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長年産経新聞の「産経抄」を書き続けてきた石井氏の「小泉圧勝の原因分析」をご紹介します。
小泉さん、公約の8月15日は靖国神社参拝をしなかったが、せめて秋の例大祭で公約の一部を果たしてほしい。
「諸君!」11月号より
中国のおかげで圧勝
石井英夫(コラムニスト)
(自民圧勝に)大いに驚いたが、結構なことです。
春秋の筆法をもってすれば、自民圧勝・小泉サプライズ劇場の仕掛人は、じつは中国でしょう。陰の"功労者"です。
なぜって、ことし8月15日、九段の靖国神社の境内は、猛暑のなか過去最高という20万5千人の参拝者の人波で埋まった。ここ数年で多かったのは、小泉首相が8月13日に参拝した平成13年の12万5千人だったというから、いかに多かったかわかります。炎天下、リュックの若者たちの姿も数多く見うけられました。
なぜまた参拝者は激増したのか。ことし中国はひときわ声高に小泉靖国参拝に横やりを入れ、日本の歴史たたきに励みました。そうだからこそ人びとは靖国に集まった。度重なる不当な屈辱外交から脱し、本来の国のあるべき姿をとり戻せという人びとの思いが、めぐりめぐって小泉支持の地滑り的投票行動に走らせた、とみるのはこじつけに過ぎるでしょうか。
有権者が一票を投じたのは郵政民営化なんぞではない。こまかな民営化の内実などまでわかりはしない。つまり、中国の反日が小泉首相を爆勝させたというカラクリです。
60回目の終戦記念日の夏、小泉首相は公約だった靖国神社参拝に赴かなかった。
代わりに、10年前の「村山談話」をなぞって安易な謝罪を繰り返しました。
神社の祭事としてもっとも重要なのは、春季と秋季の2回設けられている例大祭です。靖国神社の秋の例大祭は、10月18日の当日祭をはさんで17日〜20日に行われます。この秋、小泉首相は何をしなければならないか、それは明白でしょう。
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