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「異見自在 世界は腹黒い」(高山正之 高木書房 2004年11月)から
アジアの「日の丸」観 1997年7月10日つづき
日の丸をめぐって「日本に侵略された東南アジアの国々はどう思うだろう」といった否定的論調が国会や新聞で目につく。
この文章には誤りがある。当時は「国々」などアジアにはなかった。あったのは欧米諸国の植民地だけで、侵略された主体はそういう宗主国になる。
おかけで彼らは植民地を失ったのだから日の丸にいい感じはもっていないのは当然だが、この論調はそういう意図ではない。
どうしても「現地の人々が日の丸をうらんでいる」風にしたいらしいが、歴史はむしろ「日本の侵略」でひとびとが宗主国と戦う自信を得ていったようにみえる。
これを読むと小泉首相が何故「過去の歴史において日本がアジア諸国に多大の迷惑を掛けた」と謝罪したのか分からなくなってくる。
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