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米民主党勝利で慌てた中国
ブッシュ政権の共和党が中間選挙で民主党に敗れたことは、日本の将来にとって暗雲を投げかけたと思ったが、意外なことに中国が慌てているという。
ジェンダー・フリーとフェミニズムの過激派極左翼のぺロシ女史(ペロンではない)が次期下院議長になる。
「辻元清美が衆議院議長になったような異常事態」というからその異常さは推して知るべし。
もっとも河野洋平が衆議院議長である異常さも似たようなものだが・・・
ところが、このぺロシ女史はヒューマニストであるからして、その信条から、中国に対して非人間的な臓器密輸、死刑などを厳しく批判するであろうという。
一般的には、民主党は中国に甘いという感が強いが、変なところで中国に厳しいおばさまも居たということか。
それにしても、台湾のマスメディア、与野党が揃って民主党勝利を歓迎しているという状況はちよっと理解に苦しむ。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成18年(2006年)11月24日(金曜日)
通巻第1627号
ブッシュ政権、民主党との政策協調へ転換。
もっとも慌てたのは中国だった
ちかく米国は対中国経済政策を大転換の可能性
ヘンリー・ポールソン財務長官が、バーナンキFRB議長以下、多くの閣僚を伴い、来月北京を訪問するという緊急のスケジュールが浮上したが、これは、米国の対中政策転換の兆しと、『ヘラルド・トリビューン』紙(11月24日付け)が大きく伝えている。
表向きの対中貿易交渉での要求は(1)貿易不均衡是正、(2)為替政策とくに人民元切り上げ要請、くわえて(3)海賊版、著作権の取り締まり強化とされる。
ブッシュ政権は中間選挙敗北後、ただちにペロシ次期下院議長をホワイトハウスに呼んで昼飯をともにし、協調路線を訴える一方で、タカ派のラムズフェルド国防長官を更迭した。
これでイラク政策が転換するのは時間の問題になった。
後任のゲイツ新国防長官は、CIA人脈。パパ・ブッシュに近く、その背後には共和党穏健派、というより親中派がひかえる。スコウクロフト、ベーカー等々。
さてペロシ女史は、ジェンダー・フリーとフェミニズムの過激派。
とびぬけて左翼的で、カリフォルニアの特定地域選出。したがってこういう左翼過激派が当選してくるのだが、日本でいえば辻元清美が衆議院議長になったような異常事態なのである。
ヒューマニズムの観点からペロシは、過去にも激しく中国の非民主的政治姿勢を問題視してきた。彼女が次期米国連邦議会下院を率いる以上、これまでのように大甘な中国政策は許されまい。
民主化、ヒューマニズム、臓器密輸、死刑などの問題で米議会と中国はより対決的になるだろう。
中間選挙結果に慌てたのは日本ではなく、中国である。
喜んだのは、じつは台湾。台湾のマスメディアや与野党を問わず、民主党の勝利に歓迎の論調だった。
(ちょうど筆者は中間選挙に日に台湾にいた)。
こうした米国の政治潮流の変化をとらえ、ポールソンが経済使節団を組織化して北京へ向かう。
これで大幅な北京からの譲歩がなかったならば、つぎに「シューマー・グラハム法案」の最上程もありうる(前掲ヘラルド紙)。
実際にシューマー上院議員(NY選出、民主党)は「廃案となった前の法案(中国からの輸入品すべてに27・5%の報復関税をかける)にかわって、新しい法案を用意したい」と語っている。
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正に怪我の功名ですね。こういった「共和党保守派・民主党労働・人権派連合」が中国に鋭い一撃を与えるのです・・
2006/11/24(金) 午後 8:59 [ tero19632001 ]
転載いたしてもよろしいでしょうか。
2006/11/24(金) 午後 9:01 [ tero19632001 ]
中野学校さん、TB有難うございました。核武装については大いに論議すべきだと思います。ブッシュ政権のうちに明示的に持ち込んで欲しいものです。
2006/11/24(金) 午後 10:39
hyさん、辻元がぺロシ女史を利用するかもしれませんね。危ない危ない。
2006/11/24(金) 午後 10:48
single40さん、素敵な名前ロゴ作りましたね。米・台・中と微妙な綱引きが始まりそうです。
2006/11/24(金) 午後 10:52
