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産経新聞の一面のコラム「産経抄」を35年も書き続けた石井英夫氏が昨年12月降板した。
毎日、楽しみにしていて真っ先に目を通していたので残念だった。
その石井氏が随想を書き下ろした。
産経抄コラムの裏話、文章がうまくなる法、その他の話題もいいが、やはり時事問題で戦後民主主義の過ちを指摘した正論の部分は何度読み返してもカタルシスになる。
また過去の「産経抄」の傑作の一部を読み返すことができるのも嬉しい。
コラムばか一代
産経抄の35年
(石井英夫 産経新聞社 2005年5月)
まえがきの一部より
わがコラムは常に耳かき一杯ほどの毒をもることをモットーにしてきた。
いや、秘かな楽しみともしてきたからである。
たとえば、「戦争に大義は無用である」と書いた。およそ古今の戦争に大義や正義があったためしがあったろうか。中国の古人も「春秋に義戦なし」と喝破した。
イラク戦争のアメリカに大義がないと声高にいうが、では、サダム・フセインの側にそれがあったのか。
戦争の是非は正邪や大義の有無でなく、国益の有無で判断するしかない。
たとえば、「(従軍)慰安婦は国家の下半身である」と書いた。
世界のすべての軍隊にとって、性の処理は緊急の上大事である。下半身はパンツの中に納めべきもので、白昼むき出して大通りを歩くべきではない。
子供の教科書に載せるなどもってのほかである。
またたとえば「学校教育強制は不可欠のものである」(国歌・国旗を生徒に尊重させることは国際的なルールであり、マナーである)
「反戦平和ほどうさん臭いものはない」(そのほとんど反米が狙いだから)
「イラクの日本人人質事件は、自己責任が原則である」(再三の退避勧告を無視する人間は国家も保護し切れない)
「ケリー対ブッシュの大統領選なら、ブッシュが当選した方が日本の国益に合う」
・・・などなど、へそ曲がりのせいか時流に逆らうことばかり書いてきた。
とりわけ朝日新聞とテレビ文化人の偽善と迎合にはがまんがならず、新聞批判、テレビ批判を書くこともしょっちゅうだった。
しかしそのことで読者の反感を買ったことはほとんどない。むしろ「そうだ、そうだ」「胸がすーとした」などという共感の声のほうが多かった。
(以下略)
目次
第1章 産経抄ができるまで −コラムの裏側
第2章 コラムの会 −吉原の女がいつまでも・・・
第3章 忘れられぬひと −一期一会の縁
第4章 私の逢った職人たち −昨日と同じものを作る
第5章 小数民族のまなざし −ぶらり中国
第6章 師匠ふたり −同時代に生きた巨人
司馬遼太郎
山本夏彦
第7章 「教科書」と「慰安婦」
第8章 「強制連行」と「戦争の大義」
第9章 文章がうまくなる法 −三つの原則
第10章 続けばそれが天職だ −自分探しの若者へ
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私も産経抄好きです。新聞は取ってないけど、ネット版は頻繁に読んでいます。物事に対して鋭い切り口で書かれた文章は本当に納得することが多いです。
2005/7/30(土) 午後 1:36 [ eco*ish*r ]
先人が偉大だっただけに、次のコラム担当者が大変ですね。一時ものすごく不評でした。最近少しは良くなりましたが、でもかつてのような鋭い切れ味は見られませんね。
2005/7/30(土) 午後 2:06
同感ですが、暫く暖かく見守りましょう。まだ石井英夫さんの20数年(?)分の一なのですから。
2005/7/30(土) 午後 11:28 [ Juliamn1 ]
毒気は耳かき一さじどころでなかったような気も…w
2005/7/31(日) 午前 5:39
私も石井さんのコラム大好きでした。最近はちょっとですけれど。この本目覚めない人に送ろうかしら?沖縄の米軍キャンプで韓国の従軍慰安婦の写真が発見されたなんて出てますが、恥ずかしくないのだろうか?もう嘘はばればれだったのに。
2005/7/31(日) 午前 7:18 [ jul*a*y5* ]