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庶民感覚で政治を語るな
WILL5月号で金美齢さん(写真はHPから)がメディア批判をしています。
Ponkoが最近感じていたことをズバリ言ってくれたので喝采です。
最近のテレビは「政治と金」を口癖のように繰り返し、石原都知事の海外出張費が高すぎるだの、議員宿舎の家賃が安すぎるだのと庶民の興味を煽り立てるような番組を放映しています。
議員特権をしらみつぶしに調べてああだこうだといっていますが、少しぐらいの特権はいいじゃない。
私達の選んだ国会議員だから、そんなことよりも、むしろ何をやってくれたのかの方が大事でしょう。
金美齢さんは相変わらず確かな視点で日本の政治やメディアや国民のありようを批判しています。
櫻井よしこさんと双璧をなす日本の女性論客です。
金美齢
庶民の金銭感覚を政治に持ち込むな
「(前文略)
メディアの捉え方にも問題があると思います。
政治家の問題といえば「カネと女」が一番簡単ですが、簡単であるということは低俗だということです。特に金の問題では、真っ当な使い方もあるという視点が抜けており、スキャンダラスに書き立てるばかりでは真相は伝わりません。
政治にはお金がかかるという当たり前のことに対して、正当な評価をしていません。ただ庶民の感覚で「こんなに使うのはおかしい」と言っているに過ぎない。政治を庶民感覚だけで捉えていては、大きなことは出来ませんし、政治を矮小化することになります・・・
・・・選挙にお金がかかるのは自明の理です。しかし日本では大手を振って「必要経費」だと言えない雰囲気があるのです。
たとえば知事選を控えて、石原慎太郎都知事に対する、まるで重箱の隅をつつくような経費の問題が取り沙汰されました。出張の際に宿泊したホテルの代金が高すぎる、という問題です。
しかし、東京都を代表して海外に出張に行くということはどういうことか、という視点が抜けています。
石原都知事は、経済大国日本の大都市東京の顔です。
東京都の予算は約12兆4千億円で、これは韓国やオーストラリアの国家予算にほぼ匹敵する額なのです。首相、閣僚と並ぶと言っても過言ではありません。
これほど大きな都市の「顔」が、ランクの低いホテルの安い部屋に泊まることは、訪問先の国々の方々だって納得しないでしょう。
誰が聞いても分かる一流ホテルで、大切な来客があっても部屋で対応ができる会議室がついているような部屋を借りて当然なのです。
そんなところでケチっては、かえって恥ずかしい」
金美齢さんは国連の手前にあるウォルドーフアストリア・ホテルの真正面に日章旗が掲げられているのを見て、日本人でもないのに感激した。
このホテルはロイヤルスイートに宿泊しているお客様に敬意を表して、その国の旗を真ん中に掲げるのだという。その存在感、アピールは数十万のホテルの料金を払うこととは比べ物にならないほどの効果があるという。
国民はそれを理解すべきだし、メディアも「国民の血税で豪華な旅行をした」などと報じるのではなく、その外遊による効果を報じるべきだという。
逆に、かつて、田中真紀子が海外へ行った時に自分の部屋が豪華で高すぎるといって部屋を変更させたことがあった。
メディアは「無駄を省き官僚と対峙した」と持ち上げたが、「節約して偉い」などと庶民感覚で考えるなという。
外務大臣が訪問先の要人と会う場合、それなりの部屋がないと仕事にも差し支えるはずだという。
(東国原宮崎県知事も、高級車を使わないとか、知事公邸を使わないとかと言ってマスコミは囃し立てているがいかがなものか)
東京マラソンも石原都知事の下に開催して大成功した。
「3万人のランナーと1万人のボランティアの規模でイベントをやれば何がしかの混乱やミスはあって当然の事です。
ところがメディアはマイナス点ばかり探しては、減点する。たとえば参加者に配られたバナナの数が足りなかったとか、交通規制によって悪影響の出るところがあった、スタッフに混乱があったなどということで、あれだけのイベントを成功させた功績にケチをつけるのです。
中国語に、「たくさん仕事をすればたくさんミスを犯す。少し仕事をすれば少しミスを犯す。何もしなければミスもしない」という言葉があります。大きなことをすれば、至らない点も多少は出てきて当然です。何もせずミスを出さない方がいいというのが間違いであるのは自明のことだと思います。
小さいマイナス点ばかりをあげつらうのではなく、大きなことをやり遂げたという功績に光を当て、賞賛の拍手を送るべきなのではないでしょうか。メディアは陰の部分ばかり目ざとく見つけるのではなく、もう少しバランスのとれた報道をする必要があるのではないでしょうか。
政治の矮小化と減点主義は政治家のスケールを小さくさせます。
国民が自分の国の政治を行なう政治家を信じることができなければ、国の方向を誤ることになり、ひいては自分たちの首を絞めることになる。結果的に国力を衰退させるという悪循環に陥ってしまいます。
国際政治の場において存在感を示すということがどういうことなのか。一つの事業を成功させるのがどれだ政治力を要するのかを理解せず、庶民感覚を政治に持ち込み批判することは、重箱の隅をつつくようなつまらない議論だと思います」
小泉政権の後を受けて、安倍首相が精一杯日本の国を再建しようとしている。
防衛庁を防衛省に格上げした。
教育基本法も改正した。
日豪安全保障宣言もした。
等々、いろいろと実績を上げているのに、マスコミは閣内不一致だの、ガタガタだのと野党民主党や自民党内のアンチ安倍勢力の側に立って安倍政権を批判するのはいかがなものか。
しや、むしろ安倍首相の功績を目立たなくするためにマスコミは重箱の隅をつついて空騒ぎしているのかもしれない。
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