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「日本人は何に躓いていたのか」
(西尾幹二 青春出版社 2004年11月)
閉塞状態にある日本。しかし、日本人は自信を喪失していただけであり、この躓きの原因は日本人の自己断罪する気質にある。
著者は外交、防衛、歴史、教育、社会、政治、経済の各分野に章を分け、深い洞察力でさまざまな現象を分析している。
最後に、「日本人は永く忘れていた自信を少し取り戻しつつあように思える」として、日本が滅びるのではないかという最近の日本人の危機感から、本能的に過去60年考えないで済んでいた国家主権に気づいて来た。日本と言う国を衰滅から守るという考え方が、言論界でも一般社会でも主流になりつつある。大切なのは国家だと気づいたとき、忘れかけていた自信をかえって取り戻す心が至る処に見られるようになった」と結んでいる。
ブログ仲間とのコメントのやりとりでも、このことは実感できる、と思うのはやや楽観的すぎるか?
講演記録のような平易な語り口で説得力がある。まだ読んでおられない方は是非ご一読をお勧めする。
以下目次をご紹介するとともに、次回からサワリ魔がサワリをご案内しよう。
序章 日本人が忘れていた自信
第1章 外交・・・・日本への悪意を知る
経済力による外交は邪道
弱腰外交の根本原因
緊迫するアジア情勢
日本人はどこで止まってしまったのか
第2章 防衛・・・・冬眠からの目覚め
狙われる日本の国産技術
日本人が忘れている戦前の独立心
この国を不自由にしているもの
第3章 歴史・・・・あくまで自己を主軸に
"過去"は今の価値観では裁けない
西洋の罪をなすりつけられた日本
大戦にいたる必然性
軸足のぶれない歴史観へ
第4章 教育・・・・本当の自由とは何か
お子様中心主義を排す
子供に自信をつけてやろうとする間違ったやり方
第5章 社会・・・・羞恥心を取り戻す
小学一年から始まる過激な性教育
親が知らない教育現場の実態
第6章 政治・・・・広く人材を野に拾う
日本の政党になぜ思想がないのか
国民の永遠のストレス---首相の人間的力量の不足
第7章 経済・・・・お手本を外国に求めない
勝ちすぎる日本型経営をなぜ恥じたのか
資本主義に正統も異端もない
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それだけ奇跡的なほどに真面目な国民なんだよなあ・・・
2005/5/21(土) 午前 2:32 [ - ]
日本は、外見的には立志しているかのように思われているが、内面的には、もはや崩れ去っている。
自主自立でき無き国、それが今のこれからの日本。
その問題的根源は、信念の欠如。心の欠落
2008/3/8(土) 午後 2:11 [ mir*ie*0 ]