|
「異見自在 世界は腹黒い」(高山正之 高木書房 2004年11月)から
・・・こんな姑息な話だけではない。
新聞がその気になって大嘘を書くことがある。昭和12年の南京事件だ。
日本軍が6週間にわたって30万人市民を虐殺したという嘘を中国の江沢民が言い出した。
もとは東京裁判で原爆による死者に見合う十数万を殺したという政治的嘘だ。
しかし、その「6週間」の間に日本兵が中国人少年や床屋と談笑する写真が当時の朝日新聞などに載っている。少年たちは写真を撮り終わった後、放り上げられて銃剣で刺し殺されたというのだろうか。
あるいはアサヒグラフが掲載した日本兵に護衛される中国人村落の情景写真。それが江沢民の手にかかると「拉致され強姦されて殺された中国人女性」になってしまう。
それが嘘だと百も承知の朝日新聞もNHKも社民党も否定するどころか、その嘘に加担して、いまではそれが教科書にも載る。ヒトラーは「嘘が大きいほど真実になる」といったが、まさにその好例だろう。
そのアサヒが一面にでかでか「これが日本軍の毒ガス」と真っ黒な煙がもくもくと点に立ち上がる写真を掲載した。
毒ガスが天に立ち上がっては敵も倒せない。だれでもヘンだと思うが、この見え透いた嘘をいやホンモノと談話をつけたのが藤原彰・一橋大名誉教授だった。
結論からいえばこれはただの煙幕。朝日新聞は後に小さく訂正を出すに至るが、日本人はだれも大新聞と大学者が兵器でそんな嘘をつくとは思ってもいない。
今の日本を悪くしているのは無能な官僚や政治家だ。しかし最も悪いのは新聞だ。
彼らは中国や朝鮮と組んで、嘘を書き、そのくせ河野洋平の愚行は書かない。
「しがらみを絶ち本音で世間を書くとどうなるか」と当時、産経新聞編集局長だった住田良能氏(現同社社長)が夕刊一面にスペースをくれ、それで書き始めたのが本書のコラム「異見自在」だ。
|
私はその新聞とは昭和63年に決別した。承服しがたい報道があったからだ。販売店の方には申し訳なかったが、激怒して購読を打ち切った。その後、海外で先輩がその新聞を読んでいた。何故?と聞くと、笑いながら、書いてるやつの脳味噌の中身を想像しながら読むと笑えるぞ!と。しかし世の中そのまま信じてしまう人の方が多いと思うとぞっとする。
2005/5/8(日) 午後 11:10