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国益を考えない外交官とマスコミ
アメリカのテレビを観ていると、コミカルなコントに登場してくる日本人は細い目に黒縁の眼鏡を掛け、反っ歯で、肩にカメラをぶら下げた男が登場する。
そして、さかんにペコペコとお辞儀をする。
日本人を馬鹿にしてステレオタイプ化したもので、日本人として腹が立つ。
「おすすめの本」で紹介した「日本人が勇気と自信を持つ本」の前書きで、高山正之氏はクリントンが三菱自動車から賠償金をせしめるために「顔つきが日本人面をした」日系人を利用した例をあげている。
人種差別の非難を避けるために似非日本人を使って日本人を告発する。
この話を聞いて、いわゆる「従軍慰安婦」問題を下院決議案で取り上げようとするマイクホンダの顔が浮かんだ。
国益を追う諸外国とはうらはらに、日本の外交官もマスコミも国益を考えることなく私欲に走ったり、日本叩きに余念がないのだから絶望的である。
「日本人が勇気と自信を持つ本」
http://blogs.yahoo.co.jp/blogger2005jp/48270123.html
まえがきより
(前文略)
ノルウェーのブローテン航空がカンヌで開かれたCMの国際グランプリに、その名も「日本人」という作品を出した。
みっともない「日本人」が搭乗してきてスナックのケーキをお絞りと間違えて顔を拭く。
生クリームが顔にべっとり。
次のシーンで同じ男が別の便に乗る。今度は差し出されたお絞りをケーキと間違えておなかがいっぱいだからと断る。
このCMが流れると、世界の広告人が集まった会場は爆笑の渦に包まれ、日本の代表の電通社員も含め満場一致でこの作品をグランプリに推挙した。
お絞りは優れて日本文化の産物だ。手づかみで飯を食い、未だに風呂にも入らないノルウェー人こそ、つい10年前はお絞りを見たこともなかった。彼らには物珍しかった。それがこの作品の制作動機だろうが、だから日本人も知らないはずだ、は無知が過ぎる。
おまけに「英語が下手で、黄色くて、おどおどしてみっともない」はまさに彼らが勝手にステレオタイプ化した日本人像だろう。
しかしこの"事件"を報道した朝日新聞はお絞りが日本文化という常識も知らない、
「日本人はみっともない」を連発する電通社員を盛んに持ち上げる。
ステレオタイプ化をヒトラーと同じに国家犯罪に使ったのが、クリントンだった。
彼の政府機関EEOCは三菱自動車を恐喝する計画を立て、「三菱は男子従業員を唆して700人の女子従業員に、長期、広範なセクハラをやらせた」と2億1000万ドルの賠償を求める訴訟を起こした。
そして驚いたことに「日本社会は伝統的に女性を蔑視し、法的保護もなく、社会的地位はないに等しい」という「ステレオタイプ化した日本人」をその訴訟の証拠とした。
この「ステレオタイプ化した日本人」を白人が告発すると、人種差別が見え見えになる。
それでクリントンは、ポール・イガサキを準閣僚級のEEOCの副委員長に任命した。
イガサキは西海岸のちっぽけな日系人団体の役員で、ワシントンではまったくの無名の存在だが、ただ顔つきは日本人づらだった。その顔で記者会見に立って「日本人」を非難すれば人種差別の批判をかわせる。
かくて、約40億円の三菱恐喝は成功した。
しかし米国に何十人と記者を送っている朝日新聞もNHKもこの事件は一切取材しなかった。
訴訟の現場にはシカゴ総領事館があり、各省庁から20人もの官僚が遊びに来ていたが、こちらも何もしなかった。
世界の国々はそれぞれに国益を追う。クリントンもまた中国人と同じにそれが犯罪であっても利益になるなら平気でやってのける。そういう環境下で日本人は自らを守るには大いなるハンデがある。
情報を得ようにも外交官も官僚も自分の役得に心を奪われ、国益など関心もない。
そこでジャーナリズムが期待されるが、こちらは国益より「日本を悪く書くことが使命」と本気で信じ込む。
噫、という声もでない。
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