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北朝鮮、中国と戦わなければならない
ずいぶんセンセーショナルなタイトルだが、
「アメリカの世界戦略を知らない日本人」
(日高義樹 PHP研究所 2003年2月)
第10章の「日本の平和主義は敗れた」の一節
「北朝鮮、中国と戦わなければならない」
で見事に戦後の日本の状況を解説している。
しかも、本書が書かれた当時よりさらに悪化した状況にある。
それは韓国が市民団体が推した盧武鉉大統領になって、北朝鮮に接近し、日米韓の連携があやうい状態になっていることだ。韓国とも戦わなければならないかもしれない。
第二次大戦後、日本人は平和主義を標榜して世界中をビジネスのためにだけ走り回った。
日本人はスーツケースひとつで、リオデジャネイロまで飛び、ヨハネスブルグまで足を延ばした。日本の軍事力も日本政府の政治力もあてにしなかった。
日本は軍事力をまったく忘れた格好で世界中をのし歩いたのである。
だが半世紀たって、日本人はこの平和主義の生き方が、アメリカの軍事力の下においてのみ許されることだったのをまったく忘れてしまった。したがって、1989年のベルリンの壁が壊れて冷戦が終わったとき、「ソビエトの軍事力もアメリカの軍事力もいらなくなった。世界中に平和がくる」と錯覚した。
(中略)
そころがそういた素朴な考えが間違っていたことはすぐに明らかになった。
まず隣の小国、経済的には日本の20分の1にすぎない北朝鮮が、ミサイルをつくり、核兵器を開発して日本を軍事力で脅しはじめた。
もっとも、これは一方的に脅しはじめたという単純な事態ではない。日本側の腐敗した政治家が北朝鮮の動きに呼応し、日本を売るような卑劣な政治を続けたことが北朝鮮を増長させたのである。
だが現実として隣の小国に軍事力で脅されていることになり、世界中の人々は、日本を安定した経済大国しは見なくなってきている。
中国はあきらかに冷戦後、日本を敵と規定するようになった。いまやミサイルや核兵器で日本を制圧できたと考え、言いたい放題を日本にいいはじめている。
日本の首相が靖国神社に参拝してはならないという中国の主張を受け入れたとき、世界の人々は中国の核兵器とミサイルの前に日本が土下座したと受け取った。
かくして1980年代まで、平和主義を標榜してして世界中を飛び歩いていた経済大国日本は、いまや大国と言う名前とはほど遠く、隣の二つの国、北朝鮮と中国の軍事力によって押さえつけられてしまった。
冷戦が終って世界が平和になるどころか、日本自身、二つの軍事国家に頭を押さえつけられている。
この日本の姿こそ、冷戦が終って平和主義がもろくも敗退したことを如実にあらわしている。
(中略)
冷戦があり、核の抑止力があったから日本は、軍事力もないまま世界を相手にビジネスをやり、経済を拡大してくることができたのである。
そういたきわめて異常な環境の下、日本では平和主義の基となる日本憲法、自民党、社会党(すでにないが)、そして自国を貶めることに情熱を傾けるような新聞という三点セットがのさばる時代が続いた。
冷戦は終った。だが平和な時代がやってきたのではない。いまや三点セットは完全に時代遅れになってしまった。この時代遅れなったものを排除しない限り、日本は北朝鮮の敵意と中国の圧力の下で身動きすることもできない。まして、世界の国々の信頼を回復いることもできない。
日本の経済が衰退しはじめているのは、経済問題ではなく、国家としての衰退が始まっているからである。
官僚制度、規制、不良債権が経済の立ち直りを遅らせているのは確かだが、何よりも近隣の二つの国に押さえつけられて意気地がなくなった日本人自身が経済衰退の原因そのものである。
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鍵をかけて都会に住む選択を迫られている日本に、危機感が感じられないのは何故なんだろう?
2005/6/20(月) 午前 2:16
ほんとうに。北さんから一発ミサイル打ち込んでもらいたいと半分本気で思っています。
2005/6/20(月) 午前 10:28
良いねえ・・、それで目が覚めれば一番だけど、醒める前にくたばるかも知れんなあ。自分だけは大丈夫?なんて考える日本人が多いから、啓蒙活動は必要です。
2005/6/20(月) 午後 6:12 [ maffia1947 ]