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一見ひ弱に見える安倍晋三官房長官もしっかりとその地位を固めているようだ。
「安倍チルドレン」を重要分野に配置して、日本が変な方向に行かないように着々と手を打っている。
たとえば、一年議員の破格の登用で有頂天になっている猪口邦子は何をやらかすか分からないので不安だ。
盛んに英語を使うが、その英語は必ずしも適切ではないし、うまくもない。
本人は国連かどこかで活躍したという自負があるかもしれないが、国家観の欠如したお調子者に過ぎない。
話題になったブルーのドレスも不恰好であった。
山谷えり子、有村治子の両参院議員を配してジェンダーフリーその他で行き過ぎないようブレーキをかけようという算段。
郵政法案に反対して片山さつきに敗れて落選した人権擁護法案反対派の城内実も残っていれば、安倍チルドレンの一人として活躍できたであろうに残念だ。
しかし、安倍首相が実現すれば復党は間違いないから、それまで彼も辛抱するだろう。
産経新聞(2005年10月3日付朝刊)より
副大臣・政務官
「安倍カラー」にじむ
ポスト配分は派閥配慮型
政府は2日、第3次小泉改造内閣の副大臣・政務官人事を発表したが、小泉純一郎首相の一存で決めた閣僚人事と違い、入閣ゼロの自民党旧堀内派などにもポストを配分、各派閥に配慮したものとなった。
同時に、安全保障や教育など安倍晋三官房長官が重視する分野には安倍氏が信頼する中堅・若手を配置、”安倍カラー”もにじみでる布陣となった。
「ご意向はよく分かりますが、何とかお願いしますよ・・・」 安倍氏は官房長官執務室の電話口で必死に麻生太郎外相を説得した。安倍氏が外務副大臣に推したのは、党改革などで安倍氏の参謀役を務めた塩崎恭久氏だが麻生氏は難色を示した。
当選4回ながら閣僚入りも取りざたされた塩崎氏。「せめて副大臣ポストは本人の意向を反映させたい」と考える安倍氏の懸命の訴えに、最終的に麻生氏が折れる形で決着た。
安倍氏は、内閣府副大臣にも「直轄部隊」を配置した。
同じ森派で沖縄出身の嘉数知覧氏、津島派ながら"安倍チルドレン"といわれる桜田義孝、山口泰明の両氏だ。
さらに内閣府の男女共同参画担当政務官として、行き過ぎたジェンダーフリーや過激な性教育を告発する山谷えり子参院議員をねじ込んだ。
男女共同参画問題と関係の深い文科省政務官にも、山谷氏と足並みそろえ有村直治子参院議員を起用。
猪口邦子・男女共同参画担当相が前のめりに動かないように牽制したとみられる。
自民党の副大臣・政務次官人事は、各派閥の推薦を受けて官邸と執行部が調整して進めるが、前回の閣改造から、候補者に希望調査書を提出させ、閣僚の意向を反映させるようになった。
首相は閣僚・党三役人事意外はほとんど関心を示さないため、結果的に調整役の官房長官の権限がたかのつたのは事実だ。
安倍氏は「閣僚枠を副大臣枠で調整したことは基本的にない」と説明したが、派閥べつにみると、内閣改造での不遇に不満が出た旧堀内派が最多の5人。このほか森派4人、津馬派4人、旧亀井派2人、高村派1人などで、派閥均衡に配慮した。
ただ、旧堀内派でも塩崎、曹義偉、竹本直一の三氏は、安倍氏と近い間柄。高村派の河本三郎、旧亀井派の中野清の両副大臣も安倍氏と親しく、各省庁に安倍氏の情報網が張られた」(自民中堅)との見方もある。
一方、公明党は副大臣ポストを前回の3から4に増やしたが、希望した外交・防衛関係は確保できなかった。
ある自民党幹部は「副大臣・政務官を閣僚や官僚の牽制に使うしたたかな人事だ。安倍氏も幹事長・幹事長代理を務める間に人事の『妙』を学んだようだ」と語った。
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