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今日の産経新聞朝刊一面に、論説委員長の靖国問題に関する長文が掲載された。近隣反日諸国の動向はもとより、このところ日本国内の政治家、マスコミの動きが怪しくなってきた。この時期に、真に時宜を得た論文だと思うので全文をご紹介する。
靖国参拝問題
政治家よ国を危うくするなかれ
産経新聞論説委員長 千野境子(2005年6月10日)
日本人は過去を忘れがちな民族であると、ともすれば言われてきた。
小泉純一郎首相の靖国参拝をめぐって、いま歴代首相から野党議員に至るまで日本の政治家たちが繰り広げている言動を前にすると、残念ながら当たっていると思えてもくる。
中国の北京や上海などで日本の大使館や領事館、果ては中国経営の日本料理店までが反日デモの暴徒に襲われたのはたった二ヶ月前。呉儀副首相の非礼な帰国も数週間前のことにすぎない。
であるのにわが政治家ときたら、謝罪や賠償要求もどこへやら、中国のメツセンジャーよろしく小泉首相ら靖国参拝中止を迫っている。反日デモで国際社会から指弾され窮地に陥っていた中国にすれば、一転、ぬれ手であわみたいなものだろう。
例えば河野洋平衆院議長の呼びかけで、「慎重な対応」を申し合わせた宮沢喜一、村山富一、橋本龍太郎ら元首相たち。
悪天候で搭乗機が台湾に緊急避難した際、台湾の土を踏むまいと機内から一歩も出ず、しかもそのことを中国への忠誠の証であるかのように中国側に報告した河野議長のことは言うまい。
だが、元首相たちは現首相の決断と孤独とに、一体どこまで思いを致したのだろう。
賢明にも欠席した中曽根康弘元首相も「やめるのも一つの立派な決断」と参拝中止を進言した。考えてみればね今日に至る日中の軋轢は中曽根元首相の靖国参拝から始まった。小泉首相がやめてくれなければ名分が立たないのか。
中曽根氏の参拝取り止めは親日的な故胡耀邦・元中国共産党総書記を思ってのことだとされている。配慮が奏功しなかったは歴史が示す通りである。中国共産党の権力闘争に思いやりの入り込む余地などないし、そもそも一国の命運は、自らの力量で決まる。他国の力など限定的でしかないのである。
その他、岡田克也・民主党代表をはじめ野党政治家はもちろん、自民党でも日本遺族会会長を務める古賀誠・元幹事長、中川秀直国対委員長、野田毅元自治相、連立与党の神埼武法・公明党代表、冬柴鉄三・同幹事長・・・。
政治家たちはいまや雪崩を打って、参拝中止や慎重な対応もしくはA級戦犯分祀を求めているかのようだ。
彼らは異口同音に国益を強調する。かれらの一連の行動が本当に国益に沿うのか。一皮向けば国益は私益という政治家はいないだろうか。またもしそれが信念かつ持論ならば、自ら問題提起してこなかったのはなぜだろう。小泉政権は四年。時間は十分にあった。
しかも少なからぬ政治家たちは、「胡錦涛国家主席が会うので来てください」など中国からもろもろ要請され、出向いていった。中国の対日工作の一環であるのは明白なのに、である。
もちろん二国間関係は良好な方が望ましい。
だが世界はいま、日中の緊張・対立にアジア二大国の覇権の帰趨を重ね合わせ、大いなる関心を持って注視しているのだ。政治家たちの言動は、国際政治の力学にあまりに無頓着であると思う。
中国艦船の領海侵犯や日本近海での活動活発化、東シナ海の地下資源をめぐる確執をはじめ、日中間には戦略的李が正常位の対立が次第に鮮明になってきた。このような時に小泉首相の筋を通そうとする姿勢を有力政治家がよってたかってつぶそうとする。何んという光景だろう。
先ごろ、日本新聞協会の招きで来日した中国記者団は、協会のスケジュールにのっとって靖国神社を見学した。党員であろう団長は「急に腹が痛くなった」と言ってバスに残ったそうである。もちろん次の見学地ではピンピンしていた。
政治家たちも訪中するなら、せめてこの程度の知恵を中国側に示して欲しいものだ。
小泉首相の靖国参拝が世論を分けていることは確かである。首相が説明責任を果たしているとは思わない。その是非はもっと論じられてよい。だがそれは中国に言われるからではないし、ましてや中国が是非をきめるものではない。
来日した米国のアーミテージ前国務長官は民放の番組で「他国から参拝するなと指図されるようなことがあれば逆に参拝すべきだ」と答えたという。至言である。
核開発に存亡をかける北朝鮮。米韓同盟にすき間風の吹く韓国。北東アジア情勢はますます厳しさを増すだろう。
わが政治家たちの対中姿勢を見ていると、いささかクラシックな表現ながら、こんな思いが浮かぶ。
君、国を危うくするなかれ。
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今この場を乗り切ればなんとかなる。。。 といった外交姿勢はそろそろ見限るべきであると思います。長期的視点に立てば「中国様」外交はなんら国益をもたらさないのは至極当然と思いますが。今までの経過をよく勉強してそろそろ学習成果を見せて欲しいものですね。
2005/6/10(金) 午前 11:38 [ nag*12*817 ]
本当にいい文章を読ませていただきました. ありがとうございます.
2005/6/10(金) 午後 0:14
国益ってのが日本の国益ならいいんですけどね。売国奴議員たちの「益」とは間接的な中国の国益から流れてくる自らの私益です。
2005/6/10(金) 午後 8:07 [ - ]
経済界の動きはどうなんですかね?河野さん、中曽根さんら政治家たちの動きは経済界の動きに敏感になって、ともとれるんですが・・。やっぱ、経済界が癌ですか?
2005/6/10(金) 午後 9:33 [ - ]
北城IBM会長(経済同友会 代表幹事)、福原資生堂名誉会長、小林富士ゼロックス会長、出井ソニー会長、奥田トヨタ会長(経団連会長)は明らかに商売中心。彼らには日本の国益など頭になく、自社の利益しか考えていません。来年中にバブルがはじけて後悔するでしょう。
2005/6/13(月) 午前 9:24
中、韓外交の転機ですね。この所日本が国際法通りに毅然とした態度?!になってきたので、中、韓は焦ってきているでしょう。腹黒有力政治家になにか働きかけをしているのでは?なんて思ってしまうぐらい皆靖国参拝反対ですよね
2005/6/14(火) 午前 8:52 [ nem**ama*200* ]