さん数字が絡むと凄いですね。発言の裏付けはちゃんと押さえとかないと、大変ですね、、、反省です。まぁ、趣旨としては普通に考えて実現不可能ということを言いたかったのですがね。。。
2005/5/2(月) 午後 6:39 [ - ]
もっと短い期間で逆転する可能性もありますよ。為替レートで元が3倍に値上がりしたりすればね。ただ机上の空論でしかありません。日本もバブルの頃はあと何年でアメリカと逆転するなんて言ってましたから。私は中国がどうこうよりも日本の衰退のほうが心配です。技術立国日本の教育がやばいですから。国語も理数も愛国心も↓となったら怖いですよ。
2005/5/2(月) 午後 8:12