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安倍政権、逆風の裏には
tasuya さんから7/21(土)にコメント頂いていたのに、見落としていた。
ご紹介頂いたリンク先の田原総一朗の日経新聞のコラム記事を読んで、遅ればせながら紹介しよう(勝手に抜粋)。
社保庁が自爆覚悟で民主党に内部情報をリークしたことはすでに記事にした。
《誰が一番悪いのか よくわかる動画》
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/49786572.html
しかし、田原総一朗が安倍首相を擁護するような小論を書いたことは意外だった。
テレ朝「サンデープロジェクト」で、出席者の一人が「社保庁の自爆テロ」発言をしかけた時、司会の田原が「そう言ってる人もいるらしいね」と言ってその話になるのかと思ったら、コマーシャルが入って、もう話題は次に移ってしまったのを記憶している。
田原が話題にしたのをカットされたのかもしれない。
次の「サンプロ」はもう選挙日だから無理だが、同じテレ朝で、あの古館伊知郎を相手にこの自論をぶち上げたたらいかがなものか。
田原は触れなかったが、Ponkoはさらに安倍政権の崩壊を願う北朝鮮をはじめとする特定アジア諸国の工作員が日本のマスコミに紛れ込んで安倍おろしを狙っているという見方もしている。
日経BPネット(2007年7月19日)
安倍政権の倒閣を企てた
官僚たちの二重クーデター
田原総一朗
今月29日に迎える参議院選挙は、非常に自民党に厳しい状況だ。どの新聞、テレビを見ても、民主党の有利を伝えている。なぜこんなにも自民党が厳しい状態になっているのか。そこには、新聞やテレビがなぜか全く指摘しない問題が隠されている。
小泉前首相もできなかった公務員改革
かつて小泉内閣が郵政民営化の選挙で大勝した時、僕は小泉前首相に「大勝したのだから公務員制度改革をやればいいじゃないか」と言った。しかし、彼は「冗談じゃない」と即答した。
橋本龍太郎元首相も公務員制度改革に取り組んだ。当時はこれを行政改革と呼んでいたが、公務員の数と給料を減らし、官房長が握っている天下りの権限を奪うことを狙ったものだった。これに全省庁が協力すると言って官僚が集まったが、それは実は全く逆で、いかにこの改革を骨抜きにするかということに知恵が絞られた。
この“改革”は失敗だった。
小泉前首相が言いたかったことは「最初から行政改革をやると言っていた橋本内閣でもできなかったことを、残り1年しか任期がない自分ができるはずがない。もし本当に公務員制度改革をやろうと思ったら内閣の最初から改革案を打ち出して、調整・段取りを整えなくてはならない。そのような準備が何もそろっていない状態で、できるはずがない」というものだった。
社会保険庁が自ら情報をリーク
安倍内閣は、小泉前首相ですらできなかった、いわばタブーである二つの改革をやろうとしている。一つは社会保険庁の解体と民営化。もう一つは、公務員の天下りの改革だ。これまで各省庁の官房長が握っていた天下り斡旋の権限を奪おうというのだ。
これこそが、今、安倍政権が非常に窮地に立たされている最大の原因だと思う。
安倍内閣は、社会保険庁を解体して、一度全員クビにして、民営化すると言っている。社会保険庁の役人というのは官僚だ。官僚というのは決してクビにならない、決して倒産しない、さらに天下りできるという、非常に安定した身分だ。それを「解体!」と言った。
だから僕は、社会保険庁がこぞって、いわばクーデターをしかけたのだと思っている。つまり、社会保険庁の年金がめちゃくちゃな状態であるということを、社会保険庁自らが広めたということだ。
社会保険庁の年金がめちゃくちゃな状態で、消えているのか、宙に浮いているのかすらわからなくなっていることを、社会保険庁は厚生労働省や官邸に一切報告しなかった。
