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米国防総省が19日、中国の軍事動向に関する年次報告書を公表した。
これからさまざまな波紋を呼びそうだ。
米国防総省の報告書
http://www.defenselink.mil/news/Jul2005/d20050719china.pdf
産経ウェブ(07/20 12:21)
中国は周辺諸国の脅威 各種軍事作戦可能に 米国防総省
米国防総省は19日、中国の軍事動向に関する年次報告書を米議会に提出、公表した。昨年11月の中国子力潜水艦による日本の領海侵犯を例に、国境を越えた活動を活発化させていると指摘。台湾を越えてアジアでさまざまな軍事作戦を遂行する能力を持つようになると強調した上で、中国の軍事力拡大や近代化が続けば、長期的には日本を含めた周辺諸国にとって確実に脅威となると警告した。
国防費については、中国政府が3月に公表した約300億ドル(約3兆3600億円)に対し、実際はその2-3倍と推定。東シナ海での資源をめぐる日中両国の緊張や、地域紛争の恐れに懸念を示した。
年次報告書は、急速な経済発展を続け大国として台頭する中国に対し、米議会を中心に高まる脅威論を反映。戦略的な資源確保を目指した中南米や中東諸国への接近にも警戒感を示した内容で、中国側の反発が予想される。
報告書は、台湾や日本の一部が射程内に入る中国の短距離弾道ミサイルが昨年報告時の500基から650-730基に増強されたと指摘。大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの能力向上も図っているとした。
中国の将来については、経済発展から領土紛争まで複数のシナリオを提示。資源をめぐる紛争の発生や、中国指導部が武力行使に訴える可能性にも言及した。
また中国の軍拡が周辺地域の軍事的バランスを危険にさらしており、対台湾では既に中国が優位に立っているようだと指摘。
一方で周辺地域を超えた軍事的な影響力に関しては、限定的なものにとどまるとしている。(共同)
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