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読売の「昭和戦争」宣言
最近、目が覚めたかのように切れ味が鋭くなってきた産経抄子、
昨日は朝日新聞を斬ったかと思えば、今日は返す刀で読売新聞を斬っている。
正力松太郎が読売新聞を育て上げ、テレビの将来性にいちはやく目をつけて日本テレビを立ち上げたことを紹介したあとで、彼がA級戦犯容疑者であったにもかかわらず読売新聞は特集で「日本の戦争責任」追求記事を連載し、A級戦犯を弾劾したり、さきの大戦を「昭和戦争」と宣言したと批判している。
Ponkoは読売新聞の連載記事は読んでいなかったが、最近しきりに「日本人は過去の戦争を総括していない」とか「過去の戦争責任を日本人自らの手で追及する」とか勇ましい発言が多く見られた原因の一端はこの連載記事にあるのではないかという思いに至った。
また、ktywewafh76532 さんから次のようなコメントをいただいた。
☆ 2006/8/14(月) 午後 1:19
ご存知かもしれませんが・・・。8月13日の読売新聞において、(ネット版にはないようです)、読売新聞は今後、満州事変から終戦までをひっくるめて「昭和戦争」とよぶことにしたそうです。大変な問題だと思います。こちらのブログは訪問者も多いようですし、よかったら取り上げて下さい。☆
読売新聞が先の大戦を「昭和戦争とすると宣言」などちゃんちゃらおかしい。
宣言したければ、勝手にするがいい。
だれも相手にしないだろう。
そんなことは100年後の歴史家が検証して命名すればよいのであって、現在すべきことは当時の国民の状態を間違いなく次の世代に伝えていくことだ。
「過去の戦争責任」を追及するということは、あなたの祖父母やその両親の責任を追求し否定することだ。
それを否定することはあなた自身の存在を否定することだ。
NHK『日本のこれから』で岡崎久彦氏(元駐タイ大使)は言っている。
「(先の大戦では)日本人全部で戦ったのだ。日本人全部で戦って、負けた時は日本人全部で泣いた。それでやっと戦争が終わって、ホッとしたわけだ」
一部の戦争指導者に戦争責任を転嫁して、自分や自分の祖先は責任がないかのようにノホホンとしているヤツラは許せない。
「指導者に責任があるのであって、人民には責任はない」という考え方は共産主義思想だとも岡崎氏も言っている。
米軍も中国もそのような始末のつけ方をしたのがそもそもマヤカシであったのだ。
朝日・毎日VS読売・産経の対立の構図が崩れて読売は左傾化していった。
靖国問題も含めて「戦争責任の追及」や「昭和戦争宣言」など読売新聞は恥知らずの新聞である。
産経新聞(2006年8月18日付朝刊)「産経抄」より
(前文略)
▼そんな氏を「巧みに戦争責任韜晦」と書いた新聞がある。
昭和20年日月4日付の読売報知(現・読売)だ。当時は労働争議下で、編集局を労組が牛耳っていたとはいえ、「正力氏が戦争に便乗せんとし、軍閥、官僚に積極的に協力した事実を知っている」とは激越だ。
▼正力氏は戦時中、内閣顧問など政府の要職に就いた。他紙も大同小異だったが、紙面には「勝利への大道ひらく本土決戦」などといった見出しが躍り、戦後、いわゆるA級戦犯容疑者(不起訴)として一時、巣鴨に収容された。
▼こんなことをあえて書いたのには理由がある。
読売新聞が日本の戦争責任を問う「検証・戦争責任」を1年間掲載、さきの大戦を「昭和戦争とする」と宣言しただけでなく、最終報告では4ページにわたり東条英機、近衛文麿といった当時の首相や軍幹部を名指しで弾劾しているからだ。
ン?と抄子は思う。
▼言論界でもうひとりA級戦犯容疑者(同)とされた徳富蘇峰の言動はとりあげながら、「正力」の名はなかった。自分のことは棚にあげて、と小欄もたびたび叱責をいただくがこれも腑に落ちない。身内のこともきちんと検証されていたら大連載に深みが加わったのではと惜しまれるのだ。
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