民主党の長妻昭議員が社会保険庁に手をつけたのが去年6月、そして、5000万件以上もの行方不明の年金があると発表したのが今年2月。ところが、安倍首相や塩崎官房長官がこのことを知ったのは6月に入ってからだ。
つまり、社会保険庁は、政府・官邸には何も知らせずに「大丈夫、大丈夫」と言いながら、民主党を中心にした野党、そして週刊誌、新聞に、いかに年金の記録がめちゃくちゃになっているかを、どんどんリークしたのだ。
なぜ、こんなリークをしたのか。
つまり、そういうことをリークすることで「安倍内閣がいかに危機管理ができていないか、社会保険庁も悪いが、それを全く管理できていない内閣はとても国民は信用できないだろう」と思わせた。
どういうことかというと、今度の参議院選挙で自民党が負けて安倍首相が退陣すれば、社会保険庁改革は消えるわけだ。
社会保険庁は自分たちがクビになることを防ぎたいわけだから、安倍政権にダメージを与えるために、いかに社保庁がむちゃくちゃかということを、いわば自爆テロ的にリークしたのだ。
自爆テロ的リークをもって、安倍内閣がいかに信用できない内閣か、いかに危機管理能力のない内閣か、いかに不甲斐ない内閣かということを満天下に知らしめたのだ。
天下り改革に全省庁が反発
もう一つが天下りだ。渡辺喜美行革担当大臣が提示してこれからやろうとしている「官民人材交流センター(新・人材バンク)」は、官僚の天下りの権限を官房長から取り上げるものだ。
これまでの官僚体制というのは、まず現役で官僚をやり、その後2、3回天下る。現役の官僚時代に得る収入は人生の半分。あとの半分は、その後の天下り先で得るというのが、これまでの官僚の人生だった。人材バンクの設置は、現役を去った以後の官僚のサイクルを断ち切ることになる。これは大変な問題だ。
そこで社会保険庁と全省庁がこれらに猛反発して、二重のクーデターが起きているというのがいまの状況だ。
なぜメディアも公務員改革に反対するのか
これまでほとんどの新聞は、安倍首相が社会保険庁の解体や公務員制度の改革を決断できないと書いていた。しかしそれをやることになって、多くの新聞をはじめとするメディアは安倍不支持となってきている。
そして財務省や経産省が本気で反安倍になると、マスコミはそれを「財務省や経産省までが安倍首相を“見限った”」と書く。天下りに対する強烈な規制に対してすべての省庁は反発して反対しているのだが、マスコミは「見限った」と書く。
官僚が公務員改革に反対するのはわかるが、なぜメディアも反対するのか。
マスコミというのは一見“官僚叩き”に見えるが、重要な情報源である官僚たちと徹底的に戦えないのだ。そのマスコミが、「官僚が安倍政権を見限った」とやたら報じている。マスコミも巻き込む形で、官僚たちの必死のクーデターが今、功を奏してきているのだ。
サディスティックな“安倍いじめ”
もう一つ、今起きている現象に“安倍いじめ”がある。
国民というのはサディスティックなものだ。安倍首相は祖父から3代続く“大プリンス”で、さらに強さを売りにしていた。憲法改正、集団的自衛権、教育基本法改正、そして北朝鮮もイラクもそうだ。強い首相として登場したのが安倍首相だった。今、その安倍首相が、官僚たちのクーデターによるものが大きいのだが、弱さがむき出しになってきている。
こうなると、マスコミも国民も非常にサディスティックになって「やっつけよう」となる。弱くなった安倍首相をやっつけるのが痛快なのだ。
本来ならば安倍支持だった週刊誌などまでが、安倍不支持になってきている。“安倍いじめ”が世の中の風潮になったということがある。
自民党に分が悪い候補者の“玉”
さらに自民党にとって今度の選挙で分が悪いのが、候補者の“玉”の問題だ。今度の参議院選挙の候補者を眺めると、自民党の候補者の“玉”が悪い。民主党に比べると圧倒的に悪い。
