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別冊「正論」軍拡中国との対決より
アジアの嫌われ者、中国よりも同じ民主主義国のインドと仲良くしたほうがいいのではないかとは良く聞く。
朝日やNHKは日本はアジアの孤児だとよく言うが、実は中国の覇権主義を恐れるアジア諸国は日本に防波堤になってもらいたいと思っている。
そんななか、二階俊博は国家観もなく、外交センスもない。
額賀福志郎は中国に行こうとして先方から断られた。
与謝野馨は時と場合によって節操なく左にも右にも行く。
こうして見ると日本の将来を預けられる政治家なんてどこにも見当たらない。
あなたたちの祖国はどこですか
永田町に巣食う媚中政治家たちの呆れた言動
〈覆面座談会〉その3
全国紙政治部記者・月刊誌編集者・週刊誌記者
【なぜ和歌山にパンダが】
神田 中国は、紛れもなくアジアの嫌われ者だと思う。その中国との友好を増進することは、今の盧武鉱政権はちょっと特殊すぎる反日政権だから措くとして、ほかのアジア諸国との関係がギクシヤクしかねない、ということがなぜ分からないのかな。
馬場 だけど森喜朗と小泉はインドを訪問した際、二人とも演説で、東京裁判で「日本無罪論」を主張したパール判事のことに触れている。小泉は日本にはアジアにインドという友人がいる」とことさら強調してみせた。含意としては、中国や韓国は友人ではないが、インドは友人であるということだ。
神田 インドとは麻生がパイプをつくっていて、それに森、安倍が乗った形だ。とにかく中国を牽制するにはインドとの友好だという考えは正しいと思う。
- 中国の背中に位置して、しかも人口規模で対抗できる唯一の国だ。
馬場 あと20年経てば、インドは中国の人口を抜く。
- 数年前、石原慎太郎がインドの国防大臣と会ったときに、インドの国防大臣が「尖閣諸島で日本は中国に絶対に譲ってくれるな。日本が安易に中国と妥協するなら、アジアで中国と紛争を抱えているフィリピンやベトナムなど、すべての国がドミノ倒しにされる。インドをはじめ多くのアジア諸国が注視してるから本当に心してくれ」という意味の話をしたそうだ。
馬場 インドネシアの大臣も同じような発言をしている。
- アジア諸国は、日本がどう振舞うかをウォッチしている。日本が決断しさえすれば、アジアの環境は劇的に変わるのではないか。
馬場 実は中国のほうが、日本よりもずっとアジアで異質な国だからね。
神田 中国は朝鮮半島であろうとベトナムであろうと、インドであろうと日本であろうと、もし事を構えることになったら、たぶんそれを非難する欧米諸国に対して、「それは中国への内政干渉だ」と言うだろう。彼らは未だにそういう華夷秩序の中にいる。
- 中国だけでなく、台湾の外省人の中にも本気でそう思っているひとたちがいる。そしてそれに呼応する政治家が日本国にたくさんいる。
馬場 そうだ。あまりに有名すぎていまさら言う必要もないぐらいだが、河野が外相だったとき、台風を避けるため搭乗機が台北空港に着陸した。数時間の駐機の間、河野は中国に忠誠を尽くそうということなのか機内から一歩も出なかった。そしてそれを中国の銭外相(当時)に得々と"報告"したらしい。
私は媚中派の中では野中が最も嫌いだが、外務省から聞こえてくる話は、中国と交渉するときには攻めの姿勢だという。表には出さないけれど、裏で何かあの陰険な顔をして、京都弁で−当然通訳がつくのだが、「そうするとこうですか。あなた方がそう言う
なら、こっちはこう出ざるを得なくなります」と、中国共産党の幹部がぐうの音も出ないまでに追い詰めたりするらしい。
日中交渉が外務省レベルで滞ると、外務省は野中に「お出まし願います」と頭を下げて、野中が向こうの幹部と直接交渉することも結構あったようだ。野中は毀誉褒既が激しいが、河野洋平や加藤紘一とはモノが違うということはたしかだ。
- 総選挙後の改造内閣で経産大臣になった二階俊博はどうか。
馬場 二階からは何か強烈な思想というものは感じられない。どちらかと言えば、無思想じやないか。
- ニ階は、自分の和歌山の選挙区に江沢民の石碑を建てようとしたという話がある。
神田 でも新聞に出たのでやめたそうだ。二階はそのこと(江沢民の石碑の建立)をなぜ批判されるのか、その意味が分からないらしい。
- それも日中友好の自然な発露だと思っているのだろうか。
神田 二階は露骨だ。運輸大臣をやっていた平成12年、中国とのパイプを太くしたかったらしい。日本国内の旅行、観光業界に声をかけて、「日中文化観光交流使節団2000」
という訪中団を組織した。約5千人の日本人が訪中して、人民大会堂の大ホールで食事やアトラクションを楽しんだらしいが、その席に江沢民(当時国家主席)と胡錦濤(同訓主席)の二人が出席するという異例の歓迎ぶりだった。
神田 日本でパンダがいるのは東京の上野動物園。これは分かる。日中友好のシンボルだから首都にいるのは自然だ。ところが和歌山の動物園にもいる。
なんで和歌山にパンダがいるのか(笑)。
私が二階を怖いと思うのは、無思想で国家観も何も感じられないからだ。でも目の前の案件や敵対者をうまく捌いて事を運んでいくという能力は天才的だ。本当に驚かされるぐらい。
大門 日本の政治家は、本当に国政上必要な能力の有無で地位が決まるわけじやないから。二階は、日本の国益を守るという観点からみたら外交能力はゼロだが、他の能力は発揮している。総選挙の自民党大勝劇も、党の総務局長として采配した彼の貢献が大きい。小泉が引っ張るのもそのへんを買っているからだ。
- 額賀福志郎(防衛庁長官)はどうか。
馬場 額賀は媚中ではないけれども、妙に中国に行きたがったりする。
神田 でも今年(平成17年)1月に訪中希望を出したときは、向こうに断られたようだ。
- 与謝野馨(経済財政金融相)は。
神田 う〜ん。自分がないんじやないかな。右系クライアントから仕事をもらったら右を向いてきちんと勝負をする。でも、左系クライアントから仕事もらったら今度は左を向いて・・・。
大門 そのくせ自分がいちばん頭がいいと思ってるからね。
- 野党に目を向けて民主党はどうか。政権を握ったことがないから、利権絡みの中国とのパイはないだろうが、民主党の中にあって毅然と中国に向かって何か言う人はあま
り見られない。新代表になった前原誠司は、中国の軍拡路線をはっきり「現実的脅威」と言ったが。
馬場 旧社会党系議員はみんな中国に位負けしている。もともと中国と北朝鮮は素晴らしい国だと思っていた人たちだからなあ(嘆息)。
神田 民主党の8割は「われら地球市民」とか思っているからね
大門 東京裁判史観に汚染されてる人がほとんどだから、その時点で中国や韓国に対して負けている。
- 民主党はもう論外であると。
神田 論外!
大門 でも、民主党の中にも親台派はいる。たとえば枝野幸男とか。
馬場 枝野幸男はそうかな。
大門 彼の基本的考え方は左翼だが、親台派であるのはたしかだ。たしかに台湾の民主党に対するロビー活動もすごいのだが。
(つづく)
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