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自虐史観 VS 靖国史観(?)
「報道2001」の続きのご紹介。
加藤議員は明らかに自虐史観の持ち主であり、今日の日本外交の弱腰を招いたチャイナスクールの一人である。
日本の戦争責任を追及する論者は、「日本自らが先の戦争を総括していない」と批判する。
しかし、戦後の事情をよく知るものは、その主張のアホらしさを嗤う。
「VOICE11月号」の「拝啓小泉首相殿 靖国問題に決着を」で上坂冬子氏は
「中国は戦犯裁判に対して日本人に手を触れさせないなどと見当はずれなことをいうが、日本国内にも同じく見当はずれな意見があり、日本は日本人の手で戦争責任者の追及をすべきだった、というひとがいるようだ。
馬鹿いっちゃあいけない。あの時代にどうしてそれができるのだ・・・・」
と中国と反日偏向論者の無知を論拠を挙げて厳しく指弾している。
まあ「総括していない」とは「反省していない」というサヨク用語のようですから(笑)
2部
靖国参拝の波紋 欧米からも懸念の声
アシスタント
中韓の批判のみならず、ニューヨークタイムズ、イギリスのタイムズ、フランスのルモンドなど欧米からも意外にも批判が出ている。
加藤
意外ではない。当然そうなる。
国際政治に詳しく外国にも友人がたくさん居る櫻井さんにも、これは大変なことになるから止めろという論陣を張ってほしい。
こないだの戦争は正しかった聖戦であるというのが靖国神社にある遊就舘の陳列だ。
欧米から見たA級戦犯、責任者を神として祀っているところに行くわけだから、これは日中問題、日韓問題というより本質的には日米問題だ。
司会
それでは、A級戦犯が祀ってあるからいけないのではなくて、靖国神社そのものが前の戦争を肯定しているから、そこに総理がいくのはおかしいということか?
加藤
根っこから行くとそこまで行っちゃう。日本でそこまでの議論を起こしちゃった。
つまり、戦犯を神だとする、そうすると極東裁判を受け入れた、サンフランシスコ条約を受け入れたのを、それをぜんぶ変えるんだね、見方を・・という根本に入ってしまう。アメリカの場合は対日論調と言うのは20人ぐらいで決めている。国務省、OB、学界の人、そのなかの中心はジョセフ・ナイ教授だ。ここに2・3日激しく批判しているから、アメリカの論調がかなり厳しくなってくると思う。
櫻井
ジョセフ・ナイは論客のたった一人に過ぎない。加藤さんは外交の専門で政治家の中でも極めて知性的な方なのでアメリカの友人ともっと深く話し合って欲しいと思うが(と皮肉っぽくやり返す)、ニューヨークタイムズは日本で言えば朝日新聞だ。その論調はおのずと分かるところがある。
ヨーロッパにもいろいろな意見がある。欧米にも欧米の友人と話す時には、もっと大きい歴史の枠の中で話したい、例えば日中戦争の10年や15年のだけではなく、たとえば明治維新の頃からの歴史の中で加藤さんの言うようにメインプレーヤーはアメリカだ。
日本が第二次世界大戦に突入して行ったのは、日米関係を軸にして見ると非常によく分かる。
例えば1921年の海軍軍縮会議で日英同盟が破棄させられた。これはアメリカや中国が水面下で動いてそうさせたからだ。日本としてはその時点から孤立の道を歩まざるを得なかった。
日本に対する資産の凍結、人種差別などいろいろなことがあって日本はそこに走って行かざるを得なかった。
1941年11月26日のハルノートは、これを突きつけたら日本は絶対に飲むことはできないでろうという読みで突きつけられた。
そうし全体のた大きな歴史の流れを見ると、確かに日本も間違った面はあったかもしれない、しかし、アメリカも間違っていた。中国もそうだ。
そうやって考えると、あの第二次世界大戦で日本だけがたったひとつ悪い国だった、連合国は勝ったがゆえに正しかったという前提自体が非常に間違っている、
こういう話をきちんとすると、ちやんとした欧米の方たちは分かる。
凌
桜井さんの発言は問題だと思う。
この前の戦争でみんなに責任があるというのはとんでもない話で、これはナチス、日本軍国主義の侵略だ。アメリカは正義のために戦った。あれは人類に対する犯罪行為で、ただ国と国、列強の戦いではなくなった。
櫻井
凌さんは日本のやったことが人類に対する侵略だったと?
凌
そうだ。あれは軍国主義の反逆行為だ。細菌戦争やったり三光政策やったり南京大虐殺、まあ否定するだろうが事実だ。だからそれは人類の(に)対する犯罪行為だ。これは国と国の戦い、あれは、アメリカは正義の戦いだった。
司会
日本だけが間違った?
凌
日本だけ、日本は間違ってた。
司会
アメリカは正しかった?
凌>
そう
(と強くうなずく)。
司会
中国は正しかった?
凌
中国も正しかった。
司会
原爆を落としたアメリカも正しかった?
凌
それはまた別の問題。それは長くなるので・・・
櫻井
別の問題と切り離すのは難しいのではないですか?
凌
いいえ、そんなことはありません。
櫻井
戦争の一部ですからね、原爆は・・・
凌
たとえば東京の無差別爆撃、一番最初に発明したの日本だ。
日本が重慶で無差別爆撃をやった。東京ほどひどくはなかったけど・・・
司会
と言うことは、A級戦犯が祀られているから総理が参拝するのが問題だけじゃなくて・・・
凌
いやそれだけだ。靖国神社そのものは中国が言うのではなくて日本自身で決めるべきものだ。A級戦犯の東條英機については中国も外国も発言権がある。
加藤
現代史の評価は学者が入ってやっても結論が出ない
櫻井さんの発言は靖国神社の陳列の中にある靖国史観とかなり似ている。
満州事変以降以来、日本は進路を誤ったと思う。
石原莞爾の判断が間違っていたかどうかの議論はこれからするとして、大戦の責任、あれは間違った戦いであったと日本国内で政府が認めた。
だれが責任者かと言ったときに日本人では総括できなかったから、極東裁判を引き受け、サンフランシスコ条約11条で認めたわけだから、民間の人が議論するのは自由だが、そこに総理大臣が行って戦犯と靖国史観を持っているところで正式であるか、やはり参拝を・・・
櫻井
いま加藤さんは日本人が総括できなかったから東京裁判を受け入れたと言ったが、あのときどのような形で降伏を受け入れたか、どのようなプロセスで東京裁判が開かれていったかと言うことを時系列で調べて頂きたい。
日本は自分で総括するひまもなく東京裁判が開かれて始められてしまった。
凌先生も考えて欲しいが、ブッシュ大統領自身が今年の5月にあのヤルタ協定が間違っていたと言った。アメリカの中にも、ソ連と密約を結んで対日参戦させたという歴史の流れが間違っていたということを言い始めている。
だからもっと大きな歴史の中で日本がどのような立場に立っていたのか、アメリカはどうだったのか、中国はどうかという広い見地から歴史をもう一回見ることが必要だ。
そして、凌先生と中国に言いたい。
日本人はあの第二次世界大戦を反省しているからこそ、戦後一度も軍事力で他国を攻めたことも他国と対したこともない。政治的な発言すらしてこなかった。
その姿は中国が軍事力を全面に押し出してやって来た戦後60年とはかなり違うと思う。
そのこと申し上げたい。
凌
このことは・・・
司会
時間が来ましたので。
と最後はまたもや櫻井さんのウイニング・ショットで終わった。
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