安倍首相は本当は「こんな候補はダメだ」と変えたかった。小泉前首相は非情で血も涙もないから、候補者を全部変えたかもしれない。しかし、なまじっか常識的で、小泉前首相ほど非情ではない安倍首相は、党内の大反対もあって、ついに全員変えることができなかった。
それに対して、民主党は前回自民党に大敗したので、負けた候補を全部変えた。若い新鮮な候補がそろっている。自民党は負けて当然の候補がずらりと並んでいる。この玉の違いが今度の自民党の逆風というか、安倍自民党の参議院選挙の苦しさだと思う。
そのようなこともあるが、基本的にはここまで述べた問題こそが決定的に安倍内閣に不利な要因となっている。
この構造を理解しないと政治はわからない。
こうしたことを新聞もテレビもほとんど報道しない。故・松岡利勝前農林水産大臣がどうとか、赤城徳彦農林水産大臣や伊吹文明文部科学大臣がどうしたということばかりやっているのだ。
安倍政権逆風の背景にあるもの
社会保険庁の解体・民営化も、新・人材バンクも、今度の選挙で安倍内閣が負けて安倍首相が退陣したらご破算になる可能性がある。だから、官僚たちは何としても安倍内閣を潰さなくてはならないとその機会を狙っている。
さらに自民党内部からも、経世会を中心に、官僚制度を守りたい人たちが「公務員制度改革をして人材バンクのようなものをつくったら、優秀な人材が官僚にならないから反対だ」と、公然と言い始めている。新聞も、「反安倍」ばかり大きく報じる状態だ。「“美しい国”とはなんだかわからない」など、新聞ではここのところ連日「安倍批判」というものが展開されている。
このように、社会保険庁解体と公務員制度改革は、自民党内外からの安倍政権への逆風となっているといえるだろう。だが、この安倍政権への逆風を仕掛けたのはとりも直さず官僚であり、自民党内の反安倍勢力である。そしてそれを煽っているのがマスメディアだ。その壮絶な反撃に安倍政権が苦境に立たされているというのが、参院選を前にした今の状況なのだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070719_20th/index.html
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自分のブログでも書いたことがあるんですが、「天下り」という言葉自体も嫌いです。官僚が「天」ですって。民間に就職するのを「下る」ですって。冗談やない。
公務員は公僕、つまり「国民に奉仕する人」(『デイリーコンサイス国語辞典』三省堂)ですやん。
2007/7/27(金) 午前 7:52
傑作です^^
国民不在です。ミンスの「生活が第一」なんて怪しすぎ。
2007/7/27(金) 午前 9:33
田原総一郎の記事は面白かった。実は、このブログの前に、上の記事は読んでいた。あいつは左巻きかと思っていたら、少し見直した。骨のある正義感かもしれない、と家内とも話した。それにさすがに、読みやすくわかり易かった。安倍さん頑張れ。応援しいてますぜ。
2007/7/27(金) 午前 10:32
現状を理解出来てる国民は少ない
2007/7/27(金) 午前 10:42
このような事実をなぜマスコミは伝えないのでしょうか?
国民は反日マスコミや野党に騙されているような気がします。
2007/7/27(金) 午前 11:03 [ kom*o*2105 ]
パソコンを通じた情報が無いとツクヅク情報音痴になります。
何時も嬉しく読ませてもらっております。
ますます啓蒙してください!
2007/7/27(金) 午前 11:24 [ ken*aw*3* ]
転載させてくださいね。もう最後のお願いです「自民党」または「新風」に清き一票をお願いします。二票でしたらさらに感謝します。
2007/7/27(金) 午前 11:33
解り易い記事ですね!
田原総一郎氏も、こういうことをテレビで言ってくれると良いのですが。
傑作ぽち。
転載させてください!
