|
2005年ブッシュは何をやるか(日高義樹 徳間書店 2005年1月)
第二期ブッシュ政権が誕生したことは、日本にとってとても良いことだった。
米国のニューヨークタイムズをはじめとするマスコミやハーバード大学出のリベラル派が推す民主党は、平和主義の理想を追い、日本の頭越しに中国や北朝鮮と交渉した。イラク戦争に反対した日本の社民党、民社党やマスコミも国連中心の平和幻想に憑かれている点でまったく同じだ。
中・韓・朝の反日近隣諸国に対峙するためには、米国の一国主義に留意しながらとりあえずは日米同盟関係の強化を図るしかない。そしていつかは抑止力としての核武装を。
本書はワシントンの情報通を自認する著者がブッシュ政権の新しい動きを分析し予測している。
やや極論の部分もあるが、この予測のうち当たるのはどれか?
目次と(要旨)の一部を以下ご紹介。
第一章 中国を核ミサイルで制圧する
・
広島・長崎の一千倍の核爆弾が中国を狙っている
・
アメリカは中国を核戦力で制圧する
第二章 再選後のブッシュ政権とは一体どのようなものになるのか
・
ブッシュ政権の保守的性格がさらに強まる。
ブッシュ大統領を誰が動かしているか
(チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、カード主席補佐官、ライス国務長官)
国際派がホワイトハウスから追放される
(ブッシュがアラブ王族やユダヤ勢力に支配され、米国を動かしているというのは一部マスコミのでっちあげ)
(大統領選挙戦中のすさまじい反ブッシュキャンぺーンは、テキサスという米国でも特殊な地域を背景にした政治グループに対する、東部の文化と資本による反発)
第三章 台湾を独立させる
・
台湾の対岸には四百発のミサイルが配備される
・
台湾が独立すれば香港も
(アジアで中国を怖がっているのはミャンマー、香港、 日本 ぐらい)
第四章 アメリカ軍をすべてアメリカ本土に引き上げる
・
あらゆる敵を四十日で殲滅する
(国外の軍事基地から軍を引き上げて、機動力で勝負)
・
アメリカ軍は石油をめざす
(トランスフォーメーションで軍事力を中央アジアに向ける)
第五章 アメリカはこれから一つの国としてやっていけないのではないか
2008年の大統領選挙戦はヒラリーとライスの戦いになる
・
ケリー上院議員は「ヨーロッパ人」だった
アメリカは、ますますまとめにくくなっている
2005年、アメリカは二つに分かれる
(保守V.S.民主の対立激化)
第六章 日本は安保なしで自らを守らなければならない
ブッシュ政権は中東の戦争に全力をあげる
アジア有事はあり得ず、アメリカは日本を守らない
(米はアジア有事を予想していない。日本を核で守ろうとしない)
なぜ日本は自ら守ることをやめたのか
(日米安保への過信)
日本はどれだけの軍事力が必要か
(イージス艦のほかに潜水艦、高速艇、航空母艦など)
アメリカからトライデントミサイルを買う?
(英国が米国から買ったように。英・仏は米の核抑止力を信用していないから)
|
なかなか説得力ありますね。そういう事だと思いますよ。
2005/5/7(土) 午前 10:28 [ - ]