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中国と韓国の間で戦争が始まった。
といっても、「世界文化遺産」をめぐる宗家争いだ。
韓国が「端午の節句」を自国の歴史遺産に登録したことで、
中国がそれはウチが本家だと猛反発。
大中華と小中華の争いとなった。
日本も「端午の節句」を祝う。
起源がどこであろうと構やしない。
もう日本の文化として根付いている。
どうぞ、中韓で内輪もめの歴史論争を勝手にやってください。
こちらは対岸の火事、高みの見物を決め込んで、しばし、靖国に掛かる火の粉をしのぐことにしまょう。
産経新聞(2005年11月29日付朝刊)より
「端午の節句」歴史論争
本家・中国が猛反発
韓国の祭り世界遺産に
韓国の江陵端午祭が今月下旬、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界無形文化遺産」に選定され、中国で波紋を広げている。
香港紙「東方日報」などは「端午の節句は中国のものであることは幼稚園の子供も知っている常識」「中国文化が韓国の歴史遺産になるなんてばかげている」と猛反発。
中韓間で新たな「歴史紛争」の様相を呈してきた。
毎年旧暦5月5日に行われる端午の節句は、約2300年前、中国戦国時代の楚の国の重臣で、当時の代表的な詩人・屈原が政争に巻き込まれ、川に身を投じた5月5日にちなみ、各地で記念行事が行われたのが由来とされる。
日本も奈良時代から端午を祝うようになった。
韓国の江原道江陵では、約千年前から端午祭が行われるようになり、祭祀とともに伝統舞踊やスポーツ競技など多くのイベントに毎年、多くの観光客が訪れている。
今回、韓国が「世界無形文化遺産」に申請、選定を受けるまで、韓国のマスコミは同祭と中国との関係についてほとんど触れず、「伝統を持つ民族的な祭典」(中央日報)が選ばれたと報道したため、中国側の怒りを買った。
銀川市の華興時報などは「強盗にあった気持ちだ」と韓国を非難している。
多くの歴史と文化を共有する中国と韓国の「歴史認識」をめぐる紛争は数年前から、さまざまな形で表面化している。
2年前、中国の研究機関が紀元前後に中朝国境地帯に存在した朝鮮民族の国家・高句麗を「中国の一地方政権」と位置づけ、韓国から「新中華主義」との反発を受けた。
また、韓国の首都ソウルの中国語の古来の呼称「漢城」について、韓国は「中国の漢代を連想する」などを理由に、音訳の「首爾」(ソウルの発音に近い中国語のあて字)に改めるように数回にわたり中国政府と交渉し変更させた。
60年前の戦争をめぐり、日本に対して歩調をあわせて、共通の「歴史認識」を求める中国と韓国だが、近年の民族主義の高揚により"同志"の反目が目立ち始めている。
(矢板明夫)
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