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WILL2月号は「許すな!中国と朝日」の総力特集で新年早々元気がいい。
前出記事の遺棄化学兵器の問題について、渡部昇一氏が触れているのでその一部を引用させていただく。
この原稿を渡部先生が書かれた時点では、産経新聞が元旦の一面トップで載せた「中国が予定外の要求」は読まれていない。
もう「蝶」どころか「モスラ」になっている。
しかもそれは日本を守る「善の守護神」ではない。
日本を食いつぶす大きな害虫だ。
毒ガス処理に1兆円
中国の尻拭いはもう沢山
渡部昇一(上智大学名誉教授)
1兆円とも試算される中国の遺棄化学兵器処理事業。
それで済むならまだいい。
よく見れば、未来永劫中国にしゃぶり尽くされる構図が透けて見える。
日本の国益を誰がまもるのか。
(最初にシナ大陸に遺棄された兵器を日本が処理する義務はないと最初につっぱね無かったのが間違いの始まりで、そもそも、中国で武装解除された旧日本軍の残留兵器以外は世界で遺棄とされた例は無い)
この条約を1995年に批准したとき、日本の首相は村山富市社会党党首(当時)であり、外務大臣は河野洋平現衆議院議長でした。
村山氏は1995年5月の日中首脳会談の席上、中国の李鵬首相(当時)に「遺棄化学兵器の問題には、誠実に対応したい」との旨を話し、河野氏は同年11月の日中外相会談で、「中国人陸に遺棄されている化学兵器について、日本側が責任をもって処理する」との趣旨を銭外相(当時)に伝えて、この化学兵器の処理を易々と引き受けてしまったのです。
それがすべての発端でした。
以前にも述べましたが、サンフランシスコ講和条約を結んだ時点で、敗戦以前のことはすべてご破算なのです。それが平和条約の意味であり、条約以前のことに遡ってはいけない。日本は化学兵器を勝手に捨ててきたわけではありません。正式に引き渡してきたわけです。
知人の一人は「これはサナギの問題だな」と言いました。処理事業がおおよそいくらの金額で遂行可能だと見積もっても、サナギが蝶に成長するがごとく、金額も底なしに増えていくだろう、というのがそのこころです。
事実、蝶(兆)になりかけている。
(中略)
尻拭いは我々の税金
その尻拭いを、いまわれわれの税金でさせられているわけです。
化学兵器廃棄処理事業は1兆円と試算されていますが、1兆円で終わるならまだいい。
これは「金のなる木」ですから、中国はどこまでもしゃぶりついてくるでしょう。
日本側の推定埋設数は約30〜40万発ですから、それ以上は知らないと、突っぱねなくてはなりません。
国際関係、とりわけ中・韓にたいしては、原則を決めたらそれから一歩も譲ってはなりません。こちらが譲らなければ、案外向こうから譲ってくるものです。
CWC第1条3項を見ても、日本をはめるために、中国が強く主張したことなのです。そんな条約を、どうして日本が簡単に承服しなければならないんでしょうか。
誰がオーケーの判断を下したのか。
条約や覚書を交わすことは危険だと警告した人たちもいたはずです。
なぜ彼らの警告が届かなかったのか。
私は中国を憎むというよりも、そんなことに引っかかって日本人のカネを将来にわたって無制限に流出させてしまい、際限なく国益を損ねる結果を生み出した政治家たちに憤っています。
その中心人物の一人は、いま衆議院の壇上で議長をしている。
これほど間抜けな国があるでしょうか。
それは会社にたとえるなら、会社に莫大な損をかけた担当役員が社長か会長にとどまっているようなものでしょう。
日本の戦後は、ある時期から日本に害をなした人がなぜか偉くなる傾向にあります。
ましてや、そんな人物に栄誉称号を与えるという愚がなきよう、われわれは監視していかなくてはなりません。
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