teroさん、どうぞご遠慮なく転載してください。大歓迎です。もっとも本記事そのものが転載みたいなもんですから(笑)
2006/11/24(金) 午後 10:54
へぇ〜、日本の左翼は腑抜けなので中国の人権問題には知らん振りですが、アメリカは違うんですね。 なんか面白くなりそうですね♪
2006/11/25(土) 午前 3:10 [ - ]
そうですね。日本の左翼は在日や特殊部落の人権には敏感ですが、中国の人権問題にはまったく関心を示さないというご都合主義でありますから、本当に人権を考えているのではないと言う事がはっきり分かります。
2006/11/25(土) 午前 8:09
与野党が揃ってというのは確かに理解に苦しむけど、蒋介石率いる国民党をサポートしてたのは民主党の政権下の米国でしたよね。それとヒラリーがアイリスチャンの本を愛読してるというのが気がかりだなあ・・・。捏造だと言っても、思いこみの感情が先行して難しいだろうね。
2006/11/25(土) 午前 8:33 [ zgenech ]
これはかつてkeiさんのブログに貼り付けたリンクですが、御参考までに。 http://dogma.at.webry.info/200611/article_13.html
2006/11/25(土) 午後 0:38 [ lef*rt3*86 ]
EUじゃ「もっと先の議論」なんですけど・・・
2006/11/25(土) 午後 5:36 [ tero19632001 ]
zgenechさん、アイリスチャンが愛読書とはヤバコビッチです(笑)でもlefortさんのリンクは参考になりそう。
2006/11/25(土) 午後 6:29
lefortさん、keiさんのブログも、lefortさんのTBも参考になりました。北京五輪はボイコットしたいけれど、やらせてみて国際社会の顰蹙を買わせるというのも手かなと思いますね。ペロシ女史のダライラマ法王擁護には感動。
2006/11/25(土) 午後 6:39
ポンコさんだまされてはいけませんよ 恥ずかしながら私山崎浩は過去に大きな失敗をしています クリントン政権が誕生した時私は台湾の独立派にとって最善のタイミングが来たと思いました 台湾は独立宣言すると思いました ところがク政権は日本よりも中国を重視する立場でした
2006/11/26(日) 午後 10:57
折り悪く 当時の日本政府は細川政権でした 反米親韓で韓国からもっとも高く評価された政権でした。韓国はヨンサム政権 私の不明をはじるとともに民主党政権にはあまり期待しないほうが良いと思います
2006/11/26(日) 午後 11:01
話は変わって 世界で最も男女平等から遠い国はどこだと思いますか 世界で一番民主主義から遠い国はどこだと思いますか 世界で一番アメリカから遠い国はどこだと思いますか サウジアラビアです この国を批判しない活動家は信用してはいけません なんでアメリカは軍隊を駐留させてまでこの国の体制を守るんですか
2006/11/26(日) 午後 11:05
アメリカは民主党でも共和党でも大差ないのではないか?と思います。行動原理の奥底は同じように思います。世界の潮流にアクセントを与えただけのようなカンジですね。それと死刑廃止というのは一見、人道的見地からの主張のように思われているようですが、現実的には死刑より終身、独房暮らしのほうが受刑者には苦痛だと思いますよ。死刑より重い刑を課すという世界潮流だと思えるのです。
2007/2/26(月) 午後 7:07
naymeruhiroshiさん、私は騙されてはいませんよ。リベラル派はキライですし、日本は共和党でないと困ります。キリスト教、仏教などの既成宗教に反対されているようですが、創価学会などの新興宗教批判もよろしくね。
2007/2/26(月) 午後 8:37
915さん、米国は国益が関わる問題は民主も共和も一枚岩になりますが、そうでない場合は、保守VSリベラルの構図はハッキリしています。死刑廃止に反対です。税金で生かしていることが許せません。それに、いつかは恩赦で出られるという希望を持たせて生かすより、いつ死刑になるかと思いながらすごさせることの方が苦しいでしょう。
2007/2/26(月) 午後 8:48
ponkoさん、死刑にするならNHKの放送で処刑場面を流すとかすれば犯罪抑止効果が期待できますよ。目にすると印象が強いですから。独房は死ぬよりつらいと思います。行動の自由がないというのは皆さんの想像以上ですよ。恩赦は軽い犯罪にしか適用されないような気がしますが・・・どうだったかな?
2007/2/27(火) 午前 7:32