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「共通の歴史認識」という欺瞞
NHKの設定した次のテーマは
「アメリカと中国の間で日本はどのように生きて行けばいいのか」
森本氏と姜氏の2分間バトル。
(森本氏はいつも見なれた日本を中心とした地図を見せ、次に中国側から見た日本との関係を示す地図を見せる。
森本
「中国は冷戦時代は、中ソ国境から来る脅威が主たる戦略的な正面だったのが、中国の経済的発展で海洋資源、台湾という問題があって、中国の主要な関心は海洋方面(東シナ海、南シナ海)に出ている。
ということは戦略的には日米同盟によって支えられた日本が障害に見える。
しかし日本の経済力・技術力はどうしても欲しいので、それらの関係は活用したい。しかし、日本力の外交の影響力がこれ以上広がることは望まない。
一方、アメリカは中国がどんどん発展しきて、いずれはアメリカ軍や同盟国、海上輸送路が脅かされることに脅威を感じ、日米同盟の強化を考え、米軍再編を進めている。
このような状態にある日本としては、アメリカとの同盟を強化し、中国に関与すると同時に、中国がどうなるか分からないので、中国の混乱や分裂を念頭に置いて、常に対応できる抑止の機能を同時に持たないといけない。すなわち、日本の対中政策の基本は「関与」と「抑止」というダブル・トラックである」
姜
「(森本氏の発言は)何十年も古いジオポリティクス、地政学的なランドパワー、シーパワーの理論を聞いているようだ。国民は日米安保は暫定的にあったほうがいいと思っている。しかし、トランスフォーメーションを進めていく形での日米関係のグローバル化については非常に問題が多い。
アジアにおいて影響力のない日本、中国といがみ合ってアジアのいろんな国々との関係が調整できない日本はアメリカにとっても魅力がない。したがって、日本は周辺諸国とうまく調整していかなければならない。日米安保を機軸にしながらも、多国間関係にシフトしながら中国を埋め込んでいく。
北朝鮮問題が解決できれば中国の透明化も進むと思う。
日米さえ良ければ言う時は、アメリカからも魅力のない国になっていく」
(これが東大教授の発言?東大の学生はバカが多いとよく言われるけど、無理もない。勝負あった!森本さんの圧勝!)
携帯 生アンケート
日本はどちらに軸足を置くべきか
1.アメリカ(森本案)
2.アジア(姜案)
3.その他
アメリカ派(2名)は孫の自慢するだけで何をいいたいのかわけの分からないお爺さんや、説得力のない発言者ばかり。
それに比べてアジア派(6名)その他派、実はアジア派(1名)の計7名は弁舌さわやかなプロ市民や思い込み戦争体験者だから勝負にならない。発言者も2対7では不公平だ。
バイスブルグ(男性 ドイツ)
「歴史認識が大事。外務大臣の役割は隣国と仲良くすることだ」
澤田(NPO)
「中国を敵視してはいけない」
三宅(戦争体験者 77歳)
「日本が歴史認識を正しく持つことから中国との友好関係が進展して行く」(拍手)
谷内(遺族 76歳)
「日本の外交は東アジアに対して猜疑心がある。朝鮮40年の植民地政策、外交権を奪いさ、主権を奪ってきた、言葉も奪ってきた。中国に対しては加害の歴史がある。これについて中学・高校の歴史でちゃんと教えてこない。おたくの場合、中国に行って初めて言われたと、そんなこと(南京大虐殺)も知らないかと、そういうことを言われるほど我々は習ってないわけだ。(拍手。『教えてこなかったんですよ』と女性の声)
だからね。経済が経済復興して来た。そういう時に、日本がやった事をまたアジアの人たちがやられるんじゃないかと、そういう猜疑心がないとは限らない。
だからアメリカと仲良くすることは最も重要だが、それ以上に歴史認識の溝を埋めていく、そして中・韓・北朝鮮と仲良くしていく。北朝鮮のロケット発射で一番恐怖を感じたのは韓国だ。その韓国でさえ太陽政策を続けていこうという努力。日本の外交はねえ、国連から飛び出していって何をやったかというと、太平洋戦争に突っ込んで行ったんだ」
(歴史教育は『虹を見せる』ことだという(渡部昇一氏)。今までの歴史教科書は自虐教科書であり、日本の若者から日本人であることの誇りを奪っている)
森本
「外交の問題ではない。日本の歴史観の問題だ。全然違う」
麻生
「外交じゃあない」
(反対の声があちこちから上がる)
伊藤(大学生 22歳)
「韓国国内でも批判は思いっきり出ている。野党が思いっきり力をつけてきて与党が思いっきり孤立していると言われている。韓国の朝鮮日報など北朝鮮のミサイル問題で韓国が孤立化したという報道もある。日本は主張しなさ過ぎたのが問題ではないのか。あのう・・・」
三宅(さえぎって)
「田中さんお願いします」
(司会の三宅は「正論」が出て論議が佳境に入ろうとすると、その発言を封鎖して「思いっきり」発言させない。そして反対派に振る)
田中
「日本は積極的な外交を東アジアとやっていかなければならない。それがアメリカとの関係を損なうことはない。アメリカだって変わる。切磋琢磨して行かなければいけない」
結果発表
1.アメリカ 44%
2.アジア 39%
3.その他 17%
麻生
「アメリカとも中国とも仲良くやって行くのが答えだと全員知っている。視聴者もなんていうくだらない質問をするものだと思っている。(ほぼ全員失笑しうなずく)
手段が問題だ。
歴史認識というが、ライス長官は南部アラバマ州の出身で、南北戦争を南部では『北部の侵略だと習っている』という。北の方は「シヴィル・ウォー」だと教えている。同じ国で歴史認識はかくも違う。この難しい現実を知った上でこの種の話をしていかなければいけない。
話し合えば仲良くなるとか、隣の国と仲良くしなければおかしいとか言うが、世界中で隣の国と仲いい国はあんまり無い」
三宅(食い下がる)
「その認識のところが実は、でも、なかなか一致してないわけですよねえ」
(だからその共通認識なんて無理だと麻生さんは言ってるでしょ)
麻生
「日中友好は目的ではない。手段だ。日中共益が日中友好になる」
残り30秒になったところで麻生さんの発言は中断され、準備された視聴者の意見をアシスタントが読む。
「これから日本を背負っていく人達は『日本の英霊』ではなくて『日本の叡智(?)』になってほしいと思います(48歳)」
これは小泉首相の靖国参拝で揺れた今日の日本におけるNHKのスタンスであろう。
「戦争反対、二度と英霊を出すな」ということである。
この結論は英霊に対する最大の侮辱である。
国を愛し国のための命をかける若者がいなくなれば日本は滅びる。
滅び行く日本を願っているのはどこの国であり、日本国内のどの組織、団体であろうか?
おわり
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