|
安倍首相が逆ギレ?
最近、安倍首相が論敵に対し激しく反論するさまを「逆ギレ」と表現するマスコミが多いが、自国の首長に対してこのような揶揄の言葉を使用することは厳に慎むべきだと思う。
テレビが政治を芸能ニュース並みに扱うことで、政治を庶民の居間に持ち込んだ意義はあるが、昨今のテレビが素人集団の偏向意見を垂れ流しにしていることは見過ごせない。
一番酷いのがTBS、次にテレ朝。NHKはプロ市民を身元を隠して登場させるだけにタチが悪い。
さて、昨日、自民・民主の党首討論会が都内のホテルで「21世紀臨調」の主催で開かれた。
どうやら軍配は安倍首相に上がったようだ。
ただ残念なことに、目先の「年金問題」に終始し、憲法改正、教育などの根源的なテーマに議論が及ばなかった。
産経新聞系のiZaニュースでこの党首討論のニュースを流していて、「逆ギレ」という言葉を見つけたので思わず噛み付いたが、今朝の産経新聞の報道に比べて、こちらの記事の方が生々しく、臨場感に溢れていた(引用参照)。
小泉前首相の場合は、政敵に反論するときは、顔に笑みを浮かべ飄々として余裕を見せながら反撃していた。
安倍首相は真面目一本槍で、眦を決してという雰囲気で反論する。たまには皮肉も交えるが・・・
二人の性格の違いによるものだろうが、今のところは安倍首相の正面突破しようとする真摯な態度を評価したい。
そして、そのうち日本を引っ張っていく大物の風格を備えることを期待している。
「逆ギレ」は不適切表現
http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/212748/
iZaニュース(2007年7月2日)より
首相、中盤からキレて反撃
“前哨戦”引き分け
小沢氏、序盤は優勢だったが…白熱の党首討論
自民党総裁の安倍晋三首相(52)と民主党代表の小沢一郎氏(65)が1日、都内で民間シンクタンク主催の党首討論会を行った。12日公示の参院選を控えての“大一番”で、約350人の報道陣が集結。大きな注目の中、小沢氏にとっては年金問題で攻める絶好のチャンスだったが、安倍氏が語気を荒らげて反論するなど、“逆襲”シーンが目立った。
両雄の入場は対照的だった。やや顔色がすぐれない安倍首相に対し、スマイル全開の小沢代表。年金問題での逆風と追い風を象徴したかのようなシーンだったが、勢いの差は出だしだけだった。
「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が民間で初めて開催した党首討論会。会場のホテルには、約350人もの報道陣が殺到した。入りきらない報道陣が、モニターが設置された分室に回されるなど、注目の高さが目立った。
討論会ではまず両氏が参院選に向けた3つの政策を訴えた。小沢氏が用意したメモに何度も目を落として話す一方、安倍氏は最初に年金問題で陳謝しながらも手ぶり身ぶりを交えて熱弁しマイクに手をぶつける場面も。次第に形勢が逆転し、続いて行われた質疑応答では“逆襲”が始まった。
小沢氏が真っ先に切り出したのは、久間章生防衛相の「(米国の原爆投下)しょうがない」発言。小沢氏は「原爆投下に関して米国に謝罪を求めないのか」と迫ったが、安倍氏は「小沢さんが自民党幹事長時代、海部俊樹首相(当時)にそうおっしゃったのですか。そうではないでしょう。久間さんの話が出たからおっしゃったんじゃないですか」と声を張り上げて“逆ギレ”した。
さらに、焦点の年金問題では、小沢氏が参院選を「年金信任選挙」と位置付けて攻めたが、安倍氏は民主党が唱える年金制度改革案の財源をめぐり「実現不可能」と反論。安倍氏の度重なる逆襲に、攻めあぐねる小沢氏が苦笑を浮かべる場面もあった。
会は1時間半に及び、閉会前に感想を語る際の表情は対照的。「政治生活のすべてをかける」と悲壮な小沢氏に対し、安倍氏は「実績や政策を参院選で問いたい。私と小沢氏どちらが首相にふさわしいかについても、国民の考えを聞くことになる」と話し、余裕すらのぞく表情だった。
再三指摘される討論ベタがのぞいた小沢氏と、土俵際でどうにか“残した”格好の安倍氏。参院選に向け、2人の攻防はこれからが本番だ。
|