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「中国の核が世界を制する」(伊藤貫 PHP研究所)を当ブログでご紹介して、日本が中国からの核攻撃の危険に晒されている現状では、自衛のための核抑止力を持たねばならないと主張した。
賛成・反対のいろいろなコメントをいただいたが、外交評論家の加瀬英明氏がさすがにプロらしい手際のよさで本書を紹介している。
特に、最後の「日本は人類唯一の被爆国家として、どの国より核武装する権利を持っていると思う」という結語は、PONKOも以前から抱いていた思いであった。
これには賛否両論があろう。
しかし、国が、国民が生き延びていくためには「パワー・オブ・バランス外交」が必要であることは過去の歴史がはっきりと示している。
日本外交が、歴史から学ぶことをせずに、「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」ことになれば、あなたの子供や孫たちの未来はない。
産経新聞(2006年3月13日付朝刊)より
深刻な脅威に目を向けさせる
加瀬英明(外交評論家)
このところ厭中感情が高まっている。それでも、日本はいまだに中国の驚異的な経済発展に幻惑されるあまり、中国が日本に突きつけている本当の深刻な脅威に目を向けようとしない。
本書はまさに覚醒の書である。
著者は中国の国家目標はアジアの最強覇権国となり、漢民族が19世紀初めに支配していた中華勢力圏を復活することであり、そのために核ミサイル戦力の向上をはじめとして軍拡に狂奔していると説いているが、その通りである。そして東シナ海の海底資源や尖閣諸島の領有権をめぐって、日中が軍事衝突することがあっても、アメリカが軍事介入できない状況がすでに生まれていると、警告する。
著者は日本の在米・知米派の第一人者であり、ワシントンの裏と表に精通しているが、中国が台湾を攻撃する場合、あるいは日本から在日米軍が台湾を救援するために出動しようとする場合に、アメリカ本土に核ミサイルを撃ち込むといって恫喝するか、日本に対して、露骨な核威嚇を加える可能性が高いと断じている。著者ははたしてアメリカが台湾や日本を守るために、アメリカの大都市を犠牲にするだろうか、疑念を呈している。
昨年、中国の将官が外国報道陣の前で、アメリカが台湾紛争に軍事介入すれば、アメリカ本土に対して核先制攻撃を加えると明言している。"アメリカの核の傘″こそ、日本防衛の基礎となってきた。ところが、この"核の傘″がもはや機能しなくなっているというのだ。著者の詳細な分析や提言は、数多くのアメリカ政権幹部や、権威者の見解をもとにしているだけに、強い説得力を持っている。
著者は日本が核武装をして独自の抑止力を持たなければ、将来、「中華勢力圏の属領となるであろう」という。私もこの見解に賛成する。昭和20年には日本は核兵器を持っていなかったために、核攻撃を誘った。日本は人類唯一の被爆国家として、どの国より核武装する権利を持っていると思う。
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なんか、あちこちで核武装問題が・・・。どんどん議論を広めましょう。近隣国の実体さえ見ずに「日本の平和は9条によって守られた」とか言う寝言をどうにかしないと、常識的で客観的で冷静な議論など望むべきもない。
2006/3/14(火) 午後 8:08 [ ぬくぬく ]
うわ〜!先に言われちゃいましたね。実はこれから「核武装論」でアップ予定の文章に同じ事を昨夜書いていました。でも加瀬英明氏も同じ意見とは嬉しいですね。僕は広島の慰霊碑で、そう感じました。
2006/3/14(火) 午後 9:02
私も全面的にこの意見に賛成ですね。SF作家の田中光二さんは「日本人は戦争に向いていない・日本人は悪党になりきれない」の中で、同じような事を述べられてましたし、パキスタンのシャリフ首相も核実験の際に、同じような事を述べられてましたね。
2006/3/14(火) 午後 9:12 [ tero19632001 ]