2007/7/27(金) 午後 0:42
私が思う安倍政権つぶしの全容は、米CIAによるものだと思います。安倍政権の日本再生プロジェクト、及び憲法改正などはすべて戦後GHQの戦後工作を無力化するものであり、自民党から民主党へと鞍替えする為に、以前からリークしている首相側近から政府機関、マスコミ中枢、有力団体におけるCIA工作が発動しているものと思います。自民党は間違いなくつぶれ、民主党にまた愚鈍な大衆政治を行わせることがアメリカの狙いだと思います。
2007/7/27(金) 午後 1:51 [ aug**uthinu*u ]
選挙まで後わずかですね。全部の情報を出し切って、正確な判断で投票に行きましょう♪
2007/7/27(金) 午後 2:31
こんにちは。
私の父母妹はネットをしない人たちです。彼らは、今回の選挙でもマスコミ報道に従って行動するようです。意識が高く、ネットで情報収集しようとする人ならば、こんな世間の風には日和ないのにと思うと大変口惜しいです。まだまだテレビ・新聞に踊らされる人は多いのでしょうね。マスコミに優秀な人材を結集していくためには、どうすればよいのでしょうか。でも、人材だけではなくて、広告主も重要になってくるわけですが‥。今回の記事が活字で、新聞に掲載するだけで、随分違うと思いました。
2007/7/27(金) 午後 4:16 [ gii*ch*n1 ]
諸説ありますが、何故朝日新聞が今なおあれだけの発行部数(公称750万部)を維持しているのでしょう。売国新聞でありながら不思議でなりません。朝日新聞に公平な報道を期待するためには朝日の広告スポンサーに申し入れをしなければならないでしょう。でも難しいかな?不買運動にも限りがある?
2007/7/27(金) 午後 6:02 [ - ]
何でマスゴミは横峯氏(さくらパパ)の”年金納めてなくても申告してもいい”という問題発言を報道しないのか。民主党公認候補の発言ですよ、これって犯罪教唆ではないのか。
2007/7/27(金) 午後 8:04 [ tet*ra*ona ]
私にもこの記事の転載をお許しください。
確かに、安倍首相が公務員改革を断行しようとしていることに対する官僚の反抗によって今の逆風と言うのは納得できます。彼ら、自らの身を守る為には、国でも売っちゃうんだな・・・と言うのが実感です。
2007/7/27(金) 午後 10:46
もあいさん、どうぞご随意に転載してください。29日の結果はどうなろうとも、今の間違った状況を書き留めておかねばなりません。
2007/7/27(金) 午後 10:58
はじめてのコメント失礼します。すばらしいブログですね。いつも勉強させていただいてます。この重要記事をポチ転載させてください。阿部さんは大学の先輩に当たります。先日、後輩と飲んだとき阿部さんのさらなる活躍を期待したいことで意見が合致しました。どうか宜しくお願いします。
2007/7/28(土) 午前 2:00
今朝の産経から「総務省の(年金業務・社会保険庁監視等委員会)(葛西敬之委員長)は27日、未統合の年金記録5000万件の実態について、社会保険庁に対し「精査のための詳細な作業工程の公表と早急な実施」を求めるべきだとした総務省あての意見具申を全会一致で纏めた。これを受け、菅総務相は27日柳沢厚生労働相あて勧告した」。
詳しくはまだ不明だが、すでに「精査開始」の指示が下っている筈であるが、それから何ヶ月経過しているのだろう。
若しかして、社保庁職員の意識的なサボタージュでなければよいのだが・・・・
2007/7/28(土) 午前 9:10 [ emu ]
教の投票日にあたり、転載させてください最後のお願いに参りました自民頑張れ
2007/7/29(日) 午後 1:44
おぱりんさんの所から来ました、この記事で疑問がかいけつしました、転載させてください☆
2007/8/5(日) 午後 10:59
どうぞ転載してください。吉野の宮司さん間に合いましたでしょうか。gpmakiさん、選挙は残念な結果になりましたが。民主党に入れた人たちがしまったと思ってももうおそい。
2007/8/5(日) 午後 11:14