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バイクでお馴染みのヤマハ発動機が軸足を中国からインドネシアに移した。
理由は、市場の成長性の陰り、コピーバイクの氾濫、人民元切り上げ、反日デモなどの社会情勢不安。
一極集中投資の危険性を考えたという。
テレビでやっていたが、中国人はコピーバイクを買っても、修理部品はヤマハの純正部品を買う。
その方が長持ちして故障しないからだと言っていた。
他の企業もヤケドをしない内に中国への過度な投資を再検討すべきだ。
それとも「すべて想定の範囲内」とでも言うのだろうか?
産経新聞(2005年7月29日付朝刊)より
ヤマハ発
アジアの拠点分散
中国からインドネシアに
ヤマハ発動は、アジアにおける二輪車の生産の軸足をインドネシアに移す。
これまで世界最大の市場である中国での拠点整備に注力してきたが、市場の成長性に陰りが出始めたのに加え、コピーバイクの氾濫や人民元の切り上げなどから中国への一極集中投資はマイナスと判断、成長性の高いアセアン地域へのシフトを強める。
ヤマハ発動機のアジアでの二輪車販売台数はこれまで、中国市場の成長性が高かったが、今年上期はインドネシアが前年同期比40%増の56万台を記録した。さらにタイやベトナムでも15%近く伸びて10万台以上を売り上げたものの、中国は微増の93,000台にとどまった。
中国の二輪車販売が振るわないのは、正規のメーカー製品に比べて価格が3-4割も安いコピーバイクが氾濫しているためだ。
中国政府はコピー商品排除を進めているが、依然として市場圧力は強く、正規メーカー製品が圧迫されている。
しかも経済発展で所得が高くなった広東省など沿海部の消費者の志向は、すでに二輪車から四輪者に移りつつある。
ヤマハブランドの中国のシェアは2-3%程度。
「市場のボリュームはあるが、すべてを相手にはできない」(同社幹部)なか、人民元切り上げの影響や反日デモなどの社会情勢不安も、先行きに不透明感を広げている。
このため、ヤマハ発動機は、インドネシアを最重要拠点として位置づけ、2006年1月に新工場を立ち上げる。
既存工場と合わせ年間180万台規模の生産能力を持つアジア最大の拠点として、アセアン地域で新たな市場開拓を進める計画だ。
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